2015年12月29日火曜日

第2回新潟大学佐渡3 施設による森里海公開シンポジウム2016年2月20日開催決定!

年の暮れ、皆様は帰省先でのんびり?学生さんは修論卒論などでお忙しく過ごされているのでしょうか・・・。さて、佐渡演習林から今年最後のシンポジウムのご案内です。
来年のスケジュール帳に是非、書き込んでいただければ幸いです!

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「第2回新潟大学佐渡3施設による森里海公開シンポジウム」

▮日時 2016年2月20日(土)15:00-17:00
▮場所 佐渡市トキ交流会館 大ホール
※事前申し込み不要
※当日10:30よりトキ交流会館で学生の公開研究発表も行います。詳細は2月初め頃お知らせします。
※発表要旨等も2月初めにアップいたします。

▮タイムテーブル
15:00~ 開会の挨拶

15:05~ 新潟大学佐渡3施設の紹介 
農学部演習林の概要(崎尾均教授)
朱鷺・自然再生学研究センターの概要(永田尚志教授)
理学部臨海実験所の概要(安東宏徳教授)

15:35~ 研究発表(20分発表5分質疑)
1.佐渡島では何故花が白くなるのか?ホタルブクロに見る島の生物の特殊化(演習林:阿部晴恵)
2.魚類群集はどのように形作られるか?(朱鷺・自然再生学研究センター:満尾世志人)
3.海と川を行き来する通し回遊魚の生態:ハゼ類を例として(臨海実験所:飯田碧)

16:50~ 閉会の挨拶

▮問い合わせ 
新潟大学佐渡演習林 阿部(habe@agr.niigata-u.ac.jp)

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今年度は皆様のおかげをもちまして無事60周年を迎えることが出来ました。
来年も出来ることから一つづつ、精進してまいります。
それでは、良いお年をお迎えください!

2015年12月8日火曜日

FC成果発表会のお知らせ12/18 13:00~(新潟大:五十嵐)

FC成果発表会が12/18 13:00~16:30、新潟大学:五十嵐(総合教育研究棟F271講義室)で開催されます。
FC成果発表会は、新潟大学フィールド科学教育研究センターの教職員や、フィールドに関わりのある学生の成果発表会です。演習林からは10月に開催された演習林60周年記念式典についてお話しします。その他、お米の話、畜産の話など、フィールド科学教育研究センターならではの発表が満載です。

詳しくはこちらのPDFをご覧ください。
なお、学外の方はこちらのPDFで申し込みをお願いいたします。(学内は申し込みはいりません)

皆様のご参加をお待ちしております。

2015年11月20日金曜日

大阪産業大学 佐渡島実習(10/30〜11/1)

ついに、2015年度最後の実習になりました!大阪産業大学より学生、教員合わせて12名の皆さんが来島されました。今回の実習では、自然はもちろんですが、佐渡の文化についても学び体験しました。
初日は強風のため、ドンデン山のトレッキングは中止に(残念!)
かわりに、植生を観察しながら、大佐渡スカイラインを車で上りま
した。途中で、立ち寄った乙和池は秋真っ盛りでした。
池には、赤や黄にそまった葉が映っていました。
かつて江戸幕府の財政を支えた、史跡 佐渡金山も見学しました
こちらは、明治官営鉱山(道遊抗)コース。
坑道跡の一部は、日本酒の貯蔵庫として使用されています
坑道内には、トロッコの信号機も残っています
トロッコのレールも残されています。
坑道内に残っている大きな縦穴。この穴は・・・
なんと、この道遊の割戸に通じているらしいです。
初日の夜は、佐渡ステーションの近くの関集落で、
国の重要無形民俗文化財に指定されている文弥人形を観劇しました。
文弥人形を見せて下さったのは、関の文弥人形の館の川嶋ご夫婦
この日の題目は、弁慶と牛若丸(後の源義経)が
出会ったとされる五条の橋でのお話
弁慶と義経が日本刀と長刀で戦う場面は迫力あります!
最後は、義経が弁慶を制して、アッパレ!
観劇の後は、文弥人形を操ってみましたが・・・難しい!
1人で人形を操るので、腕の力がかなり必要とされます。
2日目は、演習林の自然観察です。途中でヒョウも降ってきました。
(寒かった〜)
千手杉
連結杉
実や冬芽を中心に、植物採取も行いました。
雨にぬれるツリバナ…
そして、2日目の夕方は佐渡そば打ち体験!
いつもの食堂がそば打ち体験場に変身!
そば打ちの指導は、佐渡ステーションの職員でもある、
そば打ち名人の川嶋さんです。
川嶋さんのお手本を見ながら、三人一組でお蕎麦を打ちました
そば粉に水を入れて練っていきます
川嶋さんからアドバイスを頂きながら・・・
そば粉が蕎麦になっていきます
あともう一息!
おけさ柿のジャック・オー・ランタンが見守る中・・・
ちゃんと打てているか、チェックしてもらいます!
ドキドキ・・・
次は、打った蕎麦を伸ばしていきます。
均一に伸ばす作業は、力もかなり必要です
なんとか、均一に薄くできました!
伸ばした生地を何回か畳んで、切っていきます。
細く、細く・・・これも難しい
さすが、川嶋さん。リズミカルに均一に細く切っていきます
こちらが、学生&教員が切ったお蕎麦(ふ、太い・・・)
こちらが、川嶋さんが切ったお蕎麦。細い!キレイ!
この後、お蕎麦を茹でて皆で食べました(茹でるのに必死で、写真を撮る事を忘れていました・・・)。とても美味しかったです!

学生の皆さん、佐渡の自然と文化は堪能できましたか?まだまだ、佐渡には見所が満載ですよ!またの来島をお待ちしています。



2015年11月18日水曜日

さど里山こびりぃ隊・雁ばり隊・こざく隊 天然スギ林交流会(10/17〜10/18)

佐渡ステーション行っている実習は、夏の一般公開林間実習を除けば、ほぼ大学生対象の実習です。しかし!今回の紹介する実習の参加者は小学生〜中学生の子ども達です!10/17、18の1泊2日でさど里山こびりぃ隊、雁ばり隊、こざく隊の子ども達が林業などを体験するため演習林にやってきました。

里山こびりぃ隊は、(一社)佐渡生きもの語り研究所が主催する団体で、普段は里や里山を中心に活動しています。 
   ※里山こびりぃ隊の詳細については、コチラをご覧下さい。

演習林に行く前に、まずはトキの森公園で、
クイズでトキについてお勉強。
トキの羽は、伊勢神宮に奉納されている太刀の飾りにも使われているんだって!
(ただし、佐渡ではなく石川で飼育されているトキの羽だそうです)
稲刈りが終わったばかりの田んぼの前でお昼ご飯!
の前に、佐渡生きもの語り研究所の大石さんによる、
クイズの答え合わせと解説がありました。
演習林に移動し、まずは森林にどのような動物
や昆虫が住んでいるのか調べるための罠をかけます。
ネズミを調べるためにシャーマントラップ(上写真の銀色の四角の箱です)
とピットホール(地上を歩く昆虫を捕まえ)を仕掛けました。
皆、真剣に罠をかける場所を探し中!

ネズミや昆虫は罠に引っ掛かるでしょうか・・・
結果は明日のお楽しみ
お次は、メインの林業体験です!森林内では枝などが上から
落ちてくる危険性があるので、ヘルメットを着用します。
皆が一心に見つめる先には・・・
技術職員さんによる、間伐のデモが行われました。
木が倒れた瞬間は驚きの声!
ここからが皆のお仕事です。搬出しやすいように、
倒した木に付いている枝をノコギリで切って行きます。
技術職員さんに手伝ってもらいながら、
ノコギリを使って慎重に切って行きます。
中には、自分で切った枝の一部をお土産にする子もいました!
夜ご飯は、バーベキュー。皆で炭を起こしました。
ジュースで乾杯!さあ、明日に備えていっぱい食べましょう!
2日目、昨日仕掛けた罠の回収です。何か掛かっているかな・・・
なんと!アカネズミが一匹かかっていました!
昆虫も、オサムシなどが掛かっていました。
皆、夢中で観察していました。
昆虫の観察の後は、演習林の自然観察を行いました。
昨日、林業体験をした人工林と天然林、どんな違いがあったかな?
お昼ご飯は、絶景を眺めながら・・・
こびりぃ隊、雁ばり隊、こざく隊の皆さん、演習林での林業体験や自然観察いかがでしたか?そして、生きもの語り研究所のスタッフの皆さまお疲れさまでした!またの機会をお待ちしております!