2025年4月4日金曜日

ソメイヨシノ、咲きました!

今年も演習林のソメイヨシノ、開花しました!今年は春先が寒くて、ソメイヨシノの開花も遅いかなと思いましたが、去年並みですね(年によってはすでに満開の時もあります)。早春の春植物は、オオミスミソウも開花してから満開までゆっくり楽しめて良い感じです。
雨の中ちらほら開花がありました

そして、夕日が見られる季節がやってきました。肌寒いですが海は春モードになっているのが分かります。日も長くなりましたね
演習林からの夕日

新年度も始まりました!新しい生活を始めた人も、これから研究を始める学生さんも、就活でいっぱいいっぱいな学生さんも、しばし花と夕日を楽しんでください!

2025年3月26日水曜日

第72回日本生態学会大会(札幌)が開催されました!

 3月15~18日に開催された第72回日本生態学会大会!今回はその報告回となります!

今年も参加者2000人超えの大盛況でした!様々な分野の学生や研究者が集まり、
オンサイトで白熱の議論を展開していました。現地参加の醍醐味ですね~

現地のポスター会場の様子。2時間では見きれません...!

佐渡研の学生たちも頑張って発表していました!

そして佐渡研からは、オンライン参加のKくんが「ポスターいいね賞」を受賞!
オンラインでも議論が盛り上がっていましたね、おめでとうございます!!

他人の研究に触れたり、自分の研究を他人に評価してもらうことは
モチベーションの維持に直結してとても有意義ですね。

来年の学会を目指して、これからも研究頑張りましょう!!

2025年3月22日土曜日

2025佐渡の春植物part1

毎年生態学会後の週末は山へ出かけます。今年は雪も多めで、3月中旬まで寒かったのですが、今週からぐっと気温が上がりました。そろそろあれが咲いていそうですよね。
咲いておりました!
ハムシも来ています

ナニワズはようやく花開き始め

キクザキイチゲもまだこれからですね

咲きたてのオオミスミソウはさらに色が濃い

いつ見てもカワイイ

谷沿いの日が当たる斜面はフクジュソウ
別名、佐渡のたんぽぽ

こちらも、蜜はないですがハムシが来ていますね
チョウやガ(鱗翅目)、ハエ目はまだ来ていませんでした


大佐渡山地はまだ雪の中

紫の花びらが細い星のようなオオミスミソウ

早春の推し
花火のようなキクバオウレン

ヤブツバキは3月初めから咲いていましたが
今がピークですね

カタクリやエンレイソウ、スミレの仲間はまだ見ませんでした。来週末は一斉に早春のピークが来そうです。また行かねば。

2025年3月12日水曜日

2025 International Camellia Congress(椿山荘・東京)

3/9-10に2025 International Camellia Congressのオープニングセレモニーと研究集会が開催されました!国外の参加者がほとんどで、東アジアを中心とするツバキが、世界に渡り、愛でられていることを実感しました。
研究集会の様子
17か国から200名以上の参加
日本人は少数派でした

オープニングセレモニーでの来賓は、どなたか分かりますか?
高円宮妃久子さまと小池都知事
さすが、国際ツバキ協会。ツバキは日本文化の象徴的な植物ですし、来賓も豪華でびっくりしました。高円宮妃久子さまは、ツバキとのかかわりについて、庭のツバキにやってくるメジロの様子を詳細に話されていました。その観察力に驚きました。

研究集会の翌日からは伊豆大島へエクスカーションが開催されています(私は不参加)。今回はヤブツバキ、ユキツバキ、サザンカの進化について話しましたが、それなら、伊豆諸島のツバキとメジロの話をすればよかったかな…とも思いました。また次回にでも。

2025年3月8日土曜日

第72回 日本生態学会3月15~18日札幌の佐渡研究室発表リスト!

 第72回 日本生態学会(ESJ72)が2025年3月15~18日に札幌コンベンションセンター(オンサイトを基本としたハイブリッド形式)で開催されます。佐渡研究室からも多くの発表があります。みなさん是非お越しください!

島の自由集会も開催します!
自由集会 W05  3月16日 16:00-17:30 Room A
日本から発信する島嶼生物学6_島から本土への再移入
阿部晴恵(新潟大学佐渡自然共生科学センター), 水澤玲子(福島大学人間発達文化学類), 安藤温子(国立環境研究所生物多様性領域), 平岩将良(近畿大学農学部)

以下、一般講演(ポスター番号順)

P0-105
佐渡島大倉川における流程に沿った流下物と水生昆虫相の季節変化
Seasonal changes in detritus and aquatic insect fauna along the course of the Okura River, Sado Island, Japan
河崎健太朗, 鈴木一輝, 阿部晴恵(新潟大学)

P1-061
風と水を味方につけた屋久島のサツキ
崎尾均(新潟大学), 阿部晴恵(新潟大学), 川西基博(鹿児島大学)

P1-199
佐渡島と本州におけるカタクリの形態と遺伝的分化
多田民生(新潟大学), 蕪木史弦(新潟大学), 田口裕哉(東北大学), 髙橋大樹(九州大学), 樋口裕美子(京都大学), 陶山佳久(東北大学), 阿部晴恵(新潟大学)

P2-081
佐渡島と本土間におけるクロサンショウウオの系統地理解析
渡辺晃史(新潟大学), 田口裕哉(東北大学), 髙橋大樹(九州大学), 陶山佳久(東北大学), 阿部晴恵(新潟大学)

P2-171
新潟大学佐渡演習林における野外実習の心理的効果
蕪木史弦(新潟大学), 松倉君予(日本大学), 古郡憲洋(新潟大学), 崎尾均(新潟大学), 本間航介(新潟大学), 梶本卓也(新潟大学), 阿部晴恵(新潟大学)

P3-010
佐渡島と本州における10種の植物形態比較
相原美彩(新潟大学), 高橋大樹(九州大学), 指村奈穂子(日本自然環境専門学校), 鈴木正樹(日本自然環境専門学校), 阿部晴恵(新潟大学)

P3-128
関東圏都市部におけるヘビ類の生態と形態的変異
小林幸平(新潟大院), 阿部晴恵(新潟大学)

P3-154
ツリガネニンジンの送粉者に及ぼす影響:送粉者相、開花期、島と本土間の比較
熱方悠人(新潟大学), 岡崎純子(大阪教育大学), 水澤玲子(福島大学), 阿部晴恵(新潟大学)

P3-214
環境DNAの起源としての花粉・植物遺体の時空間的散布パターン
宮﨑悠聡, 本田和輝, 鈴木一輝, 本間航介(新潟大学)

P3-018
Assessing Potential Environmental Drivers for Geologic Patterns in Flower Color for Campanula punctata
Ruiqi ZHANG, Harue ABE, Jamie M KASS(1Tohoku.Univ, 2Niigata.Univ)

北海道と言えば…

2025年3月3日月曜日

佐渡センターシンポジウム「野生鳥類の再導入」2025年3月8日(土)

「佐渡自然共生科学センターシンポジウム2025」を下記のとおり開催いたしますので、ご案内申し上げます。
 
今年のシンポジウムのテーマは、「野生鳥類の再導入」です。
“佐渡島でのトキの絶滅から復活”を振り返りながら、新潟大学が佐渡島で行ってきたトキの再導入の研究を紹介するとともに、コウノトリの再導入と比較することで、生物多様性の減少を防ぐ「再導入」という手法について理解を深めます。
本シンポジウムは、長年トキに関する研究に尽力した当センター長・永田尚志教授の最終講義となります。
ぜひ多くの皆様にご参加いただきけますと幸いです。
 
                         記
 
【日時】2025年3月8日(土)14:00~16:30
【開催方法】ハイブリッド形式(現地会場(トキ交流会館)およびオンライン)
【対象者】どなたでもご参加いただけます
【申込方法】次の申込フォームよりお申込ください。
 添付チラシのQRコードからもお申込みいただけます。
 https://forms.office.com/r/UzcrTSrfJr
【申込締切】3月6日(木)
 
※プログラム等の詳細は、以下のURLからご覧ください。
 https://www.sices.niigata-u.ac.jp/news/709/
 
<お問い合わせ先>
 新潟大学佐渡自然共生科学センター事務室
 〒952-0103 佐渡市新穂潟上1101-1 トキ交流会館2階
 Tel.0259-22-3885   fax.0259-22-3990
 sadojimu@adm.niigata-u.ac.jp

2025年3月2日日曜日

佐渡学生発表会終了しました!

 毎年3月に開催している佐渡学生発表会、学生の人数増加に伴い、今年はポスター発表という初の試みを行いました。佐渡などでお世話になったみなさまに、成果を聞いていただける機会になりました。ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。
コアタイムを3回もうけ、順番にポスター発表を行いました
3月は学会での発表を控えている学生も多いです。そのプレ発表としても心の準備が出来ましたね。また、これから研究を始める学生さんにとっても、研究のイメージが湧いたのではないでしょうか?3月になって暖かい日が続き、フィールドシーズンがすでに始まっている学生さんもいますね。安全に楽しんで、楽しく研究していきましょう!