4月になってカマイルカが外海府で2体漂着しました。春先は、佐渡汽船のフェリーに乗っていると群れでカマイルカを見かけることがあります。佐渡には時々漂着しているようですが、演習林の近めの集落で、2体同じ時期に上がる(目撃情報によるとおそらく同じ集団の2頭)、となると、何か起こったのかもしれませんね。なお、海生哺乳類が海岸線から陸地側へ生きた状態で座礁したり、死んだ状態で漂着し、自力で本来の生息域に戻ることができなくなることをストランディングと言うそうです(鯨類研究所HPより)。
今回漂着した2頭は両方とも同じようなサイズの雄。1頭は許可申請をしたうえで、標本にすべく、計測の上演習林に運びました。
控えめにぼかしつつ・・・ カマイルカ運ばれる様子 |
後から聞いたところ、運ぶ際にはくるんだほうが良かったですね。イルカ汁が垂れないように、大きめの淵のあるバットが必要だったかもしれません。
鯨油まみれで、においはなかなか消えませんでした。かんきつ系の皮でこすると消えやすいそうです。
そういえば、お腹に丸くくりぬかれたような傷があり、おそらくダルマザメがかじった跡ではないかと思います・・・。今回は、写真少な目で(ちょっとブログに挙げるには・・・なので)お願いします。