2025年2月22日土曜日

佐渡学生研究発表会3月2日(日)AMトキ交流会館のご案内

 新潟⼤学佐渡⾃然共⽣科学センターの3領域(森林/⾥⼭/海洋)に所属する学⽣たちの研究発表会を開催します。発表はポスター形式です。ぜひご参加ください。申し込みは不要です。

発表はすべてポスター形式のため、対面参加のみとなります。
お申し込みは不要です。途中参加・退出は自由です。
22題のポスター発表があります。気になるポスターの発表者にお気軽にお声がけください。

◆佐渡自然共生科学センター 学生研究発表会◆
日時:2025年3月2日(日) 9:00〜11:40
会場:トキ交流会館⼤ホール(〒952-0103 佐渡市新穂潟上 1101-1)

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<プログラム>
9:00 開会の挨拶
9:10~9:50 ポスターコアタイム1:海洋領域の研究発表
P1: 佐渡島沿岸の浅海域における⼩型底⽣⽣物相の解明(⻑⾕川蓮)
P2: 佐渡島の河川におけるエビ類の分布と⽣息環境(⼩早川莉穂)
P3: ウミシダにおける間充織細胞の発⽣および分化の分⼦機構の解明(⻑部有沙)
P4: ニッポンウミシダにおける光受容関連遺伝⼦の探索と発現解析(坂⽥美樹)
P5: 佐渡島におけるアカシマコブウミシダの共⽣⽣物相の解明(⾶⽥崚⾺)
P6: ⽇本近海産Anneissia属ウミシダ類の分類再検討(堀井紘⼤)
P7: Seasonal changes of plankton communities on Sado Island, Central Part of the Sea of Japan (Parvez
Chowdhury)
9:50~10:00 休憩
10:00~10:40 ポスターコアタイム2:⾥⼭領域と森林領域の研究発表
P8: 佐渡島の天然⽣スギ林の現存量と成⻑(佐藤嶺花)
P9: 佐渡島に⽣息するモリアオガエル成体の移動ルートと⽣息環境の解明(深井こるり)
P10: 環境DNAの起源としての花粉・植物遺体の時空間的散布パターン(宮﨑悠聡)
P11: ブナ科常緑樹における萌芽と潜伏芽の関係(酒井省吾)
P12: 湧⽔性農業⽔路におけるトミヨ属淡⽔型Pungitius sinensis をシンボルとした⿂類の⽣息
環境に関する研究(佐藤有純)
P13: ウミネコ Larus crassirostris が選好する⽔⽥環境とその利⽤パターン(清稜太)
P14: ⾷えないほど⼤きく成⻑した被⾷者に対する捕⾷者の⾮消費型効果(漆原理⼼)
10:40~10:50 休憩
10:50~11:30 ポスターコアタイム3:森林領域の研究発表
P15: 島嶼性ツリガネニンジンの訪花昆⾍相を規定する要因について(熱⽅悠⼈)
P16: 佐渡島における広葉樹林施業の可能性(重野皓汰)
P17: 佐渡島⼤倉川における流程に沿った堆積リターと底⽣動物相の季節変動(河﨑健太朗)
P18: 佐渡島におけるカタクリの形態及び遺伝的分化について(多⽥⺠⽣)
P19: 佐渡島と本⼟間におけるクロサンショウウオの系統地理解析(渡辺晃史)
P20: 佐渡島と本⼟間における植物の⽐較:ツクバネソウの外部形態の解析(相原美彩)
P21: 都市環境と⼈間の認知的反応がヘビ類の形態に与える影響とその要因(⼩林幸平)
P22: 未定
11:30 閉会の挨拶


チコちゃん_冬に咲くツバキ 再放送2/22NHK9:00から

再放送もあるそうです。2/22NHK9:00から
もう一つうんちく。鳥が掴まる花弁はバラバラにならないで基部で合着していて、さらに筒状の雄しべとも合着しているので、ボトッと落ちるんですよ。落ちツバキもきれいですが、蜜を吸うメジロにとっては落ちないツバキ、なのでした。時間の関係で削られました。ツバキと鳥の蜜な関係というフレーズも、削られました😓
・・・・・・・・・・・・・・・
極寒でも見事な花をつけるツバキの驚きの戦略とは!?2/21(金) にNHK総合午後7:57〜午後8:42で放映されます。
呼びましたか?
https://www.nhk.jp/p/chicochan/ts/R12Z9955V3/episode/te/B13P2VX82J/
ツバキの仲間はもともと冬咲きなので、その回答は・・・、なところはありますが、ヤブツバキはツバキの仲間では北限に分布しており、その回答とのかかわりは非常に強いものだと思います。カットされているところも多いので、他にもいろいろ思うところが出てくるかと思いますが、バラエティ番組なので、関心を持っていただくきっかけとしてご覧いただければと思います(なぜなら、監修を少ししたので)。

2025年2月21日金曜日

佐渡汽船ジェットフォイル2021年2月にもありました

ちょうど4年前ですね。佐渡汽船ジェットフォイルが海洋生物にぶつかり…。佐渡⇔新潟の行き来が多いこの時期は他人事じゃないですね。誰も怪我されていなければいいのですが…。

クジラらしきと言っていましたが、どうなんでしょう。数年前は衝突後、キタオットセイが漂着しています。ぶつかった後の生物のDNA調べてみたいですね。数年前も同じことつぶやいていました。
数年前の漂着生物…キタオットセイ
重かった、くさかった

2025年2月20日木曜日

チコちゃんで冬に咲くツバキ2/21NHK

極寒でも見事な花をつけるツバキの驚きの戦略とは!?2/21(金) にNHK総合午後7:57〜午後8:42で放映されます。
https://www.nhk.jp/p/chicochan/ts/R12Z9955V3/episode/te/B13P2VX82J/
呼びましたか?
ツバキの仲間はもともと冬咲きなので、その回答は・・・、なところはありますが、ヤブツバキはツバキの仲間では北限に分布しており、その回答とのかかわりは非常に強いものだと思います。カットされているところも多いので、他にもいろいろ思うところが出てくるかと思いますが、バラエティ番組なので、関心を持っていただくきっかけとしてご覧いただければと思います(なぜなら、監修を少ししたので)。

2025年2月18日火曜日

演習林オリジナルクリアファイル!

演習林オリジナルクリアファイルが出来ました!Kさんがカッコいいレイアウトを作てくれました。表紙の葉っぱ2枚の佐渡を模したロゴは演習林オリジナルロゴなんですよ。
演習林クリアファイル第一号!
演習林ではパンフレットやニュースレターを作成し配布していましたが、紙は最終的にゴミになってしまうのが悩みで…。クリアファイルなら使っていただけますし、移動もしますし、結果的にいろんな所への広報になるので笑
今回は第一弾ですが、ニュースレター的な欄もありますので、第二弾、題三弾と中身も変わっていきます。ゲリラ的に配られて、お手元に届くこともあるかと思います。お楽しみに!

2025年2月13日木曜日

時間・空間・食性ですみ分ける佐渡島のヘビたちの共存メカニズムを解明!

佐渡島においてヘビ類の共存に関する論文が発表されました。演習林の学生も多く参加し、共著になっている論文です。プレスリリース(日本語)を是非見てください!
川で魚を探すシマヘビ
【掲載誌】Journal of Zoology
【論文タイトル】Multidimensional Niche Partitioning Allows Coexistence of Multiple Snake Species(多次元ニッチ分割が複数ヘビ種の共存を可能にする)
【著者】 澤田聖人(筑波大学)、渡部侑果(新潟大学)、小林幸平(新潟大学)、馬籠優輔(筑波大学)、阿部晴恵(新潟大学)、上條隆志(筑波大学)
【doi】10.1111/jzo.13259

2025年2月10日月曜日

ユキトトキ

 佐渡もだいぶ積雪があった先週。トキが飛んでいるのをよく見ました。雪かきで外に出ていたからかな…。
スマホでぶれていますが、上空を舞うトキ
灰色の空に良く映えます
豪雪前日の両津港
ここからさらに40㎝近く降りました

2025年2月1日土曜日

北のヤブツバキの花は大きいの?

最近、ツバキの問い合わせが増えたので…
以前から言われていることですが、ホウザンツバキと呼ばれていた沖縄のヤブツバキは花が小さいのが特徴なのですが、同じく中国沿岸の暖かい地域のヤブツバキの花も小さいです(写真)。九州も北日本に比べれば小さめ。同じヤブツバキでも地域間の形質に違いはあります。
秋田のヤブツバキ

中国舟山諸島のヤブツバキ

冬咲きのヤブツバキは、暖かい地域では、メジロもくればミツバチ(3月くらいは)も来ます。北の方はそうではありません。鳥媒に特化せざるを得ない北のヤブツバキは、メジロにつかまってもらえるよう、大きな花弁になるのかもしれないですね。

In warm regions, winter-blooming Camellia japonica attracts both Japanese white-eyes (Zosterops japonicus) and honeybees. However, in northern areas, this is not the case. Since C. japonica in colder regions must rely solely on bird pollination, they may have evolved larger petals to provide a stable perch for Japanese white-eyes.