佐渡も積もりましたが、雪が止んで青空が見えると気持ちいいですね。
2023年12月23日土曜日
2023年12月16日土曜日
2023年12月15日金曜日
屋久島サツキ調査
11月末に屋久島サツキ調査(カメラの回収など)に行ってきました。珍しい植物も見ることが出来ました。この時期に来ないと、見れないです!
葉緑素を持たず、光合成をしない、キノコのような形の植物たち。
朝ドラのらんまんにも出てきましたね ヤッコソウ スダジイに寄生していました |
キイレツチトリモチ |
だれかが袋掛け実験している |
ちゃんと仕事もしました。山頂にしかけたカメラの回収(霧の発生などを記録しました)。
ヤクシマカワゴロモ |
とても久しぶりの屋久島でしたが、天気も恵まれ、やっぱり屋久島いいなーと思いました。
2023年12月13日水曜日
20231201-03種生物学会_島のシンポジウム開催しました!
20231201-03に愛知県青年の家で開催された種生物学会で、島のシンポジウムを様々な所属の企画者と開催しました。対面の久しぶりのシンポジウム。大勢の方に聞いていただけました。また、興味深い研究をご講演頂きありがとうございました!ご参加ありがとうございました。
趣旨説明 |
総合討論 |
和文誌編集委員会企画シンポジウム
「古くて新しい島の生物学:島に生きる動植物の織りなす物語を読み解く 」
12月2-3日(土・日)
企画者:渡邊謙太(沖縄高専)・阿部晴恵 (新潟大学)・水澤玲子(福島大学)・安藤温子(国立環境研)・平岩将良(近畿大学)・丑丸敦史(神戸大学)
島は進化の実験場ともいわれ、古くから生態学・進化生物学において重要な題材を提供し、関連分野に大きな影響を与え、数多くの理論を生み出してきた。近年、この島嶼生物学(Island Biology)分野では、世界中の島嶼域を対象とする大規模な比較研究が増えており、国際共同研究の重要性が増している。2023年には島嶼生物学の国際学会が正式に発足するなど、全球規模の情報共有が進みつつある。また様々な技術の進歩によって、新たな研究の展開も可能となってきた。
一方、日本でもこれまでに、伊豆諸島、小笠原諸島、琉球列島、佐渡ヶ島など、様々な離島において優れた島嶼生物学的研究が行われてきた。日本は大陸辺縁に南北に連なる1万を越える島々からなり、複数の島弧を内包する複雑な構成で、比較研究が可能な島も多い。そのため大陸からの分散やその後の分化過程、島ごとに異なる組み合わせの種間関係など、島嶼研究に最適な環境であるといえる。日本が島国である以上、離島に限らず日本列島における生態学・進化生物学的研究は、すべて島嶼生物学的研究として捉えることも可能なはずである。
このような日本発の「島嶼生物学」研究は現在の世界の“Island Biology”の中では、その内容相応には認知されているとは言い難い。しかし、動植物の生活史や種間関係などを丁寧に観察し追求していく、自然史的・種生物学的研究は日本の研究の持ち味であり、世界の“Island Biology”に与えるインパクトは大きいと考えられる。本シンポジウムでは、日本発あるいは日本人研究者による様々な「島嶼生物学」研究を紹介し、日本の生態学・進化生物学的研究がこれからの“Island Biology”の中でどのように展開しうるか考えたい。
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趣旨説明 「古くて新しい島の生物学/島研究の実際」
渡邊謙太 (沖縄高専)/ 阿部晴恵(新潟大学)/ 水澤玲子(福島大学)/ 安藤温子(国立環境研究所)/ 平岩将良(近畿大学)/ 丑丸敦史(神戸大学)
「海洋島固有植物の分岐による種分化と分岐によらない種分化」
高山浩司 (京都大学 理学研究科)
「ヤポネシアゲノムプロジェクトの成果」
斎藤成也 (国立遺伝学研究所)
「日本列島と琉球列島の植物地理」
中村剛 (北海道大学・植物園/環境科学院)
「小笠原西之島の噴火により失われた昆虫相と現在」
岸本年郎 (ふじのくに地球環境史ミュージアム)
「島ごとに違う捕食者に適応したトカゲの防衛戦略」
栗山武夫 (兵庫県立大学 自然・環境科学研究所)
「陸産貝類の殻色による海洋島環境への適応進化」
伊藤 舜 (伊豆大島ジオパーク/東邦大学理学部)
「島の淡水性回遊魚の分散と生態:佐渡と沖縄の例から」
飯田碧 (新潟大学 佐渡自然共生科学センター臨海実験所)
「日本で行う島の鳥類標識個体群の長期研究」
澤田明 (国立環境研究所)
2023年11月26日日曜日
流れ寄る大型海洋動物のホネ(屋久島)
2023年11月20日月曜日
12/4(月)12:00佐渡ゼミ「大佐渡山地北西斜面風衝地にみられる植生とその成立環境」のご案内(オンライン)
今年最後の佐渡ゼミのご案内です。日本大学修士課程2年の細渕さんが、これまで演習林の風衝地で研究をされており、今回その成果を発表頂けます。オンライン(zoom)
なので、是非皆さんのご参加をお待ちしております。
12/4(月)12:00- (1時間ほど)
タイトル「大佐渡山地北西斜面風衝地にみられる植生とその成立環境」
日本大学博士前期課程2年 森島研究室 細渕有斗
タイトル「大佐渡山地北西斜面風衝地にみられる植生とその成立環境」
日本大学博士前期課程2年 森島研究室 細渕有斗
佐渡島大佐渡山地北西斜面では,高山帯に類似した植生が広がっている。この植生は積雪の不均一性による微細な環境変化で成立することが指摘されている。しかしながら,上記は観測的な事実関係から明らかにされていない。本発表では,大佐渡山地北西斜面の風衝地におけるローカルスケールでの現存植生を把握したうえで,その成立環境を,気候条件を主体とする諸要因から検討し,明らかにした。調査の結果から,微地形や他の植物種の生育状況,積雪量・積雪深の違いが植物の住み分けに影響を及ぼしている可能性が示唆された。しかし,成立植物種の相互関係,風衝地における積雪分布・積雪量とそれらを規定する地形条件との関係は詳細に明らかに出来ておらず,課題が残る。
申し込みは・・・
habeアットマークagr.niigata-u.ac.jp
までご連絡ください。zoomのアドレスを連絡いたします。
2023年11月19日日曜日
小木にハナゴンドウ(鯨類)が上がったようで…
ということで、昨日11月18日に学生のK君が小木まで行ってお手伝いをしてきました。国立科学博物館の方たちが、この暴風雨の中、フェリーにハイエースを載せてご来島です。
まず写真撮影 |
サメにガブッとされた跡とのこと |
学生からのメール
「当初予定していた解剖はできませんでした(残念です..)
結局計測等を行い、そのままチームのハイエースに乗せて作業は終了となりました。
お腹の辺りが膨らんでいる症例が珍しく、尾びれに殻のないフジツボ、頭の上部にサメ類に噛まれた跡などあります。
ハナゴンドウはイカ食の鯨類なので歯が退化し、上顎は歯がないそうです。
また、護岸に打ち上げられたわけではなく、用水路で発見されたらしく、未だ決定的な死亡要因はわかっていないらしいです。」
とのことです。冬から春にかけて、海岸ではストライディング(座礁したり、死んだ状態で漂着する)が多いんですよね。来年も演習林で何か埋まるかな・・・。
2023年11月15日水曜日
冬の到来とともに室内ご来場の…ジネズミ!?
2023年11月13日月曜日
2023年11月5日日曜日
カマイルカ掘り起こし(11/4)
昨年4月末に佐渡外海府に漂着し、計測後、演習林に埋設したカマイルカを掘り起こしました。2m以上の雄で、2頭連続して漂着したうちの1頭です。その時のブログはこちらです。
佐渡研や遠くからもOBが、総勢14名集まってくれました!
まずはみんなで掘り起こし
|
骨を確認して仕分けしたあと 残っているお肉を洗います 強烈なにおいが襲いますが、慣れてきます笑 |
形を確認しながら洗えるので 勉強になりますね |
7年ぶりのOBも来てくれたので久しぶりに演習林へ。内海府側から霧が来ています。11月なのに山の上でも寒くない日でした…。
関越えから見える霧 |
いつもとは違う角度からご覧ください すごいバランスです。 |
翌日は小佐渡から(トキテラス)の金北山。晴れて日差しが熱いです。
2023年10月23日月曜日
2023年10月19日木曜日
カエルシンポジウムの記事が出ました(新潟日報20231019)
2023年10月18日水曜日
ネナシカズラ調査(と海浜植物)
今年はネナシカズラ属(Cuscuta)探しで色々回りました。ネナシカズラ、ハマネナシカズラ、アメリカネナシカズラの花の写真をご紹介します(マメダオシは標本のみで見ることは出来ませんでした・・・)
ハマネナシカズラ
アメリカネナシカズラとよく似ています
ハマボウについています
アメリカネナシカズラ 花を見ればハマネナシカズラとの違いが分かります 茎は・・・オレンジが強めですが、そうでないのもある・・・ |
ネナシカズラ 浜にもありますが、河川沿いにもあります クズなどに多いです |
その他の海浜植物(演習林のある小田では見られない、もしくは少ないもの)
ウンラン
カワラヨモギ
ハマニガナ
ハマボウフウ
今日はよく晴れていましたが、海はすでに冬模様(色が濃くて波が立っています)。春まで凪の海は見られなそうですね。海浜植物観察も今年は見納めかもしれません。
2023年10月12日木曜日
10月9日(祝)佐渡島でカエルへの愛を叫ぶシンポジウム、盛会で終了しました!
10月9日(祝)佐渡島でカエルへの愛を叫ぶシンポジウム、対面:111名、オンライン:149名(楽しく聞いたスタッフ込み)という大盛況でした!ご来場そしてオンライン参加いただいた方々にお礼申し上げます。今回は、カエルを「知って」好きになってもらうきっかけ荷造りとしてのシンポジウム開催でした。次はカエルを守る行動に移すため、皆さんと頑張っていきたいと思います!
カエルの被り物をして気合十分のT先生(企画者) |
見てください!この大盛況の様子を! さらにオンラインでもたくさんの参加者がいたのです |
モリアオガエル、人気が高いカエルですね 佐渡での面白い生態の話は、とても関心を集めていました M2のF君は緊張しながらもしっかり発表してくれました! |
一番関心が高かったのはやはり佐渡にしかいない固有種 サドガエルではないでしょうか? |
そして!みなさん、お待ちかねの入江聖奈さん ご存じの通り東京オリンピックボクシング金メダリスト 今は、とても熱心にヒキガエルの研究をされています! |
カワイイポスターの作製もしていただいたデザイナーさま ありがとうございました! |
2023年9月25日月曜日
森里海をつなぐ野外生態学実習(9/11-16)
9月11~16日の日程で森里海をつなぐ野外生態学実習が開催されました。
この実習では、佐渡の三施設(演習林、朱鷺自然再生学研究施設、臨海実験所)を巡りながら森里海の生態系とそれらの複雑な繋がりについて学ぶごとを目的に開講されています。
実習は里パートから始まり、キセン城での水生昆虫採集を行った後、小佐渡周辺で実施されているトキの野生復帰事業について関連施設の見学を行いました。
ゲンゴロウ、ガムシ、ヤゴなどたくさんの水生生物を観察することができました。
キセン城ではコナラやクリで構成される二次林の観察も行いました。
水田に設置された江を観察する学生
江の中で発見したトキの足跡
続いて海パートではシュノーケリングによる磯採集と岸壁採集を行いました。
採集した生き物は実習室で分類群ごとに解説が行われました。
海の中がとてもきれいで見入ってしまいました。
アオウミウシは今年も奇麗でした。
岸壁採集でもたくさんの生き物を採集することができました。
最後は森(川)パートです。
森パートでは演習林宿舎の横を流れる大倉川での水生昆虫採集と演習林の渓畔林、スギ人工林、大倉シラバの半自然草原、スギ天然林の観察を行いました。
佐渡研修士1年のK君が川の水生昆虫の採集方法や、河の生態系におけるこれらの生き物の役割について解説しました。
ヘビトンボの幼虫
渓畔林の観察
スギ人工林の観察
大倉シラバの観察
スギ天然林の散策
今回の実習は5泊6日の長丁場でしたが佐渡の多様な自然環境について学ぶことができ大変有意義な時間になったのではないかと思います。
また機会があれば是非佐渡のお越しください‼
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