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【 第68回 日本生態学会プレ自由集会】
日本から発信する島嶼生物学―世界の島嶼生物学で日本が果たしうる役割を考える―
2021年 1月22日 (金)17~19時頃 ※その後懇親会
企画:渡邊謙太(沖縄高専), 水澤玲子(福島大学), 阿部晴恵(新潟大学), 丑丸敦史(神戸大学)
参加申し込みは以下からお願いします↓
https://docs.google.com/forms/d/1U7EtnLKvvMeVI_xpRHimHmf64Vhtlfh50lQa1CKeQW0/viewform?edit_requested=true
島は進化の実験場ともいわれ、生態学的・進化生物学的に非常に興味深い対象である。近年、島嶼の生物に関する全球規模の情報の共有が進み、世界の様々な島嶼域を対象とした比較研究が盛んになっている。日本においても、これまで伊豆諸島や小笠原諸島、琉球列島を中心に多くの優れた島嶼生物学的研究が行われてきた。また、日本が島国である以上、離島に限らず日本列島で行われている生態・進化生物学的研究は、すべて島嶼生物学的研究として捉えることも可能である。しかし、現在の世界の島嶼生物学の中で、必ずしも日本発の研究が相応に認知されているは言えない。優れた研究にも関わらず、世界の島嶼生物学分野の研究コミュニティにおいて十分にアピールできていないことも一つの要因と思われる。
本「プレ自由集会」では、以上のような視点から、日本の島々で行われている生態学・系統地理学・進化生物学的研究が、世界の島嶼生物学の中で果たしうる役割を再考・展望することを目的とする。
具体的には1.日本の島々の地理的・生物的特徴と独自性はどこにあるのか?2.優れた研究にも関わらず、日本における研究が、世界の島嶼生物学分野に十分に認知されていないのはなぜか?3.日本の島々を舞台に今後展開が期待される研究はどのようなものか?といったテーマについて、今まさに日本の島嶼を舞台に展開されている研究を紹介しつつ議論したい。
本「プレ自由集会」では、まず世界の島嶼生物学における日本の立ち位置について概観した後、日本列島の北端と南端における生物の移住と系統地理、送粉共生系から見た島の群集・種間関係の成立、外来種の侵入に対する島独自の生物相の保全に関する研究を紹介し、日本の島嶼生物学の未来について展望する。
スケジュール
17:00-17:05 zoom参加の注意点、懇親会等の案内
[1]17:05-17:20 趣旨説明
世界の島嶼生物学と日本の島々
*渡邊謙太(沖縄高専), 水澤怜子(福島大学), 阿部晴恵(新潟大学), 丑丸敦史(神戸大学)
[2]17:20-17:40
大陸辺縁の島弧が促す系統の分岐と再接触 –環日本海の南北2ルート移入とその意義–
[3]17:40-18:00
島嶼における花の進化を群集レベルで考えるー花筒長によって異なる花形態変異パタンー
*平岩将良(農研機構), 丑丸敦史(神戸大学)
[4]18:00-18:20
日本の島々における外来種問題と対策の到達点
*亘悠哉(森林総合研究所)
18:20-18:35 コメント
杉浦真治 (神戸大学)
18:35-19:00 総合討論、質疑応答
19:00- 懇親会 ※zoomはオープンのままにしますので、随時懇親会にご参加ください!
※申し込みをしていただいたものの、メールアドレス不明で返信できない方がいます。アドレスを変えて再度申し込んでいただければ助かります。
甑島(鹿児島県) |
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