一年を通したユキツバキの生葉&落葉の菌類調査も、いよいよ最後のサンプル採取です。
今回は雪中(または雪解け直後)の樹木の状態を確認しつつ、雪解け時期に活動している(と思われる)菌のサンプルを採取すること。
3月上旬のまだ雪が残る山に入るということで、防寒対策やスノーシューを用意して向かったところ…
予想に反して雪は既にほぼ溶けており、車で楽々と現地まで行くことが出来ました。
直前一週間で暖かくなり、急速に雪解けが進んだようです。
お目当てのユキツバキはというと、まさにちょうど積雪下から目覚めて立ち上がろうというところ!
昨夏に訪れたときはユキツバキが一面を覆う藪状態でしたが、雪に押されるとこんなにすっきりとして別の場所のようになってしまうのですね。
林床は約10cmの雪が残る程度 |
隙間からは地表に着くまで押し倒された枝の様子が見えます |
わずかな隙間から目印のピンクテープを発見! |
掘り起こされて全体が見えてきました |
リターバッグも無事に発見 |
雪の下からピンクテープをつけた対象木を探し出すのが一苦労と思われましたが、こちらも穴の隙間から無事に発見。
5本中4本はすでに雪から目覚めて立ち上がった状態にもなっており、時期としては一番ちょうどよいタイミングだったようです。
これらのサンプルからどのような菌類が検出されるのか?
積雪は菌類の分解活動にどのように影響するのか?
…これらの結果は、修士に進む学生さんの今後の成果に期待しましょう。
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