2023年9月25日月曜日

森里海をつなぐ野外生態学実習(9/11-16)

91116日の日程で森里海をつなぐ野外生態学実習が開催されました。

この実習では、佐渡の三施設(演習林、朱鷺自然再生学研究施設、臨海実験所)を巡りながら森里海の生態系とそれらの複雑な繋がりについて学ぶごとを目的に開講されています。

実習は里パートから始まり、キセン城での水生昆虫採集を行った後、小佐渡周辺で実施されているトキの野生復帰事業について関連施設の見学を行いました。




ゲンゴロウ、ガムシ、ヤゴなどたくさんの水生生物を観察することができました。

キセン城ではコナラやクリで構成される二次林の観察も行いました。


水田に設置された江を観察する学生

江の中で発見したトキの足跡

続いて海パートではシュノーケリングによる磯採集と岸壁採集を行いました

採集した生き物は実習室で分類群ごとに解説が行われました。




海の中がとてもきれいで見入ってしまいました。

室内での生き物観察

アオウミウシは今年も奇麗でした。



岸壁採集でもたくさんの生き物を採集することができました。

最後は森(川)パートです。

森パートでは演習林宿舎の横を流れる大倉川での水生昆虫採集と演習林の渓畔林、スギ人工林、大倉シラバの半自然草原、スギ天然林の観察を行いました

佐渡研修士1年のK君が川の水生昆虫の採集方法や、河の生態系におけるこれらの生き物の役割について解説しました。



ヘビトンボの幼虫


渓畔林の観察


スギ人工林の観察


大倉シラバの観察


スギ天然林の散策

今回の実習は56日の長丁場でしたが佐渡の多様な自然環境について学ぶことができ大変有意義な時間になったのではないかと思います。

また機会があれば是非佐渡のお越しください‼

2023年9月23日土曜日

フィールドワーカーのためのリスクマネジメント実習(佐渡) 9/11-9/14

こんにちは、佐渡研大学院生のKです。
リスクマネジメント実習B班(9/11-9/14)を担当させていただきましたので、実習の様子をご紹介いたします。

リスクマネジメント実習とは、野外におけるフィールドワークを行う上での行動技術や危機回避技術を学ぶことができる実習です。研究時はもちろんのこと、普段の生活でも活きる実習だと私は思っています。今年も多くの学生さんが集まりました!


初日は消防署で救急救命の訓練を行った後、演習林ステーションで天気図や地図の読み方に関する講義を行います。あえてスマホに頼らず与えられた図から天気や地図を読みました。

早速二日目は登山です!今回はドンデン山の登山道を歩きました。昨日読んだ地図を参考に学生の力でゴールを目指します。道中では様々な動植物に出会えます。


 
蟻塚 立ち止まると兵隊アリに噛まれて痛い。

高原に生えていたツリガネニンジン

登山道の途中では植生調査も行います。標高によって出現する植物は異なり、なるべく多様な植物が出現する場所を調査地に選定します。

植生調査 林内は鬱蒼としている。

ラストは険しい道


登山を終えると夜はロープワークの講義です。翌日の実習で実際に紐を結んで自分の命綱にするため、みなさん必死に説明を聞いています。


テントの設営方法も学びました。宿泊もテントで行います。かなり実践的ですね。



3日目は車のリスクマネジメントから始まります。タイヤ交換、バッテリーの復旧を実際に自分たちの手で行います。




さて、午後からは本実習のメインである木登り・懸垂下降です!(個人的にメインだと考えています笑)

TAの私がドキドキしていたのですが、学生さんたちは難なくこなしています。実際に崖からロープで降りる場面を想定しています。



懸垂下降 体を柱に対してL字にする。意外と難しい。


実習は以上で終了です。みなさんお疲れ様でした!フィールドで起こるリスク対策を真剣に実践しながらも、楽しんで挑戦していく姿が印象的でした!

また佐渡でお会いしましょう!







2023年9月22日金曜日

大阪教育大学野外植物実習(8/29-9/1)

829日~91日の日程で大阪教育大学野外植物実習がありました。

初日は阿部先生から佐渡の自然環境に関する講義がありました。

講義では、佐渡の植生を規定する要因について気象、地形、文化など様々な角度から解説がありました。

2日目はいよいよ演習林へ向かいます。

日大の実習で作成した調査プロットを使用し、スギ人工林で毎木調査について学びました。



初めての作業に戸惑う学生もいましたが、皆さん一生懸命に作業を行っていました。

人工林での作業を終えた後は、前日に講義で学んだ演習林内の多様な植生環境について観察を行いました。


大倉シラバの半自然草原

金剛杉の見学

大王杉の見学

風衝地の見学

風衝地ではコドラート法による植生調査のデモンストレーションを行いました。

下山後は佐渡の里地環境に関する講義を行いました。

3日目はドンデン高原の散策と小佐渡周辺の里山(湿地ビオトープ)で野生のトキの観察を行いました。



今年の夏は梅雨明け以降雨が全く降っておらず草本が枯れかけていたのが衝撃的でした。

大阪産業大に先生がソフトクリームをご馳走してくれました。

ありがとうございました!

続いて、午後の里地見学です。

小佐渡の内巻ビオトープを訪れ、トキの野生復帰に向けた地元の方々の取り組みについて、その一部を紹介しました。

実習中は実際に野生のトキを見ることもできました。

小佐渡の田んぼアート

「ブラボーごはん」と書いてあるのだそうです(難しい...)。


最終日は大野亀の散策をして解散となりました。

暑い中の実習大変お疲れ様でした‼