2012 Niigata Graduate Research Forumが7−8日に朱鷺メッセ国際会議場で開催されました。このフォーラムにはダブルディグリーの協定校からは教員やPDが、新潟大学からは博士課程の留学生を含む院生が参加しました。参加者は100名を超え、農学部から学部長をはじめ10ほどの教員が参加しました。一日目は下條学長の歓迎の挨拶で幕を開け、5名のキーノート・スピーカーのスピーチがありました。George Washington 大学のCummings博士のSleeping giants and leaping tigers : Pacific rim academic productivity changeという講演では、これまでトップを走っていたアメリカ (giant) に論文の出版数の減少が見られ、日本も横ばいか下降気味、それに対して韓国・中国 (tiger)の躍進ぶりが著しいということでした。アメリカでは数年間全く論文を執筆しない教員が20%を超えているのが足を引っ張っているのにたいし、韓国などでは論文を執筆していない教員はほとんどいないということでした。論文を執筆しないと昇進できない上に、地位も危なくなるのでしょうか。また、Illinoi大学のHahn博士は、学生や大学スタッフの英語研修コースについて報告し、国際化が進んでいる中で英語教育の重要性を示していました。
二日目は午前中に13の協定校の紹介プレゼンがあり、午後は大学院生のポスターセッションのあと、教員の研究紹介が行なわれました。今回のポスターセッションは工学系に偏っており、農学系でもバイオテクノロジーや遺伝子関係の発表が多く、森林系は皆無でしたが都市開発のデザインなど興味ある発表もありました。教員の研究紹介では、私は佐渡演習林の紹介とともに、ニセアカシアの拡大メカニズムについて講演を行いました。私は英語が中学生の頃から大の苦手で大学を卒業してから必要のないのをいいことに全く触れておらず、農学部の教員の中で最も英語の話せないことを自負していました。しかし、大学に入ってからは周囲の状況が一変しました。大学ではしばしばシンポジウムが開催されるし、海外との共同研究や国際学会への参加など待ったなしです。はじめは日本語で通そうかと思っていましたが、やはり英語に挑戦することにしました。なぜかって?英語でぺらぺら話すなんて気持ちがいいと思うでしょ。(ボス)
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