こちらは本日の鳴子峡(宮城) |
2021年10月27日水曜日
頸腺毒を外敵に向け威嚇するヤマカガシ
2021年10月26日火曜日
【期間限定】第47回佐渡ゼミ見逃し配信「ヘビ・カエル王国“佐渡島” 彼らはどこでどのように暮らしているのか」
小笠原海底火山から沖縄への黒潮反流の証拠
2021年10月25日月曜日
育林系演習及び実習(9/18-20、10/1-3)
9月18~20日と10月1~3日の2回に分けて新潟大学農学部の育林系演習及び実習(佐渡実習)が実施されました。
この実習の目的は、鉈鋸、刈り払い機、チェーンソーの扱い方や枝打ちの仕方、スギ苗の植栽など、林業を行う上で必要な知識や技術を身に着けることです。
参加した学生のほとんどが初めてチェーンソーに触れるということでしたが、事故もなく無事に実習を終えることができました。
初日は鉈研ぎと刈り払い機の使用法について解説がありました。
手道具の管理は野外での作業を安全に行うために重要な作業です。
鉈の刃を立てすぎず、寝かせすぎず砥石に当てるのがポイントです。
続いて刈り払い。みなさん上手に刈れたでしょうか?
刈り払いの際は手の力はあまり使わず、腰の回転を利用して刃を動かすと疲れにくいです。
2日目はいよいよ山での作業が始まります。
まず初めに、前日に研いだ鉈を使って林道沿いの低木の切り倒しを行いました。
自分で研いだ鉈の切れ味はいかがだったでしょうか?
続いては一本梯子を利用したスギの木の枝打ちです。
技官さんたちの指導の下チェーンソーの取り扱い方を学びました。
チェーンソーを使ったスギの間伐や玉切りを実際に行い機械の扱いや身のこなし方を覚えました。
最終日はスギの苗木の植栽をしました。
実は私も6年前の実習に学生として参加し、苗木の植栽を行ったのですが、月日がたち立派なスギの木に成長していました。
2021年10月20日水曜日
佐渡ゼミ再再告知!3回目は10/21(木)19-20時 ヘビ・カエル王国“佐渡島”
2021年10月13日水曜日
佐渡ゼミ再告知!2回目は10/14(木)19-20時 森林限界の樹木ダケカンバの温暖地での生育試験
2回目が明日に迫りましたので、再告知です!
佐渡ゼミはzoomによるオンライン形式での開催を予定しています。
明日は筑波大学博士後期課程の相原隆貴さん、21日は澤田聖人さんに講師を務めていただく予定です。是非、お越しください!
■日程
10月7日(木)19-20時 →終了しました
講師:筑波大学教授 津村義彦
講演タイトル「佐渡天然スギの遺伝的特性」
10月14日(木)19-20時
講師:筑波大学博士後期課程 相原隆貴
講演タイトル「森林限界の樹木ダケカンバの温暖地での生育試験」
10月21日(木)19-20時
講師:筑波大学博士後期課程 澤田聖人
講演タイトル「ヘビ・カエル王国“佐渡島”-彼らはどこでどのように暮らしているのか-」
申し込み方法(締め切り:各講演の前日17時まで
お申し込みは下記のGoogleフォームよりお願い致します。
URL:https://forms.gle/QLyx8H9QKRjZz2CQ6
後日講演のIDとパスワードをメールにてご連絡致します。
※講演当日の15時を過ぎてもIDとパスワードが送られてこない場合はお手数ですが下記のアドレスにお問い合わせください。
※Googleフォームをご利用いただけない場合は、①氏名、②所属、③参加を希望する講演を記入いただきsadoken2011@gmail.comにご連絡ください。
イベントチラシ
http://www.agr.niigata-u.ac.jp/fc/sado_html/pdf/sadozemi2021.pdf
2021年10月8日金曜日
樹木学実習(9/14-17)
佐渡研修士1年のHです。
9月14~17日にかけて佐渡島にて樹木学実習が実施されました。
今回の実習はおおまかに、佐渡島に生育する111種類もの樹木から枝葉を採取し、標本作成・同定を行うといった内容となります。
2年生から4年生までが受講しており、すでに樹木に詳しい学生からほとんど名前がわからない学生まで、いろんな学生が参加していました。私はTA(ティーチングアシスタント)として参加し、実習中は技術職員さんと共に高枝切り鋏で葉を採取していました。
1日目は小佐渡で樹木の採取を行いました。
先生は樹木の名前は言いませんが、それぞれの樹木の生態や特徴をヒントとして学生に説明していました。
夜は先生の講義で、標本の作り方を説明。
学生は説明通りにせっせと採取した枝葉を標本にしていました。
2日目は新潟大学の演習林内で樹木を採取しました。
1日目同様、夜は採取した樹木で標本作成&同定作業。
3日目は演習林内の樹木について、名前を含めどのような樹種か解説しました。
今回の樹木学実習は、崎尾先生が担当する最後の実習となりました。
もしかしたら多くの樹種を学べる実習は、これが最後になるかもしれません。
学生には、樹木学実習を通して樹木の面白さを知っていただければ幸いです。
2021年10月7日木曜日
森里海をつなぐ野外生態学実習(9/6-10)
9月6~10日にかけて森里海をつなぐ野外生態学実習が行われました。
この実習は佐渡自然共生科学センターの朱鷺自然再生学研究施設、臨海実験所と共同で開催し、佐渡島の森里(川)海の繋がりを学ぶごとを目的に開講されてきました。
実習では里や海での生き物採集、演習林の観察などを行い、それぞれの環境に生息する生物や植物について解説が行われました。
1日目
学生が到着するとまず初めにトキの野生復帰に関する講義が行われました(写真:大森)。
講義ではトキが絶滅した経緯や現在野生復帰のために実施されている様々な取り組みについて解説がありました。
講義の合間には実際に外に出て野生のトキの観察も行いました(写真:飯田)。
ねぐらに帰るトキ(写真:大森)
2日目
2日目はいよいよ里山での生物採集です(写真:大森)。
キセン城に造成されたビオトープで水生生物の観察を行いました。
採集した水生生物はその場で種名を記録し各生物の簡単な解説が行われました(写真:大森)。
採集されたクロサンショウウオの幼生とヤゴ(写真:大森)
午後は国仲平野に移動して佐渡島の固有種であるサドガエルの観察を行いました。
サドガエルはツチガエルとよく似た形態をしていますが、腹部が黄色いといった違いがあります。
夜は臨海実験所に移動して岸壁採集が行われました。
岸壁採集(写真:飯田)
フグやサヨリなどの魚の他、ヒトデやヤドカリ、貝類など様々な生き物を採集でき、バケツの中が水族館のような状態になっていました(写真:岸本)。
3日目は演習林パートの準備のため一時離脱していました。
学生たちは臨海実験所の近くの海で磯採集を行ったそうです。
4日目
この日からはいよいよ演習林パートの始まりです。
初めに佐渡の自然環境に関する講義を行われました(写真:飯田)。
講義では佐渡の自然を形作る要因(気候的要因や地形的要因など)、佐渡の植生、森里海の間における栄養塩の循環などについて解説がありました。
午後からは実際に演習林を散策し演習林内の森林の観察です。
実習では演習林内を車で移動しながら、渓畔林、スギの人工林、数年前まで牛の放牧がおこなわれていた半自然草原、スギの天然林、風衝地を回り、それぞれの環境についての解説が行われました。
畦畔林の解説(写真:飯田)
演習林内には大倉川という河川が流れており、その周辺ではサワグルミやオノエヤナギなどが優先する渓畔林を見ることができます。
大倉シラバ(写真:大森)
大倉シラバは数年前まで放牧が実施されていた影響で、毒のある植物(ハナヒリノキなど)や棘を持つ植物(モミジイチゴなど)など、牛が食べない植物が優先する反自然草原となっています。
5日目
最終日は大野亀を散策し実習は解散となりました。
大野亀の散策(写真:大森)
今回は4泊5日という長丁場な実習でしたが、全く異なる環境で様々な調査を経験することができとても良い経験になりました。
参加してくれた学生についてはこの実習がきっかけで佐渡の自然に興味を持ち、調査研究等で再び佐渡を訪れてくれたらうれしいです。