2014年6月30日月曜日

基礎農林学実習、終わりました〜

 農学部の多くの学生さんが参加した基礎農林実習A、Bは、先日、無事に終了することができました。実習に参加した学生さん、佐渡はいかがでしたか?実習では、自然を学び、楽しむことができましたか?これを機に、次は佐渡に遊びに来て下さいね。もちろん、研究調査で来る事も大歓迎です。

 それでは、写真で基礎農林実習をちょこっとだけ、振り返ってみましょう。

   
特製のお立ち台に立ち、人工林の説明をするボス。






天然林をみると人工林との違いに学生は大驚き!

演習林の風衝地(ふうしょうち)。強風の影響を受けるこの場所は、樹木が育ちにく場所です。
さらに、グリーンタフという、水分を含むと崩れやすい地質であり、数年前に崩壊し、今年、復旧工事が完了したばかりです。
もちろん、定番の、王様の小路のトレッキングも行いましたよ。

二日目のキセン城では、里山管理を学んだり、やビオトープで生き物調査をしました。
学生さんの中には、オタマジャクシに触るにも、おっかなびっくりの子も・・・次第に慣れていき、最後には同定に夢中でした!


2014年6月23日月曜日

第13回佐渡ゼミのご案内 6/26 (木) 16:00〜


第13回佐渡ゼミのご案内(6/26 木 16:00~:佐渡ステーション)

「多雪地の植物たちの多様な生き方とそのめぐみ」小林 誠 研究員(越後松之山森の学校キョロロ)
場所:佐渡ステーション(小田94-2)
時間:2014年6月26日(木) 16時から1時間程度

 キョロロの研究員の小林さんが、多雪地に成育する植物がどのように生きているのか、またそのめぐみについてのレビューを行って下さいます。一般の方や樹木や植物の初学者の方でも十分に楽しめる内容です。

【佐渡ゼミとは・・・佐渡ゼミは島内外の研究者が実習・調査などで来島される際に、最新の研究を一般向けに紹介していただく機会として開催しています】

2014年6月7日土曜日

基礎農林学実習始まりました!

6月6日から基礎農林学実習が始まりました!A1,A2,Bの3班に分かれて、佐渡で実習を行います。農学部の生産環境科学学科森林環境学コース以外の学生対象です。
農業生産科学学科のA1班のみなさん(演習林風衝地にて)
実習の詳しい様子は、すべての班の実習が終わってからアップする予定です。お楽しみに!

2014年6月5日木曜日

広島大学 島嶼生態学演習

 皆さん、こんにちは。佐渡は先週より晴天が続き、暑い日が続きます。しかし、本日、新潟も梅雨入りしたとのこと、これからは、実習があるたびに天気予報とにらめっこの日々です。

 今週は、梅雨入り前の晴天のもと、広島大学の島嶼生態学演習を共同利用実習で行いました。宮島にある広島大学理学部附属宮島自然植物実験所より、坪田先生とゼミの皆さん、ヒコビア植物観察会の皆さん、計10名の方たちがいらっしゃいました。

宮島自然植物実験所、ヒコビア植物観察会の詳細はHPをご覧ください→http://www.hiroshima-u.ac.jp/sci/departments/miyajima/

 今回は、演習林を含む佐渡の様々な植生の野外観察を行いました。
 
  
坪田先生には佐渡ゼミ「宮島の自然と植物」をお願いしました。その後、崎尾先生より実習生に佐渡の自然環境の説明がありました。やはり、同じ島でも宮島と佐渡では気候や食植生の哺乳類の有無などの違いにより、状況が大きく異なります。
翌日は、一日かけて、演習林の植物観察を行いました。
学生さんたちも熱心にメモを取りながら観察していました。
林道沿いの明るい場所に生息する植物を観察しながら・・・
かつて行われていた牛の放牧により草地化した場所です。 
冬の厳しい風雪の影響を受けた、天然のスギ林
最終日には、海岸の植生の観察も行いました。実習生の皆さん、佐渡と宮島の植生の違いを、とても興味深く観察しておりました。次回は、私も宮島に行ってみたいです。

 そうそう、佐渡ステーションでは、実習でバーベキューをする際、実習生に着火剤無で、薪等から炭をおこしてもらうことを慣例としてます。実習生の多くは、四苦八苦しているのですが、今回は・・・
火に慣れている方が多く、あっという間に炭まで火が付きました。坪田先生も慣れていらしゃるようでした。
 

見事な炭の積み方です!
皆さま、遠い広島から、ありがとうございました!またのお越しをお待ちしております。

2014年6月3日火曜日

イワユリ満開です!

イワユリ(スカシユリ)が海岸の岩場で満開です!
オレンジが生えます
ハマヒルガオ、ミヤコグサも、びっしり花をつけ、海岸を彩っています。
ミヤコグサ一面
ハマヒルガオと赤いダニ
ハマボッス
マルバシャリンバイと今年猛威をふるっているドクガ(右)
(触ってしまったら、書かずにセロハンテープなどで針を取るようにしてください)
マンテマ
(外来種)
トベラとクマバチ
(マルハナバチがたくさん来ています。においもいいです!)
タイトゴメ、、ではなくメノマンネングサ。
タイトゴメは太平洋側に多いですね。。
(多肉な茎が特徴的)
今週末は基礎農林学実習です。その頃は、トビシマカンゾウが見頃かと思います。楽しみですね!

2014年6月2日月曜日

東邦大学 野外生態学実習Ⅱ

いよいよ、今年度も実習シーズンの幕開けです!

 トップバッターを飾るのは、共同利用実習の東邦大学・野外生態学実習Ⅱです。この実習では、河川の水生昆虫の流呈分布の生態学的調査を実施し、特に、野外調査、野外調査のデータの統計解析、プレゼン(発表)の3つを学生に学んでもらう事を目的としています。
 参加者は、東邦大学(学生、教員)5名、佐渡ステーション(教員)3名、理学部附属臨海実験所(教員)2名、朱鷺・自然再生学研究センター(教員)1名の計11名、調査は演習林を流れる大倉川の上流、中流、下流の3地点で行いました。
まずは、調査に入る前に道具の使い方や調査方法を説明
(事前に、講義室でも説明はしますが、やはり現場で道具を
使いながら説明した方が理解しやすいみたいです。)
説明も一段落した所で、行くぜ、兄弟!
(のように見える、ペアルック姿の二人・・・)
と、気合いを入れて・・・いざ、調査!
魚類の捕獲
開空度(明るさ)を算出するための、全天写真の撮影
食植生の水生昆虫による落葉の分解について
この他にも、水温、流速、石の大きさなど、
水生昆虫の分布に関わる様々な要因を調べて行きます。
水生昆虫を捕獲し、密度の算出や種類の同定も行います。
 今回の実習は、野外調査だけでは終わりません。むしろ、ここからが大変?
水生昆虫、魚類の同定方法の説明を受けた後、
野外調査で取って来た水生昆虫、魚類の同定開始!
小さな水生昆虫は、顕微鏡で観察
先生の説明を皆で頭を付き合わせて、必死で聞いています。
こちらは、魚の検索図鑑を用いて同定中・・・
ふぅー、やっと同定が終わったぞー!!と思いきや、まだまだ道のりは長い!
次は、野外調査で得たデータを統計解析(Rを使用)、
仮説の検証はできるのか!?
さらに、結果をまとめて、皆の前で発表します。
実習の仕上げです。
今回の実習では、学生さんは少数精鋭で野外調査も、データ解析もがんばっていました。皆さま、お疲れさまでした!
 東邦大、協力教員の先生方、ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。