2021年1月21日木曜日

久しぶりの晴れ!は、やはり足跡観察

 今日は、久しぶりの「晴れ!」。日本海側では貴重ですねー。うっかりさえずってしまうイソヒヨドリなど、ウキウキします。

妙見山を臨む
ということで、お散歩中に足跡観察。これなーんだ?
特徴は「爪痕がない」「左右の足跡の幅が狭い」
正解は「猫」です。コタツから出てきたのでしょう。縮尺がなかったですね・・・。斜面などの滑りやすいところ以外は、爪を隠して歩いているので、かわいい肉球がポンポンつきます。

続いてこちら、なーんだ?
「爪痕がしっかり」
「左右の足跡の幅が狭い」
正解は「犬」です。爪は隠せないですし、猫に比べて胸が開いている犬が多いので、左右の足跡の幅も開き気味です。また、「前後の足跡が重なりやすい」のも特徴です。

以上、街中でも出来る足跡初級編でした!次回は中級編?

2021年1月19日火曜日

今年は毎日雪景色⛄

卒論修論など、学生の皆様はラストスパートの時期かと思います。今年は毎週のように寒波が来ているので、風邪などひかないよう、暖かくして頑張ってください。

例年だと、積もった雪はすぐに解けてしまうのですが、今年は雪景色が続いています。日本海側らしく「雪国」ムード満載です。とはいえ、根っからの「雪国」ではないので、車の運転など、くれぐれもお気を付けください!

山も平地もすっかり雪景色
こちらは園芸品種のサザンカ
と、雪!

2021年1月13日水曜日

雪の日の自然観察

この3連休は、佐渡西部の海沿いでも稀な大雪となりました。
ここでこれだけ降るのですから、本州内陸部は相当な大雪だろうと大変さが推察されます。

暴風雪と大雪で家に閉じ込められ、長く車を動かさなかったためバッテリーが上がってしまうという一幕もありました。

リスクマネジメント実習で車のバッテリーをつなぐ救援方法を実施していますが、いざ自分の身に降りかかると焦ってしまったり、わからない点もでてきたりしますね。

しかし、雪が降ると普段は見ることができない自然の状態も観察できます。
まず1枚目は…雪の上の動物の足跡です。
イヌでもネコでもない様子。
何の動物かわかりますか?
よく見ると鋭いかぎ爪の跡も見えます
これはおそらくテンの足跡のようです!
途中で雪から外れて追えなくなってしまいましたが、私の家の玄関の方に向かっていました。
家の周りでもたまに黄色い毛並みを見かけることがあります。
知らないうちに家の前も通っているのかもしれないですね。

2枚目は、雪が乗って重そうにしているヤブツバキの枝。
もう耐えられない…と悲鳴が聞こえそう
多雪地域に適応したユキツバキの枝はしなやかで雪の重さにも耐えられますが、通常は雪が降らない地域で多く分布するヤブツバキにはこれほど雪が積もるなんて想定外だったことでしょう。
これ以上降り続いたら折れてしまうかも…
この寒さで葉っぱの中の見えない菌たちは元気に過ごしているかしら…
などと考える人は少ないのかもしれません。

幸い、その後の雨で平地の雪解けは早く、既にいつもの景色に戻りつつあります。
今年は本当に雪が多いですね。

そして日本海側の雪は湿って重たいということを体感しました。
皆さんも車のバッテリー上がり、雪道や雪かき時の事故などないようにお気をつけください。

2021年1月10日日曜日

日本から発信する島嶼生物学1月22日 17~19時のご案内

島の研究仲間で、日本生態学会プレ自由集会を企画しました。オンラインなので、日本および世界の皆様のご参加をお待ちしております!
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【 第68回 日本生態学会プレ自由集会】 
日本から発信する島嶼生物学―世界の島嶼生物学で日本が果たしうる役割を考える―
2021 122日 (金)1719時頃 その後懇親会
企画:渡邊謙太(沖縄高専)水澤玲子(福島大学)阿部晴恵(新潟大学)丑丸敦史(神戸大学)
 
参加申し込みは以下からお願いします↓
https://docs.google.com/forms/d/1U7EtnLKvvMeVI_xpRHimHmf64Vhtlfh50lQa1CKeQW0/viewform?edit_requested=true
 
 島は進化の実験場ともいわれ、生態学的・進化生物学的に非常に興味深い対象である。近年、島嶼の生物に関する全球規模の情報の共有が進み、世界の様々な島嶼域を対象とした比較研究が盛んになっている。日本においても、これまで伊豆諸島や小笠原諸島、琉球列島を中心に多くの優れた島嶼生物学的研究が行われてきた。また、日本が島国である以上、離島に限らず日本列島で行われている生態・進化生物学的研究は、すべて島嶼生物学的研究として捉えることも可能である。しかし、現在の世界の島嶼生物学の中で、必ずしも日本発の研究が相応に認知されているは言えない。優れた研究にも関わらず、世界の島嶼生物学分野の研究コミュニティにおいて十分にアピールできていないことも一つの要因と思われる。
 本「プレ自由集会」では、以上のような視点から、日本の島々で行われている生態学・系統地理学・進化生物学的研究が、世界の島嶼生物学の中で果たしうる役割を再考・展望することを目的とする。
 具体的には1.日本の島々の地理的・生物的特徴と独自性はどこにあるのか?2.優れた研究にも関わらず、日本における研究が、世界の島嶼生物学分野に十分に認知されていないのはなぜか?3.日本の島々を舞台に今後展開が期待される研究はどのようなものか?といったテーマについて、今まさに日本の島嶼を舞台に展開されている研究を紹介しつつ議論したい。
 本「プレ自由集会」では、まず世界の島嶼生物学における日本の立ち位置について概観した後、日本列島の北端と南端における生物の移住と系統地理、送粉共生系から見た島の群集・種間関係の成立、外来種の侵入に対する島独自の生物相の保全に関する研究を紹介し、日本の島嶼生物学の未来について展望する。
 
スケジュール
17:00-17:05 zoom参加の注意点、懇親会等の案内
[1]17:05-17:20  趣旨説明
世界の島嶼生物学と日本の島々
*渡邊謙太(沖縄高専)水澤怜子(福島大学)阿部晴恵(新潟大学)丑丸敦史(神戸大学)
[2]17:20-17:40
大陸辺縁の島弧が促す系統の分岐と再接触 –環日本海の南北2ルート移入とその意義
*中村剛(北海道大学)
[3]17:40-18:00
島嶼における花の進化を群集レベルで考えるー花筒長によって異なる花形態変異パタンー
*平岩将良(農研機構)丑丸敦史(神戸大学)
[4]18:00-18:20
日本の島々における外来種問題と対策の到達点
*亘悠哉(森林総合研究所)
18:20-18:35 コメント
杉浦真治 (神戸大学)
18:35-19:00 総合討論、質疑応答
19:00- 懇親会 ※zoomはオープンのままにしますので、随時懇親会にご参加ください!
 
※申し込みをしていただいたものの、メールアドレス不明で返信できない方がいます。アドレスを変えて再度申し込んでいただければ助かります。
甑島(鹿児島県)

2021年1月9日土曜日

謹賀新年!大雪からのはじまり

明けましておめでとうございます。今年も佐渡演習林をよろしくお願いいたします。

年末年始、そして昨日からも大雪ですね。

雪かきでの事故も多発しているようです。今回の強風と大雪で、被害に遭われた皆様には心よりお見舞い申し上げますとともに、1日も早い復旧をお祈り申し上げます。

佐渡の平地では、そこまで積もることは少ないので、朝から子供たちが楽しそうに雪かきしている声が聞こえました。テンション上がるようです。

多雪地経験のある私も、「雪がゴミのようだ!」というどこかのアニメの登場人物が久しぶりに憑依し、今年はすでに何度も雪かきしました。また降るからといってしないのではなく、しておくと、その後降っても全然楽ですよ!

今年も一歩一歩、自然に逆らわず自分の力を信じて歩いていきましょう!

新春の一歩
今回の一歩
あれ、深くなっていますね(笑)
生クリームみたいですね
家から半歩で、きれいなツララ