2018年4月30日月曜日

2018年ゴールデンウィークの青い花たち

GWも真っ只中。前半戦は天気の良い日が続いており、絶好の自然観察日和。今日は青い花めぐりです。近所にもあるかどうか、探してみてください!
ワスレナグサ
目の覚めるきれいな水色です。
ここでは3種の青い花たち。
オオイヌノフグリはわかりますね?
そのほかには…
タチイヌノフグリ
ノヂシャ
花束みたいで、地味ですが可愛いです。
別のところにはキュウリグサもありました。
キュウリのにおいから名づけられたとか。
この集団は何故か白花2輪つき。
ツルニチニチソウは日陰で鮮やかなブルーが目立ちます!
ノヂシャ、ヨーロッパでは食用にしているとかで、食べてみました。普通でした…。
ちなみに、キュウリグサ以外は外来種です。
田植えが終わった田んぼから、金北山を望む

班のないカタクリの謎

佐渡のカタクリは班がないことで有名です。カタクリの班の謎を植食者による食害の観点から調べに、京都大学から博士課程の学生さんが佐渡へ訪れました!ちなみに佐渡は大型の植食性動物はいないので、食べるとしたら、サドノウサギか昆虫でしょうか…。
葉の写真を撮っている、京大生のHさん
林床にはカタクリだらけ
剥いてみました
蜜が少しありました
佐渡はギフチョウもいないので、カタクリのポリネーターは主にマルハナバチのようです。島は、捕食や送粉系など、あらゆる進化の実験場になりますね!
佐渡を舞台に研究をしたい人は是非ご一報ください!

2018年4月23日月曜日

2018年山開き

皆さま、こんにちは!今年もこの日がやってきました。そう、演習林の山開きです!

山開きは、一年の山仕事や実習の安全、そして、今年も地域の皆様、よろしくお願いいたします!という挨拶も兼ねて、毎年、この時期に行っています。今年は、4月20日に佐渡ステーションの紹介および懇親会、21日に演習林に登り山開きを行いました。

1日目は、崎尾先生の佐渡ステーションと演習林の紹介から始まります。
今年は、昨年度農学部を退官された紙谷先生のゼミもありました。
ブナ薪炭林の材の活用や自然林への誘導などのお話しに、
皆さん熱心に聞き入っていました。
その後の懇親会では佐渡の山の幸、海の幸に舌鼓です。
オードブルは、実習のお弁当などでもお世話になっているお店のものです。
食堂の外のテラスでは、採れたての山菜の天ぷらコーナーも!
今年度もよろしくお願いいたします!かんぱーい。
美味しい料理とお酒に、皆さん盛り上がっています。
こちらは、演習林で栽培している椎茸を炭火焼き。
お醤油をちょろっとかけるだけですが、絶品!
そして、天ぷらコーナー。揚げても揚げても追いつきません。
途中で、演習林のOB職員のお話もあり、
最後まで、盛況な会となりました!
2日目はいよいよ山へ。
雪残る千手杉です。
今年もクロサンショウウオがたくさん卵塊を産んでいました!
雪の上では、普段は近づけない杉の周りまで近づけます!
続きまして、風衝地です。
今年は雪は多かったのですが、
暖かい日が続き、雪解けも早く、
こんな感じです。

オオミスミソウの群落も
うす紫
濃いピンク
濃い紫

エゾエンゴサク
21日は金北山の大佐渡スカイラインも開通!
まずは、山開きが無事に終わりました。今年も佐渡の山、そして皆様方には大変お世話になりますが、よろしくお願いいたします!

2018年4月22日日曜日

トキマラソン2018!!

今年は佐渡研関係者7名出場のトキマラソン。フルはなんと3人!年々盛り上がっています。天気も良く、暑いくらいですが、湿度は低めでやや風もあり、です。
こちら、折り返し地点の市役所前です。
続々とランナーが走り抜けていきます!
お!佐渡研Tシャツらしき服装のランナーが!
ボスです!
軽快な走りで、手を挙げて合図をしてくれました。
折り返し地点を余裕で通過!
佐渡研Tシャツもまぶしいです。
頑張れ―!!!
ゲストランナーの金哲彦さんもにこやかに通過!
つづきまして、M2のIさん!
いいペースです!!
まだまだ余裕そう
頑張れ~!!
そしてM2のF君
ちょっと膝が痛そう・・・
無理せず頑張れ~!!
みなさん、元気よく駆け抜けていきました!ハーフもゴールしたでしょうか?

無事、全員完走したそうです!ボスは5時間を切る快走。

2018年4月16日月曜日

滋賀県山門水源の森のツバキ

4月14日、山門水源の森のユキバタツバキを見に行ってきました!
まずはこれ!
同じ生育地でこれだけ色が違うんです。
 山門水源の森は滋賀県の琵琶湖そばにあります。シカの食害も悩ましいらしく、林床植生はだいぶ食べられておりましたが、佐渡では見られない植物も多くありました。
シハイスミレ。花茎が多く、葉も花の下についています
佐渡でみられるマキノスミレに比べると、シハイスミレはボリューミー
シロモジ
花はクロモジとの違いがわかりません…
匂いは、トマト臭
こちらはクロモジ
識別点はクロモジは花と葉が同時に出るが、シロモジは葉が出る前に花が咲く
とありますが・・・若葉に毛があるところが違う?
キンキマメザクラ
蜜腺を中心に写しました
サイシンカンアオイ
ツバキに戻ります。
花弁が多いツバキ
おそらくヒヨドリにかじられたツバキ。
花糸のばらけ具合が中途半端なユキバタツバキなので
蜜が吸いにくく、齧っちゃうのでしょうか・・・
雄蕊がピンクのツバキ。
ヤブツバキでもこのタイプ、時々あります。
来ていた虫は、大型のアリ。
蜜を舐めるのに夢中
トキワイカリソウ
見たかったキタヤマオウレンは種を付けていました
佐渡から出て、いろいろな場所に行くと、新鮮です。山門水源は東日本と西日本の植物の境界のようになっている場所。ヤブツバキとユキツバキがであったユキバタツバキや、ブナとイヌブナが同所的にあるところです。