佐渡ステーション(演習林)の崎尾均教授が、生態学会大島賞に続き,「2019年度日本森林学会賞」を受賞し、3月21日(木)に朱鷺メッセ新潟コンベンションセンターで表彰式と記念講演が行われました。
「日本森林学会賞」は、日本森林学会会員であって、森林科学に関し画期的な業績によってとくに貴重な学術的貢献をなしたと認められる者に授与されます。受賞対象となったのは、崎尾教授の著書「水辺の樹木誌」(2017,東京大学出版会:ISBN:978-4-13-060235-8)です。同誌では、河川周辺に分布する様々な水辺の樹木の生活史や更新動態を30年以上にわたる長期研究において明らかにしました。特に、樹木の生活史が河川攪乱と密接に関係していることをフィールド調査によって示しています。また、水辺林の保全、再生や修復方法などを検討し、水辺の管理指針としてまとめました。これらの長期の観測とフィールドでの実践的な研究が評価され、今回の受賞となりました。
佐渡は、鹿も猪も熊も猿も居ないから小動物たちには平和な島ですね。
返信削除