2014年6月2日月曜日

東邦大学 野外生態学実習Ⅱ

いよいよ、今年度も実習シーズンの幕開けです!

 トップバッターを飾るのは、共同利用実習の東邦大学・野外生態学実習Ⅱです。この実習では、河川の水生昆虫の流呈分布の生態学的調査を実施し、特に、野外調査、野外調査のデータの統計解析、プレゼン(発表)の3つを学生に学んでもらう事を目的としています。
 参加者は、東邦大学(学生、教員)5名、佐渡ステーション(教員)3名、理学部附属臨海実験所(教員)2名、朱鷺・自然再生学研究センター(教員)1名の計11名、調査は演習林を流れる大倉川の上流、中流、下流の3地点で行いました。
まずは、調査に入る前に道具の使い方や調査方法を説明
(事前に、講義室でも説明はしますが、やはり現場で道具を
使いながら説明した方が理解しやすいみたいです。)
説明も一段落した所で、行くぜ、兄弟!
(のように見える、ペアルック姿の二人・・・)
と、気合いを入れて・・・いざ、調査!
魚類の捕獲
開空度(明るさ)を算出するための、全天写真の撮影
食植生の水生昆虫による落葉の分解について
この他にも、水温、流速、石の大きさなど、
水生昆虫の分布に関わる様々な要因を調べて行きます。
水生昆虫を捕獲し、密度の算出や種類の同定も行います。
 今回の実習は、野外調査だけでは終わりません。むしろ、ここからが大変?
水生昆虫、魚類の同定方法の説明を受けた後、
野外調査で取って来た水生昆虫、魚類の同定開始!
小さな水生昆虫は、顕微鏡で観察
先生の説明を皆で頭を付き合わせて、必死で聞いています。
こちらは、魚の検索図鑑を用いて同定中・・・
ふぅー、やっと同定が終わったぞー!!と思いきや、まだまだ道のりは長い!
次は、野外調査で得たデータを統計解析(Rを使用)、
仮説の検証はできるのか!?
さらに、結果をまとめて、皆の前で発表します。
実習の仕上げです。
今回の実習では、学生さんは少数精鋭で野外調査も、データ解析もがんばっていました。皆さま、お疲れさまでした!
 東邦大、協力教員の先生方、ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。

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