2026年5月28日木曜日

東邦大学の野外生態学実習(5/25-28)


 5月25日~28日には、東邦大学の野外生態学実習が開催されました。

佐渡島の固有種であるサドマイマイカブリという昆虫を対象とした実習で、6名の学生が参加しました。

フィールドワークは2日目からスタート。
演習林周辺の林道にピットフォールトラップを設置します。

道路沿いに穴を掘って、プラコップを埋めていきます。
ひとりにつき総計40個というかなりの数を埋めました。
果たして目当てのサドマイマイカブリは入ってくれるでしょうか?

トラップ設置後は昆虫探し!各々の目当ての生き物を探して歩き回っています。

そして3日目!無事一匹のサドマイマイカブリがトラップに...!


捕まえた昆虫やカタツムリは施設に持ち帰り、計測などを行います。
また、行動実験も行いました。

少人数ながらも皆さんやる気にあふれていて、たくさんの生き物に出会うことができましたね。充実した実習になったのではないでしょうか?

最後に出会った昆虫たちを紹介して記事を終わりたいと思います。

イネ科の穂についているのはカメムシの仲間。
おそらくトゲシラホシカメムシと思われます。

エチゴキジムシロの花にいるのはモモブトカミキリモドキ♀でしょうか。

シナカミキリは彼ららしく、ちゃんとシナノキの葉に留まっています。

こちらはトラップの中にいたコウチュウ。
非常に小さいですが...ヤマトクサビラタマキノコムシとかかな...

やはり昆虫は奥が深いですね。同定結果について、もし間違っていそうでしたらぜひご指摘ください!
(K.S.)

日本自然環境専門学校の専門分野特別研修Ⅰ実習(5/21-23)

 5月21日~23日には日本自然環境専門学校の専門分野特別研修Ⅰ実習が開催されました。

植物同定や標本づくりを主に行う実習で、演習林内を含む様々な環境を回って植物採集をしていました。

演習林の名物スギである「大王杉」前での記念撮影。
みんなで手で作っているのは何のマークなんでしょう...

初日や2日目の朝は、かなりの雨模様に足止めを食らってしまいましたが、午後からは無事採集できたようです。夜も遅くまで標本作成頑張っていましたね!お疲れさまでした!

(K.S.)

2026年5月27日水曜日

石名のトビシマカンゾウ

 大野亀のトビシマカンゾウは有名ですが、演習林宿泊施設の近くの石名集落にも、カンゾウの群落があり、毎日様子を眺められます😊
石名のトビシマカンゾウ群落


今日は海が穏やかで、きれいでした

こちらはイワユリ(スカシユリ)

2026年5月23日土曜日

ヤマトグサの果実

本州側や北海道などの調査から帰り、演習林のヤマトグサの様子を見たところ、果実が結構ついていました。
ヤマトグサの果実

ヤマトグサの果実

ヤマトグサ、育てて観察(なお、現地でも観察)

ヤマトグサの果実
雌花も拡大写真でみると結構ついているのが分かりましたが、
https://sadoken.blogspot.com/2026/05/blog-post_03.html
果実にもなるのですね…。

株分けで栄養繁殖が多いかと思っていましたが、これなら種子繁殖も多いのかもしれません(場所による違いを比較してみたいですね)。

2026年5月8日金曜日

ケヤマウツボ(植物のほう)

 ヤマトグサに目を向けていると、間違い探しのように、変なものが目に入ります。
ケヤマウツボ(ヤマウツボ)
ハマウツボ科
Lathraea japonica Miq. var. miqueliana (Franch. et Sav.) Ohwi

拡大

色がなくて、逆に、目に入ってくる…
ブナなど落葉広葉樹の下のやや湿り気のあるところに生えている多年草で、菌従属栄養植物で、緑の葉をもっていない。いろんな場所で絶滅危惧Ⅰ類、Ⅱ類になりますね。なので、場所は明かしません。ちなみに、魚のヤマウツボのほうが知られているかも・・・。浜にある植物のハマウツボのほうが知られているかも。

こちらは、目当てのほう
ヤマトグサ
だんだん山の上で咲き始めました

2026年5月6日水曜日

佐渡の春植物?2026_part4

 佐渡の春植物はいいですよ~、GWくらいに山の上が見ごろで、お花畑になりますよ~と言っていたのですが、今年は、とうに終わりを迎えていました。シラネアオイがすでに咲いていたほど…
春植物かどうかわかりませんが、スミレは花期が長めなので、スミレ多めの金北山です。
ムキムキの鋸歯のスミレ
ミヤマスミレ!

柱頭がカマキリの頭型
標高が高いところのスミレで、
いつもはもっと花期が遅め

咲ききれないでおわっているミヤマスミレ

ミヤマスミレに見せかけて
スミレサイシンいるよ

こちらはタチツボスミレ

愛がなくてゴメン…
オオタチツボスミレもいるよ

ニョイスミレもいるよ

カタクリはスターフルーツのような果実をつけてる

オオイワカガミも咲き始めている

キクバオオレンは花は可憐な花火みたいだけど
果実は打ち上げ花火系

ハウチワカエデは花盛り

エンレイソウは咲いているというか、ずっと萼があるというか

妙見山、雪なし

カタクリもあっさり店じまいを始めている

加茂湖
https://sadoken.blogspot.com/2021/04/blog-post_16.html
2021年も雪が少ないですね…

2026年5月3日日曜日

ヤマトグサの雌花

 牧野富太郎が新種「ヤマトグサ」と発表したことでも有名な、ヤマトグサ。 佐渡島にはハコベか⁉と思うくらい、ヤマトグサがどこにでも見られます。霧がかかりやすい島の環境がその要因の一つとされています。環境要因にしろ、その生活史にしろ、どこにでも見られるからこそ、佐渡だからこそ出来る研究ですよね!
そこで、今年からヤマトグサってそもそもどういう植物なのかの研究を始める学生さんがいます。
で、そもそもヤマトグサの雌花や果実を見たことがありますか?
雄花はどこでも見られますよね
雌花(というか柱頭)あった!
半透明のものがチロっと出ていますね

そう、全然ないと思っていた、雌花、
TGカメラで顕微鏡モードで拡大すると
確認できるのです(それでも少ないですが)。

これからタイプラプスカメラで
その成長を追っていきます

これは結実かな(まだ小さいですが)
というわけで、これからもヤマトグサの成長を見守っていきます!