2016年5月28日土曜日

京都大学大学院 森林生物学特論Ⅰ(5/23~5/26)

 京都大学大学院農学研究科の皆さんがいらっしゃいました。大阪府立大学に引き続き、関西からの来島です。今回は、森林生物学特論Ⅰの実習(共同利用実習)として、3泊4日で佐渡島の様々な場所で、植物を観察&植物採取(演習林のみ)、同定を行いました。
初日の夕方、佐渡ステーションに到着後、
阿部先生による佐渡島の自然についての講義を受けました。
そして、京大の井鷺先生を向えて、佐渡ゼミも開催しました。
大量の遺伝解読情報を元にした生物多様性の保全について
非常に分かりやすく、興味深くお話しして下さいました。
2日目は演習林で植生観察&植物採取を行いました。
学生さんたちでテーマを決めて、植物採取をしてもらいました。
植物の同定ポイントや採取ポイントの説明を受け、
熱心にメモを取りながら観察していました。
大倉シラバでは、ふかふかのウシノケグサに寝転がって
ちょっと休憩?
本州では少なくなってきた、ケブカツルカコソウ
夜は植物の同定大会!
同定した植物は、先生たちのチェックを受けます!
(正解しているかな~?)
間違っていたものについては、やり直し~。
そして、(タブレットに入れた)図鑑を見ながら説明して下さいました。
 3日目は、大野亀、願~二ツ亀の海岸植生とドンデン山で植生観察を行いました。
この日は小雨(時々大雨?)が降るあいにくの天気でしたが
雨合羽を着込み、観察を行いました。
雨のおかげか、植物も活き活きとしていたような・・・
大野亀では、例年よりも早くトビシマカンゾウが
見ごろを迎えてました。
ドンデン池ではモリアオガエルの大合唱。
昨夜の植物同定の成果で、
主要な植物が分わかるようになりました。
ドンデンをトレッキングするころには、雨も止んでました!
雨もあがり、バーベキューも無事にできました!
今回のバーベキューも佐渡の幸てんこ盛り。
なんと、学生さんがサザエの活き造りを披露してくれました!

最終日は、理学部附属の臨海実験所とトキの森公園を見学しました。 
臨海実験所では、教員の方達が案内して下さいました。
臨海実験所には、魚類、貝類などの標本が多く保管されており、
今では貴重な種の標本もあります。
ヒトデ、ウミウシなども観察できました!
  京大の皆さん、実習おつかれさまでした!佐渡島は十分に堪能できましたか?またの来島をお待ちしています。

井鷺先生の佐渡ゼミ案内の写真の場所…「小笠原の兄島(から見た海)」でした。

2016年5月27日金曜日

実習シーズン開始です!(大阪府立大学 5/20〜5/22)

 皆さま、こんにちは。今年度も実習シーズン開始です!今年度最初の実習は、日本植物分類学会野外研修を兼ねた大阪府立大学の実習でした。教員、学生、学会員など合わせて計25名の方が来島されました。
初日は、ドンデン山をトレッキングしました。今年は、
植物の開花が例年よりも早く、すでに初夏の花が咲いていました。
夜は、崎尾先生の佐渡の自然についての講義です。
皆さん、熱心に聞き入り、質問も多く上がりました。
2日目は、演習林内で植物採取を行いながら、植生観察を行いました。
植物採取に不慣れな学生を指導する、大阪府大のN先生。
分からない植物はその場で、携帯用の図鑑で確認!
オオヤマオダマキも一斉に開花しておりました。
大倉シラバでは(も?)、本州では中々みられない植物もあり、
皆さん、大興奮でした。
今年度初となる佐渡ゼミも開催しました。
大阪府立大学大学院の西野先生がサワシロギクが如何に蛇紋岩へ
適応したのか、その種分化などについて発表して下さいました。
そして、恒例のバーベキュー。
炭起こしは学生さん達が行いました。
(炭の置き方で起こすまでの時間が決まる!?)
海の幸、山の幸を堪能しました!
最終日は、願〜二つ亀の海岸植生を観察しました。
ハマナスが咲き乱れ、ロックガーデンの様です!
ハマボッスも可愛いく咲いていました。
この日もお天気に恵まれ、絶景でした。
今回の実習は3日間、天気に恵まれ何よりでした。皆さん、またの来島をお待ちしてます!

2016年5月23日月曜日

今日の佐渡ゼミ:開催場所のご案内

本日の佐渡ゼミの会場のご案内です。佐渡ステーション(佐渡市小田94−2)での開催になります。
佐渡ステーション内の敷地に入っていただき、宿泊棟(鉄筋コンクリートの建物)の講義室で行います。京都大学の実習の一環で行いますが、佐渡ゼミの際は遠慮なくお越しください。

第22回佐渡ゼミ
日時:5月23日(月) 20:15-21:00
場所:新潟大学農学部附属佐渡ステーション(佐渡市小田94−2)
 井鷺裕司教授(京都大学大学院 農学研究科 森林生物学研究室)
 「大量遺伝情報解読による生物多様性保全」

先日の佐渡ゼミでは、ステーション内での案内が分かりにくくご迷惑をおかけし、大変申し訳ありませんでした。

2016年5月19日木曜日

リマインダー:第21回5/21(土)、第22回5/23(月)の佐渡ゼミのご案内

第21回佐渡ゼミ
日時:5月21日(土) 16:30-17:30
場所:新潟大学農学部附属佐渡ステーション(佐渡市小田94−2)
 西野貴子先生(大阪府立大学大学院 理学系研究科)
 「蛇紋岩植物への華麗なる転身!? ~サワシロギクの湿地からの挑戦~」

第22回佐渡ゼミ
日時:5月23日(月) 20:15-21:00
場所:新潟大学農学部附属佐渡ステーション(佐渡市小田94−2)
 井鷺裕司教授(京都大学大学院 農学研究科 森林生物学研究室)
 「大量遺伝情報解読による生物多様性保全」

※申込等不要です。直接佐渡ステーションへお越しください。お待ちしております!
イワユリ(スカシユリ)もトビシマカンゾウもたくさん咲いています!

2016年5月12日木曜日

第22回佐渡ゼミのお知らせ:5/23(月) 京都大学井鷺裕司先生

第22回佐渡ゼミのお知らせをいたします。

日時:5月23日(月) 20:15から21:00(予定) 
場所:新潟大学農学部佐渡ステーション(小田94-2)
 井鷺裕司教授(京都大学大学院 農学研究科 森林生物学研究室)
 「大量遺伝情報解読による生物多様性保全」

井鷺先生は主に遺伝情報を元に国内外の生態系の理解や生物多様性の保全に尽力している日本を代表する研究者です。この機会にぜひお越しください。
https://sites.google.com/site/forestbiology2014/

※申込等は要りませんので直接佐渡ステーションにお越しください。
ここはどこでしょう?(日本です)

2016年5月11日水曜日

第21回佐渡ゼミ開催のお知らせ(5/21)

今年度も、実習とともに佐渡ゼミもはじまります!不定期的な開催ではありますが、開催情報は順次、ブログやホームページでお知らせしますので、皆さま奮ってご参加下さい。

参加費、事前申し込みは不要です。
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第21回佐渡ゼミ
日時:5月21日(土)16時半〜17時半
場所:新潟大学農学部附属佐渡ステーション(佐渡市小田94−2)
発表者:西野貴子 先生(大阪府立大学大学院 理学系研究科)
タイトル:『蛇紋岩植物への華麗なる転身!? ~サワシロギクの湿地からの挑戦~』

種分化の好例である蛇紋岩植物は、物理的にも化学的にもストレスの多い土壌で生育しています。全国の湿地に生育するサワシロギクには、その蛇紋岩土壌に侵入した集団があり、生態的に分化しています(生態型)。このサワシロギクを例に、種分化という時間をタイムマシンのように逆行したいと思います。まだ旅路半ばですが、さて、いずこへ。
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2016年5月10日火曜日

沿岸のハマナスが満開!?

ハマナスが・・・すでに満開気味でした。去年は12日に咲き始めたようです。今年は種によりますが10日近くフェノロジーが早く進んでいる気がします。
雨で、しっかり開いていませんが・・・
早く来る初夏?人の気持ちが追いつかないですよね。。

2016年5月8日日曜日

国仲平野

GWも最終日。佐渡は天気も良く、国仲平野は、水豊かな田んぼが広がっています。田植えもだいぶ進んでいるようです。
金北山から望む真野湾
オドリコソウとオオマルハナバチ
道脇にはオドリコソウがにぎわっています。今月中旬からは実習が始まり、10月まで目白押しです。これからは実習の報告が多くなるかと思います。