ほぼ一つ葉と言われているヒロハテンナンショウに、あっさり2つ葉があったり、ミニミニサイズで花をつけている(写っているのは仏炎苞ですが)ものがあったり・・・
2つ葉のヒロハテンナンショウ たくさんついているように見えるのは小葉(つまり複葉です) |
手のサイズより小さい 花をつけているヒロハテンナンショウ |
手前のペットボトルの左は80㎝くらい 奥はその倍以上の高さ(私より高い…) コウライテンナンショウです |
おまけのササバギンランと蜘蛛 |
2つ葉のヒロハテンナンショウ たくさんついているように見えるのは小葉(つまり複葉です) |
手のサイズより小さい 花をつけているヒロハテンナンショウ |
手前のペットボトルの左は80㎝くらい 奥はその倍以上の高さ(私より高い…) コウライテンナンショウです |
おまけのササバギンランと蜘蛛 |
佐渡研究室のHです。
5月23日から25日まで大学院生向けの島嶼生態学特論がありました。
1日目は、妙見山に行きました。
妙見山は、ものすごく霧が発生しており、周囲の景色はほとんど見えませんでした。
さらに、気温は10℃前後だったのではないでしょうか。「何月だっけ」と思いながら、登山をしました。
霧で景色はほとんど見えませんでした。私は「なんてついていない」と思いました(伏線です)。
夜は、植物写真家の猪狩先生に、カメラについて教えていただきました。車のボンネットの中を見るようにカメラの機能を、あとは構図を勉強しました。
いざ実践!と明日が楽しみになりました。
妙見山のブナ林
2日目は演習林内で実習を行いました。
演習林内に入ってからは、ちょっと進んではすぐ車を止め、撮影会。
学生は、習ったことを試したくて、うずうず。
初日はみんな立ったまま撮影していましたが、今日は、地面に寝ころび一生懸命写真を撮っていました。
写真撮影に熱中する学生
そして撮った写真を猪狩先生に見せに行ったり、植物について教えてもらったり、学生はとても楽しそうでした。
演習林を降りる頃には、みんな写真を撮ることや植物にすっかり魅了されてしまいました。
夜は、学生が撮影した写真をみんなで見て、猪狩先生に講評していただきました。
習ったことを活かしたり、工夫したり、見ていてとてもおもしろく、きれいな写真が多かったです。
そこで、留学生の方が撮影した写真を見ました。そこには、とても幻想的な霧の風景が広がっていました。霧の中でうっすらとしか見えなかった木々や花が、かえって霧によって美しく鮮明に映っていました。留学生の方は、インドネシアから来て現在は太平洋側の大学に通っています。霧は、珍しいのでしょうか。彼の目には、こんなにも静かに幻想的に映っていたのかと、衝撃を受けました。
もっと物事を素直に見よう!と思いました。
3日目は、大野亀に行きました。
ちょうどトビシマカンゾウが見ごろで、カンゾウのオレンジと海と空の青とが鮮やかでとてもきれいでした。
学生は短い時間の中で二日間の成果を存分に発揮していたようです。
大野亀に咲くトビシマカンゾウ
とても楽しく、勉強になる実習でした。何より植物と写真がとっても好きになりました。両方こんなにおもしろいだなんて、知りませんでした。
きっと実習を受けた人達はこれからも植物と写真のとりこでしょう。
今後、演習林で発行しているニュースレターに学生から寄せられた「わたしのベスト写真」が掲載される予定です。
ぜひお楽しみに!
先日、新潟大学の土壌研の皆さんが調査で演習林を訪れました。
今回は調査地の下見と予備調査ということで、演習林内の大倉川や池での水サンプルの採取やシードトラップの設置などを行いました。
シードトラップの設置
演習林内の池での採水
大倉川源流での採水
今後は採取した水サンプルから抽出したDNAが周囲の環境情報をどれくらい反映しているのかなど、継続的に調べていくそうです。
何か面白い発見があると良いですね!
今年も外来種ナガミヒナゲシが佐渡島のあちこちで見られます。海岸植生にまで入り込んでいるので耐塩性も高いのでしょうか・・・。
ナガミヒナゲシの半野良 佐渡島 |