2021年8月20日金曜日

野生動植物生態学実習(8/9-12)

8912日にかけて新潟大学農学部の野生動植物生態学実習が実施されました。

実習は新型コロナウイルス感染対策のため開催地を演習林から五十嵐キャンパスに変更し、受講生をA班とB班に分けて2回行いました(写真はA班の活動とB班の活動をシャッフルして時系列順で紹介)。

実習は大学の圃場内に生育するニセアカシアを一本丸ごと引き抜き、根茎の重量、根粒、地上部の重量、葉の枚数、厚み、蒸散速度、クロロフィル濃度、潜伏芽の数など様々なパラメータを測定しました。

1日目、まずは現場で作業内容の説明から。

選木した調査木は樹高を測定した後で伐倒します

伐倒後はひたすら葉むしりを行います

気の遠くなるような作業ですが皆さん黙々と取り組んでいました。

初日は葉むしりが終わり地上部の重量を測定したところでタイムアップとなりました。

2日目は地下部の掘り起こしから作業再開です

穴掘り作業と並行して葉の蒸散速度やクロロフィル濃度の測定も行いました。

少しずつ根茎が姿を現してきます

作業開始から数時間後、ついにその全貌が明らかになりました!

思わず記念撮影をする学生

最後は幹の中に蓄えられた潜伏芽の観察を行いました。

潜伏芽は普段は枝を出すことは無く、樹皮の下で待機しています。

そして、幹が損傷した際は潜伏芽を利用して萌芽更新を行います。


樹皮をはがすと写真のような潜伏芽を観察することができます

作業終了後は教室で簡単なまとめを行い実習は解散となりました。

今回の実習は急な日程の変更もあり受講生には大変ご迷惑をおかけしました。

新型コロナウイルスの感染拡大が終息し、佐渡で心置きなく実習を行える日が来ることを心から願うばかりです。

2021年8月19日木曜日

秋田県立大学ブナ・ミズナラ調査

先日、秋田県立大学の方々が佐渡演習林でブナ・ミズナラの調査を行いました。

今回の調査はブナとミズナラの成長錐コアをひたすら抜き続けるというパワー系の仕事でした。

まずは調査木の選木から


選木後はひたすらに成長錐コアを採取しました。

調査の翌日は激しい筋肉痛に襲われましたorz


林道沿いの天然スギもコアを抜いてみました。

親スギから伏条更新した子スギですが樹齢は80100年といったところでしょうか?

調査の合間には天然スギ林の散策も行いました。

2021年8月9日月曜日

今日から学部の実習!桜猫も応援‼

今日から野生動植物生態学実習(コロナ感染症対策のため、佐渡実習から五十嵐の学内に変更)。出発前に桜猫も応援に駆け付けました。

耳が桜の花びら型にカット
避妊した雌ねこさん
にゃんだ

桜猫は耳が桜の花びらみたいにカットされており、不妊手術済みの印。演習林のある僻地でもボランティアで不妊手術をしてくれる方がいるのですね。頭が下がります。

実は昨年もこの時期におかっぱ兄弟(白黒の猫)が演習林に来ていました。お盆には消えます。なんか不思議ですね。

さて、演習林の実習オリンピックはこれからが本番です!

【にゃんだのその後】
実習のため五十嵐に向かった私たちと入れ違いで実習(調査)に演習林来ていた先生のマイ猫として、幸せな家族を見つけたそうです。こんな出会いもあるんですね。

2021年8月8日日曜日

空と海とヒマワリと

 猛暑が続いていますが、ヒマワリ畑はとても爽やか。サイクリングをしている人たちが、この風景を見て「うわー、いいね!」と言っていました。

暑いのに爽やかに感じる
空と海とヒマワリと
夏と言えば盆花といわれる
ミソハギも咲いています
夕刻のヒマワリ畑。