さて、9月の実習詳細の報告も行わなければ…と思いつつ、一足先にお伝えしておきたい要注意なキノコの話題です。
「フィールドワーカーのためのリスクマネジメント実習」のA班の登山の最中、内海府~演習林尾根へとつながる登山道脇で、最恐クラスの猛毒キノコとして有名なカエンタケを発見しました。
ちょうど人間の指くらいの太さと長さ 基部に虫食いの穴があり、内側が白いことがわかります |
左の二つはまだ小さいので、さらに伸びそうです |
こちらは、毒キノコのなかでも唯一「触っただけでも皮膚がただれる」という危険な代物。
見た目はサンゴのようでかわいらしくも見えますが、見つけても絶対に触らないでください!!!
間違って食してしまった場合には10分程度で消化器系の症状が出始め、次第に循環器系や呼吸器系の重篤な症状に移行し、死に至る可能性が非常に高いようです。
また、回復した場合にも言語障害や運動障害など多様な後遺症が残る可能性があるとのことで、その毒性の強さがわかりますね。
普段の生活で遭遇することは少ないと思いますが、他の有名毒キノコ達よりもよっぽど恐ろしいと思いました。
…実は一部を顕微鏡で観察しようと持ち帰ったのですが(もちろんグローブ着用+使い捨ての箸でつまんで採集し、紙袋+ジップ袋で密封)、あまりの恐ろしさに開封することをあきらめ、そのまま火葬しました。
しかし、菌類の本体である菌糸は周辺一帯に蔓延していることでしょう。
エコツアーでも利用されるルートでもあるため、お互いに注意喚起をしていきましょう!
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