2023年7月23日日曜日

野生植物生態学実習(佐渡)7/21-23

野生植物生態学実習(佐渡演習林)はこれまで3年ほど五十嵐キャンパスで行っていましたが、コロナ明けでの久しぶりでの佐渡開催です。佐渡の上では霧がかかるので、暑くても過ごしやすい調査でした。実習内容盛りだくさんですが、ムンムンの植物。昆虫(アブには悩まされましたが)、鳥類の鳴き声(クロツグミやサドカケスが良く鳴いていましたね)。夜は満天の星。生き物も楽しめたと思います。

初日は昼着の船からいきなり演習林の一林班へむかい、調査が始まります。top/root比の葉むしりや根ほりから・・・
ギャップの低木を選びます。
今回は、ヒメアオキ、エゾユズリハの常緑と
オオバクロモジ、オオカメノキの落葉樹

樹高などを計ってから
葉を当年、1年…と分けてむしります

根の掘り出し

あれ?繋がっている
多雪地の低木はクローンがひたすら繋がっています・・・

掘り出しました!

持ち帰ったサンプルの測定について
部屋みちみち

暗い中、根っこ洗って切っています
でも、星がきれいだったんですよ

室内作業

葉面積用のスキャン

湿重量の測定
夜の作業は続きます・・・

翌日(2日目)は
光量子センサーで林道の明るいところの1日の光環境測定

リーフポロメーターで蒸散を調べます

ギャップの調査木そばでも光環境測定

帰ったら昨日乾燥させた葉や根の重量測定

データの取りまとめと発表準備
24時以降も続きました・・・
最終日は発表です。みなさん、実習の内容を理解して、しっかりまとめてくれました!

お疲れさまでした!他の班のデータなどを見ての比較と感想が残っておりますが、「やり遂げた!」感があるのではないでしょうか?しかしデータを見ると、本当の検証には「これからやるべきことが色々ある」と分かったのではないでしょうか?

最期は、調査中の生物・・・
クルマユリ

トリアシショウマにシラホシカミキリ
この時期は白いふわふわ系の花が多いですね

ツチアケビ

ハナゴケ
地衣類です
みなさん、3年生は実習盛りだくさんの夏かと思いますが、忘れられない充実した夏をお過ごしください!また佐渡でお会いしましょう。

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