昨年度から引き続き、今年もカタクリ調査のため、本州行脚をしています。佐渡島にはいない、ギフチョウ、向かいの新潟の弥彦山にいました!本当にカタクリに訪花するんですね。
カタクリとギフチョウの写真を撮りたかったのですが、間に合わず…。そのあとに訪花したスミレサイシンと撮影。
見えますでしょうか?カタクリ…ではなく スミレサイシンに止まっているギフチョウ |
カタクリの斑紋のある所とないところで SPAD値を調べています |
カタクリの斑紋の生態的意義を調べるためにSPAD値で比較をしました。集団ごとに差はありますが(時間帯や、出たての集団なのかなど・・・様々な違いによります)、斑の部分とそうでない部分で差がありそうです。
また、カタクリにはたまに、とても長い葯を持った個体がいます。すべてが長い葯の時もあれば、一部が長い葯の時もあります。
様々な訪花昆虫に合わせて?自動自家受粉のため?
ところが、長い葯は手に花粉が着きません・・・。もしかするとディスプレイに特化しているのでしょうか?
カタクリを調べているT君が切ってマクロ写真で見たところ、長い葯にも花粉らしいものは入っているそうです。この長い葯の役割について、今後の研究結果をお楽しみに!
写真、反対ですいません 長い葯を持つ個体(花粉出ていません) |
上:普通の葯(花粉つきます) 下:長い葯(花粉つきません) |
(このあとのブログにも載せていますが、時間差で長い葯がはじけて花粉を出し、短くなっていました・・・)
さて、カタクリの斑紋の謎に戻ります。シカなどの捕食者にたいするカムフラージュともいわれていますが、シカが生育しているところ、いないところに関係なく斑紋があったりなかったりします(佐渡島はシカが生息しておらず、斑紋もありません)。
さて、カタクリの斑紋の謎に戻ります。シカなどの捕食者にたいするカムフラージュともいわれていますが、シカが生育しているところ、いないところに関係なく斑紋があったりなかったりします(佐渡島はシカが生息しておらず、斑紋もありません)。
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