演習林宿泊施設の裏の田んぼ |
2022年12月18日日曜日
2022年12月7日水曜日
2022年12月6日火曜日
2022年12月4日日曜日
日本自然環境専門学校の佐渡実習がありました(11/26-27)
佐渡研に仮配属となりました、学部3年のAです。
11月26-27日に日本自然環境専門学校の佐渡実習があり、専門学校から指村先生と3名の学生さんが参加されました。
講師は新潟大学フェローの崎尾均先生です。
2日間かけて、大佐渡の自然をじっくり見て周りました。
この実習に私も参加させていただきました。
1日目は新潟大学の演習林を巡りました。
沢沿いで攪乱に適応してできたサワグルミ林、古く牛を放牧していた名残のススキ原、年中風が吹きつけることでてきる尾根沿いの草地、
様々な風景とそれを構成する植物について、その成立の理由について考えながら、進んでいきました。
目玉は天然スギです。
不思議な樹形の巨大なスギが、尾根のいたるところで見れました。
この日も風が強く、車がかなり揺れました。
2日目は大佐渡を半周しました。
演習林を出発し、まずは大野亀です。
初夏にはトビシマカンゾウが綺麗に咲き乱れるところですが、冬も近いためススキ原になっています。
次に、社寺林を見て回りました。
石油やガスが使われるようになる前は、人々は木を伐って燃料や用材として利用していました。つまりは、現在私たちが見ている林は、人の手が入った二次林だと考えられます。一方、社寺林の木は社寺のものなので、勝手に伐ることは普通許されません。このような場所には古い植生が残っていると考えられます。
1日目に見た天然杉も、過去にあの地域が御林として管理されていた経緯から、伐られずに残ったものと考えられます。
大佐渡の北側に位置する熊野神社の社叢林に行きました。ここはタブノキの林でした。佐渡にはいくつかタブノキ林が成立していますが、この場所が最も北側です。
国仲平野に戻り、安養寺のブナ林、堂林観音のモミ林を見に行きました。
安養寺の裏の林には、小さな面積にブナ林が成立しています。
現在、お寺の周辺には田んぼが広がっていますが、人の手が入る前はブナ林があったのでしょうか。
大佐渡の自然を堪能した二日間でした。
崎尾先生、専門学校のみなさん、ありがとうございました。
植物が芽吹くころ、また佐渡の色々なところを見て回りたいです。
2022年11月27日日曜日
The 20th International Symposium on Integrated Field Science(東北大学国際シンポジウム)
2022年11月15日火曜日
シーサンパンナ熱帯植物園セミナー(11/8)The conservation of satoyama in Sado Island
2022年10月26日水曜日
2022年10月25日火曜日
育林・生態系管理代替実習(10/21-24)
2022年10月21日金曜日
サドガエル引っ越し大作戦2022
10月18日に佐渡センターの里山領域と新潟県とが共同で企画した「サドガエル引っ越し大作戦2022」が実施され、少しだけお手伝いに行ってきました。
サドガエルは佐渡島の固有種で環境省レッドリストの絶滅危惧種ⅠB類に指定されている貴重なカエルです。
ツチガエルとよく似ていますがお腹が黄色いことや「ギューゥ、ギューウ」という鳴き声などいくつか区別するポイントが有ります。
今回のミッションは圃場整備予定の水田で捕獲したサドガエルを近くの安全な住み替え引っ越しさせることです。
地元の小中学校や一般の方など大勢の方が参加していました。
小中学生のイベントで計91個体、一般参加者の捕獲個体を合わせると100個体以上のサドガエルを引っ越しさせることができました。
今後も圃場整備が始まるまでの間、定期的にサドガエルの引っ越しを進めていくそうです。
佐渡島の里地周辺では日々様々な変化が起こっていますが、地元の方々の地道な努力によって豊かな自然環境が維持されています。
私もこうした活動の手助けとなるデータを示せるよう調査・研究に励んでいきたいと思いました。
2022年10月20日木曜日
生態系管理演習及び実習(10/14-16)
佐渡研のKです。
10月14〜16日までの日程で生態系管理実習がありました。
学部3年生がメインで農学部のフィールドコース、流域コースの方々が参加しました。
本実習は佐渡市新穂潟上の林をフィールドに行われました。実習の目的は放棄された二次林を利用し、トキのねぐらを造成することです。
実習初日から天気に恵まれ、早速実習地の二次林に向かいました。
初日の内容は班ごとに担当した区画の樹種や樹高、樹木の周囲長を測定し、林がどのような特徴であるかを調べます。
班メンバーの知識を振り絞って樹種の同定を行います。まだまだわからないことも多い様子でしたが楽しく作業を行ってくれています。
夕方には次の日に伐採で用いるナタを研ぐ作業も行いました。集中していますね。
二日目は調査した林の特徴を考慮し、班ごとに伐採する樹木、トキのねぐらのために残す樹木を選定し、伐採作業に取り掛かりました。チェーンソーやナタを使うため、先生や技官さんに使い方を丁寧に教えてもらい、いざ実践!!!
初めて使うとは思えないほど上手に木を切ることができていました。
最後の追い込みです。理想の林になるまであともう少し!!
三日目は最後の仕上げ作業を行い無事終了しました!
実習生はトキのねぐらのために納得のいく林が造成できたようです。また今後の課題を考える学生さんも多く見え、実習を通して自然再生事業のおもしろさを学んでいただけたようです。
最後は全員で集合写真撮影!皆さんお疲れさまでした!
2022年10月10日月曜日
2022公開林間実習(10/1)
さて、その待ちに待った公開林間実習がやって来ました!天気にも恵まれ、天然スギ林トレッキングにはちょうど良い気候の中、秋の演習秋を満喫できました。
まずは梶本教授による人工スギ林の説明 天然スギの見学の前に、人工林のスギの形や管理についての話がありました |
さて問題です。こちらのスギは人工林でしょうか、天然林でしょうか?
答え:天然スギです スギは、天然でも人工でも、上は三角形にとんがりますね (風が強いところでは片側にしか枝がつかない直角三角形っぽい形になります) |
天然スギトレッキング 大王スギの前で、天然スギ林の説明です |
天然スギは風や雪の影響を受けるので 形が彫刻のように変化しています (こちらは雪の影響) |
金剛杉 こちらも胸高直径が大きなスギです。 2-3mくらいで枝分かれしているので、人が雪上伐採をした可能性もあります |
最後に風衝地見学 午後になり、ちょうど霧が出来始めました |
風衝地のモウセンゴケ |
2022年10月6日木曜日
大阪教育大学野外植物実習(9/27-30)
9月27~30日の日程で大阪教育大学の野外植物実習がありました。
今回は計13名の学生が参加してくれました。
初日は演習林到着後にオリエンテーションと佐渡の自然環境に関する講義を行いました。
皆さん長旅の後でしたが熱心に講義に耳を傾けていました。
2日目はいよいよ演習林へ向かいます。
演習林内の人工林で毎木調査と植生調査の方法について学びました。
続いて大様の小径のトレッキングです。
最後は風衝地を散策しこの日は下山となりました。
下山後は翌日に予定されている里地見学に向けて佐渡の里山環境に関する講義を行いました。
3日目はドンデン高原と小佐渡周辺の里山で野生のトキの観察を行いました。
里地はカメラの充電が切れてしまい残念ながらトキを写真に収めることができませんでしたorz
この日は気温が高すぎたのかなかなか野生のトキを発見することができなかったのですがそれでも2回ほど採餌するトキの姿を観察することができました。
ドンデン高原にて