おまけのオオミスミソウお花畑の動画です。
2024年3月31日日曜日
佐渡の春植物2024_part1
みなさま、お待たせしました!今年も春をお届けします。暖冬と言われており、確かに里はほとんど雪が積もらなかった冬ですが、2月後半から3月にかけて寒い日が続いたため、2週間前はほぼ無言だった里地の林床の花が、オオミスミソウを皮切りに(皮切りはキクバオウレンですね…) 、続々と咲いています!
2024年3月22日金曜日
2024年3月21日木曜日
ESJ71 Excellent English Presentation Award(佐渡島のヘビ類のニッチ分割)
佐渡島でヘビ類の研究をしている澤田さんが英語発表のExcellent English Presentation Awardを受賞しました!おめでとうございます!!
[A01-04] [EPA] 佐渡島におけるヘビ類の時間的、空間的、食餌的ニッチ分割
◯ 澤田 聖人、渡部 侑果、小林 幸平、馬籠 優輔、阿部 晴恵、上條 隆志
◯ 澤田 聖人、渡部 侑果、小林 幸平、馬籠 優輔、阿部 晴恵、上條 隆志
【Abstract】
For understanding the mechanisms of biological coexistence, investigations of resource use by predators are highly important. Although time, habitat, and diet are considered the three major resources in niche partitioning, studies that have comprehensively investigated these three resources in predator guilds have been limited. Snakes are suited for studies on the role of interspecific competition and niche partitioning, and dietary resource has been considered as a fundamental variable that allows snakes to coexist. However, terrestrial snake communities in temperate regions are very variable in terms of their coexistence dynamics and have shown no evidence of generalized patterns. Here, to clarify the coexistence mechanisms of terrestrial snakes in temperate regions, we assessed which niche type is predominantly used for their coexistence on a Japanese island rich in snake species. Specifically, we investigated daily and seasonal occurrence as temporal niches, landscape-level distribution as a spatial niche, and stomach content as a dietary niche. We found that niche partitioning in all three major resources occurs among the all seven snake species on the island. Daily occurrence was partitioned into three groups; completely diurnal and nocturnal, and active during both time periods. Seasonal occurrence was partitioned into three groups; widely active from spring to autumn, mainly active in summer, and mainly active in autumn. Distribution was partitioned into two groups; high distribution probability even in mountain areas and mainly in lowlands. Food habit was partitioned into three groups; mainly feed on rodents, mainly feed on frogs, and mainly feed on earthworms. Taken together, although our study did not answer the question of which niche type is predominantly used for terrestrial snake coexistence in the temperate region, our results suggested that the snakes of the island may have been able to coexist by increasing the dimensions of the niche to be partitioned due to intense competition in one niche according to the hypothesis of niche complementarity. Moreover, we provided empirical evidence that snakes can coexist through multidimensional niche partitioning, i.e., spatiotemporal resources are also important force in terrestrial snake coexistence.
2024年3月18日月曜日
日本生態学会【3/19自由集会W10】日本から発信する島嶼生物学5-dispersal ecologyー
明日は【3/19自由集会W10】日本から発信する島嶼生物学5-dispersal ecologyーという自由集会を開催します。「5」ということで、5回目です。そして、自由集会のメイン企画者である、島嶼生物学と鳥を軸とした研究をしている安藤温子さんが宮路賞を受賞されました。島、熱いですよ!
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日本から発信する島嶼生物学5-dispersal ecologyー
自由集会 W10 3月19日 16:30-18:00 Room B
演題
1.地下生菌はいかにして海洋島へ分布を広げるのか—伊豆・小笠原諸島における研究から *折原貴道(神奈川県博)ほか
2.海鳥の巣はタネの空港?~付着散布は巣から始まる~ *水越かのん(筑波大学)ほか
3.植物における分散能力の変化: 海洋島進出は分散能力の低下をもたらすか? *村上将希ほか
4.クサトベラの種子散布に関する果実二型が遺伝子流動に与える影響 *栄村奈緒子ほか
Univ.)
企画者
安藤温子(国立環境研究所), 渡邊謙太(沖縄工業高等専門学校), 阿部晴恵(新潟大学佐渡自然共生科学センター), 水澤玲子(福島大学人間発達文化学類), 平岩将良(近畿大学農学部)
要旨
島は進化の実験場ともいわれ、生態学的・進化生物学的に非常に興味深い対象である。近年、島嶼の生物に関する全球規模の情報の共有が進み、世界の様々な島嶼域を対象とした比較研究が盛んになっている。日本においても、これまで伊豆諸島や小笠原諸島、琉球列島を中心に多くの優れた島嶼生物学的研究が行われてきた。また、日本が島国である以上、離島に限らず日本列島で行われている生態・進化生物学的研究は、すべて島嶼生物学的研究として捉えることも可能である。しかし、現在の世界の島嶼生物学の中で、必ずしも日本発の研究が相応に認知されているは言えない。優れた研究にも関わらず、世界の島嶼生物学分野の研究コミュニティにおいて十分にアピールできていないことも一つの要因と思われる。
本自由集会のシリーズでは、以上のような視点から、日本の島々で行われている生態学・系統地理学・進化生物学的研究が、世界の島嶼生物学の中で果たしうる役割を再考・展望することを目的とする。
今回は「日本から発信する島嶼生物学」シリーズの第五弾として、島の生物の移動分散メカニズムをテーマとする。生物がどのようにして本土から隔離された島嶼に移動し、そして分布を広げたのか。これは島嶼生態系の形成過程を理解する上で重要なテーマであり、国内でも様々な生物を対象として興味深い研究が行われている。本集会では、島嶼における菌類の移動分散プロセス、植物の散布様式の進化、並びに鳥類や海流などベクターの影響に関する研究を紹介し、国内島嶼における生物の移動分散の特性や今後の研究展開について議論する。
2024年3月16日土曜日
生態学会始まりました!
初日2日はオンライン、その後オンサイトとのハイブリッド開催です。オンラインでも熱気むんむん感じます。今日はポスター賞を狙う?学生さんたちの発表が多くありました(明日も学生の発表あります)。みなさん、最後まで解析粘って、ポスター作製をしておりました。お疲れさまでした。オンサイトでの発表も引き続き頑張って下さい。
2024年3月8日金曜日
71回日本生態学会大会3月16日~21日オンライン&横浜の佐渡研発表
71回日本生態学会大会 (ESJ71)が2024年3月16日~21日オンライン/横浜で開催されます。
(16-17日オンライン,18日関内ホール,19−21日横浜国立大学)
今年も佐渡研から多くの発表があります。
学部生は無料です。ぜひご視聴ご参加ください!
オンライン口頭発表
ホタルブクロの花色多型を規定する要因
張 瑞琪, 阿部 晴恵
ポスター発表
サザンカの分子系統地理(オンラインのみ)
阿部 晴恵, 松尾 歩, 陶山 佳久, 高嶋 敦史, 畑 邦彦, 松倉 君予
佐渡島大倉川における水生昆虫相の季節変動及び年次変動(オンラインのみ)
河崎 健太朗, 飯田 碧, 安房田 智司, 古郡 憲洋, 菅 尚子, 岸本 圭子, 松倉 君予, 大脇 淳, 大森 紹仁, 瀧本 岳, 上野 裕介, 阿部 晴恵
佐渡島におけるニホンイタチの遺伝的由来及びイタチ科2種の生息状況
木嶋 健志, 足立 高行, 鈴木 聡, 阿部 晴恵
多雪植物群集の遺伝的分化を探る:25種を対象とした比較系統地理解析
阪口 翔太, 長澤 耕樹, 増田 和俊, 渡辺 洋一, 廣田 峻, 陶山 佳久, 髙橋 大樹, 沢 和浩, 堀江 健二, 坂田 ゆず, 坪井 勇人, 柳田 宏光, 白井 伸和, 石原 正恵, 福本 繁, 藤木 大介, 阿部 晴恵, 瀬戸口 浩彰
Temporal, spatial, and dietary niche partitioning among snake species on Sado Island
(佐渡島におけるヘビ類の時間的、空間的、食餌的ニッチ分割)
Kiyoto Sawada (University of Tsukuba), Yuka Watanabe (Niigata University), Kohei Kobayahi (Niigata University), Yusuke Magome (University of Tsukuba), Harue Abe (Niigata University), Kamijo Takashi (University of Tsukuba)
水田ビオトープに設けた水深の異なる土側溝における水質と水生昆虫群集の季節変動
原 彩峰, 古郡 憲洋, 本間 航介
佐渡島モリアオガエルのニッチ拡大に基づく形態およびライフサイクルの変化とその要因
藤田 健, 田口 裕哉, 澤田 聖人, 陶山 佳久, 杉山 稔恵, 阿部 晴恵
自由集会
セッション|03/19 - 16:30〜18:00|
日本から発信する島嶼生物学5-dispersal ecologyー
安藤 温子, 渡邊 謙太, 阿部 晴恵, 水澤 玲子, 平岩 将良
2024年3月7日木曜日
2024年3月5日火曜日
3/1佐渡学生発表会が開催されました
3/1はトキ交流会館で佐渡学生発表会が開催されました。総勢25名の発表でした(都合で発表できなかった学生もいます)。大所帯になりました。
オンライン対面含めて約50名に参加していただきました。
みなさんの研究成果、とても素晴らしいものでした。佐渡の生物の基礎知識や保全に繋がる重要な内容でした。みなさま長時間お疲れさまでした!これで、佐渡を離れる学生さんも多いと思いますが、みなさん、是非また佐渡に遊びに来てください!
2024年3月4日月曜日
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