佐渡研究室の学生院生たちは、フィールドでの調査を終えて日々論文の作成に励んでいます。M2は3年間の総決算であるので意気込みも違います。年内にはなんとか修論の大枠はできそうです。年明けには修論の提出とEAFESの要旨提出があり、修論発表、生態学会発表と研究室での作業が続きます。最後の山場は、投稿論文の作成です。全員、英文誌への投稿を目指しているので前途多難かもしれませんが。4年生はまだデータ整理に励んでいます。学生によっては、秋からフィールドでデータを取り始めたので致し方ありませんが、この冬休みにどこまで追い込んでくるでしょうか。彼らもEAFESでのポスターセッションを行なうので、結構タイトなスケジュールです。1月から3月はハードなデスクワークが続きます。それとともに我々教員も大変な毎日が続きそうです。8人の院生学生から次々と論文や学会発表の要旨が送られてきて、それに対してアドバイスをし続けるわけですから。この冬休みに十分にリフレッシュしましょう。
ところで学生たちには常に投稿論文を書くように叱咤激励をしていますが、自分でも久しぶりに論文を書いてみました。日本植物学会の英文誌であるJournal of Plant Researchに下記の論文がOn lineで掲載されました。今年の4月はじめに投稿して受理まで8ヶ月かかりました。富士山の森林限界の樹木の動態を20年前と比較したものです。この調査地は私が静岡大学の4年生の卒業研究で調査を行った場所です。20年間の間に森林限界は大きく前進しました。詳しくは下記の論文をお読みください(ボス)。
Journal of Plant Research
Online First™, 13 December 2011