2024年1月23日火曜日

コロナ明けで久しぶりの雲南省

 おそらく4年ぶり、中国の雲南省昆明植物研究所昆明植物園に行ってきました。雲南省の省都である昆明は「春の城」と呼ばれ、冬でも花がたくさん咲いています。
 国連生物多様性条約の第15回締約国会議(CBD-COP15)が昆明で開催され、ポスト2020生物多様性枠組(GBF)が、「昆明・モントリオール生物多様性枠組み」として採択されました。その記念の看板が昆明植物園の巨大な温室の前にあります。
COP15を記念する看板
温室には食虫植物もいっぱいで
テンション上がります
いたるところで、冬桜と呼ばれるヒマラヤザクラが咲いています。内陸の天気で、基本的に晴れていますが、朝晩は10度以下になるので寒いです。


今回も、目的はツバキでしたが、そのツバキの…も探しておりました。
ありました!
何か分かりますか?

花の販売(有名なフラワーマーケットがある)でも有名な昆明ですが、その多くの生産地は嵩明県。ランやら・・・
多肉植物やら・・・テンション爆上がりです。

また、いたるところで接待していただき、お茶をふるまっていただきました!
日本はいまだに女性若者がお茶を出すことが多いですが…
中国では老若男女、みなさんがお茶を丁寧に入れてふるまってくれます。

もうひとつ忘れてはいけないのが、キノコですね。シーズンは過ぎておりますが、それでも、日本では見たこともないキノコが食卓に上ります。

人口も増え、都市化が進んでいる昆明ですが、周辺の町では、土壁の昔ながらの家がたくさんあります。
土壁にお花がカワイイ

調査のため、楚雄市にも行ってきました。
木に登っていますが、サンプル採取のためです!
雲南ツバキといわれる、園芸品種でも知られる大きな花のツバキの、その野生種が見られます。
段々畑と、雲南ツバキ(Camellia reticulata)

当初の予定にはなかったのですが、雲南大学生態与環境科学学院にもお呼ばれしてきました。新しいキャンパスは、国会議事堂か(それよりもずっと大きい)と思うくらい、立派です。そして学生の数も多い。実験室もすごかった・・・。
学生間交流が出来るようになるかな…?
ということで、わずか3週間という短い(短かったんです)期間でしたが、目的をしっかり達成して帰途につきました。
大陸の上の雲
次回は、6月ごろ、高山植物のシーズンに行けたらなと思っています。

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