7月30日〜8月2日(3泊4日)に大学院生を対象とした、樹木生態学実習(佐渡フィールドスタディ)が実施されました。実習に併せて第14回佐渡ゼミも開催されました。
今回の実習は、新潟大学の学生だけでなく、静岡大学からも学生さんが参加されました。また、実習で行うRを使用した統計解析の特別講師(国土技術政策総合研究所 上野裕介さん)の方も参加して下さいました。
実習内容は、さまざまなタイプの森林に分布する植物の形態や生活史特性を比較し、その生活史戦略を学ぶ。また、草地の生態系が牛の放牧圧や環境とどのような関係があるかを、実際のフィールドでデータを取って統計解析を行いました。
佐渡に到着後、すぐに野外実習開始です。かつての放牧地で、放牧中止後の植生の変化等を調べます。 |
どんどん、歩いて行きます。調査項目によっては、人の倍歩いた人もいたようです。お疲れ様でした! |
草地での調査だけでなく、佐渡島にある様々なタイプの森林、そこに生育する植物を観察していきます。 |
初日の夜には、佐渡ゼミが開催されました。「ナラ枯れの現状と防除方法」で、発表者の山形県森林研究研修センターの齊藤正一さんは長年、ナラ枯れの防除の研究やその普及に努めておられます。今回は、新潟大学の博士課程社会人コースの学生として、実習に参加されました。 |
さて、今回の実習のもう一つのメインである統計解析です。特別講師の上野さんから統計解析についてのレクチャーを受けた後、野外実習で得たデータから仮説を立て、Rを使った統計解析で仮説を検証していきます。 |
各グループでどのような仮説を立てるのか、検討中。大学や年が違っても、熱心に議論するうちに、打ち解けているようです。 |
各グループ立てた仮説や統計解析を用いた検証結果のプレゼン行いました。質疑応答も盛んに行われ、皆さんの投票でベストプレゼンも選ばれましたが、どのグループも僅差で大健闘でした。 |
最後に、上野さんから総合講評をいただきました。上野さん遠方からありがとうございました。 |
では、皆さま、よい夏を~
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