佐渡研究室修士1年のWです。
9/21~24日と9/27~30の2回に分け、農学部のフィールドワーカーのためのリスクマネジメント実習が実施されました。
本実習は、卒業研究など野外調査におけるトラブル等を予防、安全に対処する技術や知識を身につけることを目的に実施されています。
コロナ禍ということもあり、テント泊を複数回行う等ありましたが、学生は楽しそうに実習に参加していました。
A日程、B日程と天候のため実習日程が入れ替わったところもありますが、無事、実習を終えることができました。
初日は佐渡市消防署内において救急法の講習、そして2日目に登る山の地図読図法の解説、準備、そしてテントの設置を行いました。国土地理院地図とトレッキングマップを見比べながら、実際に当日歩くルートはどの程度急なのか、どの方向に分岐を曲がるのか、皆さん班員と話し合いながらシミュレーションを行っていました。テント設置は順調に終わりましたね。
2日目は実際の山(A日程:演習林、B日程:ドンデン山)を地図とコンパス、高度計を頼りに上っていきます。スマートフォンに頼ってはいけないとのことで、皆さん不安そうでしたが、無事に登り切ることができました。
A日程:演習林内で2年ぶりに立派なマイタケが採れました。担当教員のうれしそうな顔は忘れられません。
B日程:天気に恵まれ、山頂付近の景色も素晴らしかったです。学生も登山ゴール付近でしたが、皆さんまだまだ元気でした。
3日目はロープを使った垂直降下と崖・木のぼり、そして緊急時の車対応法についてです。
ロープの使用方法・結び方については2日目の夜、登山終わりで疲れている中講義を受けました。命に関わることなので、皆さん必死に結び方を練習していましたが…
皆さん怪我なく終えることができました。高いところが怖い学生と、スリルを楽しめた学生がいるようで、ほほえましかったです。
車対応法についても、車載道具の位置確認やタイヤの交換など、みんなで協力しながら無事終えることができました。これで野外調査も大丈夫ですね。
4日目は包帯の使用方法や、野外での重体者の対応について学び、フェリーに乗って新潟へと帰着しました。
参加した学生のほとんどが3年生であり、来年からは卒業研究が始まります。
今回の実習を生かし、安全に野外調査を行ってもらいたいです。
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