2020年6月15日月曜日

第一回佐渡菌類相調査

こんにちは!佐渡研4年生のNです!
緊急事態宣言が解除され、ようやく研究が始められました!

僕の研究は佐渡島の登山道を歩き、きのこを片っ端から取ってきて土壌水分や植生との関わりを調べるというものなんですが、いやー大変でした!

調査地の下見を行う予定がコロナでキャンセルとなり、ぶっつけ本番の調査となったのですが進まない進まない。慣れない作業ということもあり、初日は行程の20分の1ほどしか進まなかったんじゃないでしょうか。

夜は演習林のセンターに持ち帰ったきのこの同定作業で寝れません。

アラゲコベニチャワンタケでしょうか。かわいらしいですね。
ほかのキノコもこれぐらいわかりやすければいいんですけど・・・笑
初日の目玉キノコ?アセタケ属sp
ハイチャトマヤタケかと思いましたが、良く調べてみるとそうとも言えない模様。
上のキノコの胞子。こんなに特徴的なのに種まで落とせないのか・・・。

調査2日目からは環境データの収集頻度に修正を加え、全行程の半分ほど進めることができましたが、その分多くのキノコを採ってきたため同定作業が地獄のよう・・・!
追加で1日やって合計3日間でようやく全行程を終えました。予定では1日で終わる行程だったのですが、思ったよりたくさんキノコに出会えてうれしい悲鳴でしたね。


ミズベノナガエヒメチャワンタケ。同期のHくんが見つけてくれました。
沢中の落枝から生えるおもしろいやつです。
不明種。こんなに特徴的な見た目なのに分かりませんでした。
このように科レベルすらわからない種も多数あって悔しいです。僕にもっと力があれば・・・!
粘菌だそうです。1mmぐらい。かわいいですね~
ボロボロですが、バケモノみたいなナラタケもいました!
オフシーズンでこれだけ大変となると、本シーズンはどうなっちゃうのかと今から震えが止まりません!頑張るぞー!
この場を借りて調査を手伝ってくれた同期のHくん、Mくんに謝辞を。ありがとう!

おまけ:コシカケ系の標本をとるために朽ち木ごと採取して乾燥機にぶちこんだら、中からクワガタがでてきました。寝てただけなのにごめんよ・・・。


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