2026年9月12日土曜日

持続可能な森林管理実習(9/7-9)

持続可能な森林管理実習が9/7-9の2泊3日で行われました。この実習は農学部で林学を実践的に学ぶ目玉の学内実習です。主に3年生が参加します。

人工林の施業のためには
まず下草刈りから始まります
この作業は地味に大変…
ナタを使い、少し大きめの木はノコギリで切っていきます
下草刈り前
下草刈り後
だいぶすっきりしました!

続いて枝打ちをします
無節でまっすぐな材として優良な杉を育ているのに重要な作業です

次は間伐のためにチェーンソーを使います
防護をしっかりして、まずは丸太の玉切りから
力をかけずチェーンソーの重さを利用して切っていきます
いよいよ間伐
林内が過密になるなかで、
スギ同士などの競争を緩和する木の間引き
日当たりや形成状況を考えて、間伐する木を決めて切っていきます

倒れました!
生木なので細いようでも、当たったら大事故です
細心の注意で技官さんの指導の下切っていきます

その日の夜
たくさんいただいたサザエが
修士の先輩によってサザエ料理に生まれ変わりました
実習の合間の佐渡を楽しむひとときです

最終日は刈り払い講習から
そしてこれから植える苗木の説明です
山採りの苗と取り木苗
まずは草刈り機での実践

そして山に移動し
植栽をします
こちらは取り木苗
木に傷をつけてミズゴケで巻いてあり
そこから根が出ています

取り木苗用にぐりぐり穴をあけます

山採りはクワでしっかり穴をあけて植栽をします

ほとんど作業で、体力と、チェーンソーを使うなど気も遣う2泊3日。お疲れさまでした!これから林業に携わる人もそうでない人も、林業の苦労と汗をかく楽しさを感じていただけていればうれしいです。佐渡はシカがいないので、害獣対策に対しての実習はないのですよね…

2026年9月10日木曜日

新潟大学佐渡自然共生科学センター演習林・常勤技術職員募集 11/13必着

佐渡島には、海岸部の照葉樹林から山地の冷温帯林まで多様な森林が分布し、新潟大学佐渡演習林には、巨木を含むスギやヒバの天然生林が広く残されています。
本演習林では、この豊かな自然環境を生かし、森・里・川・海の連環に関する研究や、全国の大学生を対象とした野外実習を行っています。今回、森林や施設の管理、学生実習、教育・研究活動を支える技術職員を募集します!ご応募をお待ちしております‼

職種:教室系技術職員(林学)(常勤)1名
業務内容:演習林の森林・林道・施設等の管理、学生実習および教育・研究の補助、試験地におけるデータ収集の補助
応募資格:林学に関する高等学校以上の教育機関を卒業・修了した方(見込みを含む)、または類似業務の経験を2年以上有する方で、普通自動車運転免許を有すること
勤務地:新潟大学 佐渡自然共生科学センター 演習林(新潟県佐渡市小田94-2)
採用予定日:2027年4月1日
締切:2026年11月13日(金)必着
Jrec-in公募情報:https://jrecin.jst.go.jp/seek/SeekJorDetail?id=D126090587
お問合せ:新潟大学 佐渡自然共生科学センター事務室

2026年9月3日木曜日

リスクマネジメント実習A日程(8/31-9/3)

フィールドワーカーのためのリスクマネジメント実習(佐渡)のA日程が開催されました。
リスクマネジメント実習とは、野外におけるフィールドワークを行う上での行動技術や危機回避技術を学ぶことができる実習です。

初日は消防署で救急救命の訓練を行った後、演習林宿泊施設で天気図や地図の読み方に関する講義を行います。外でバンディング(鳥の標識調査)の設置準備を手伝っていたので、外から講義室の様子を映しました笑
夜も更ける中、熱心に講義を聞いています

二日目は登山です。今回は関から金剛杉、山毛欅ヶ平山の登山道を歩きました。地図を参考に学生の力で道を確かめつつ進みます。登山道の途中では名前を知らない植物を採取したり(かえって調べます)、10m×10mの植生断面図の作成も行います。
途中、金剛杉で撮影
分からない植物は採取して、帰って調べます
これは!
スッポンタケの仲間の幼菌
割るとゼリー状の中にキノコがねむっています

ツルニンジン

登山を終えると夜はロープワークの講義です。
ライフハックに使えそうな結び方もたくさん学び、みなさん楽しそうです。
翌日の実習で実際に紐を結んで
自分の命綱にするため、
真剣に学びます

テントの設営方法も学び、宿泊もテントで行います。
朝焼けとテント

3日目は車のリスクマネジメント。タイヤ交換、バッテリーの復旧を実際に自分たちの手で行います。
タイヤも交換

午後からは本実習のメインである木登り・懸垂下降です!
恐怖を感じる高さ

学生さんたちはおっかなびっくり、しかし、実際にはうまく降りてきます。

みなさんお疲れ様でした!再来週はB日程の学生さんのリスクマネジメント実習です。

最後におまけ…実習期間中にK君が行っていたバンディング。オオヨシキリに足環をつけています。
鳥類標識調査(バンディング)

バンディングは夜が明ける前から準備

2026年8月24日月曜日

立正大学のフィールドワークA実習(8/18-21)

 8月18日~21日には、立正大学による共同利用実習「フィールドワークA」が実施されました。学部1、2年生が参加する実習で、佐渡の多様な環境を見学して知見を深めました。

初日の講義の様子。長旅のあとにも関わらず、皆さん頑張っています。




2日目は演習林での植生観察。人工林、金剛杉、大王杉の王道ルートに加え、大倉シラバにも足を運んだようですね。




こちらは3日目の小佐渡での実習の様子。田んぼビオトープでの生き物観察やトキテラス観察塔でのトキの観察を行いました。

最終日は大野亀を巡検し、すべての行程が終了!ほぼすべての日程で晴れていて、素晴らしい実習日和でしたね。おつかれさまでした!

(K.S.)

2026年8月19日水曜日

東京都立大学の生態学野外実習(8/6-11)

 8月6日~11日には、東京都立大学の生態学野外実習が実施されました。
野生動植物に関する調査、解析、研究方法について学ぶ実習で、6日間にわたる実習の中でデータ収集から統計処理や結果のまとめまでを一挙に行うパワフルな実習となっています。

初日は演習林到着後、近くの海岸でピットフォールトラップを設置。ハサミムシやダンゴムシなどの浜辺の分解者を狙います。

2日目以降は朝から演習林へ入り、人工林で調査をしたり...

天然林の林道でベイトトラップをしかけてアリやゴミムシを狙ったり。

翌日、トラップを確認すると...

たくさん取れているようです!

風衝地では植物の調査を実施。

区画を設定し、その中の植物の種名や個体数について調べます。

林道内の決まったエリアを歩き、そこに出現する特定の植物の数をすべて数える調査も...!

対象種のひとつ...かどうかはわかりませんが、風衝地できれいに咲くツリガネニンジン。

毎年ひとりひとりの学生がとても興味深い調査をしていて、発表を聞けないのがとても残念でなりません。いつかこれらの研究成果を演習林で報告してもらえる機会を作りたいですね!
(K.S. )