10月1日付けで新潟大学佐渡自然共生科学センターの助教として着任しました中野陽介です。
新潟大学の出身で、大学院の修士課程まで演習林で多くの時間を過ごしながら調査研究をしておりました。修士課程を修了後は、福島県の西端に位置する豪雪地帯の只見町に移住し、役場の公務員として奉職しました。その間の主な業務は、人と自然との共生を目指すユネスコMAB(人間と生物圏)計画の生物圏保存地域(正式名称 Biosphere
Reserves、国内呼称 ユネスコエコパーク)の登録申請、関連する事業(自然環境・生物多様性の保護・保全、調査研究・人材育成、地域資源を持続可能な形で利活用した地域振興、管理運営協議会の事務局など)のほか、町営の博物館施設の管理運営に携わってきました。
豪雪地帯にある福島県只見町
只見地域のユネスコエコパーク登録・管理運営業務に携わりました
野生動植物の保護・保全をしたり...
アーティストさんと子供向けのアートワークショップをしたり...
地域の学校の環境教育を支援したり...
只見町認定ブランド産品の開発・販売、展示も携わりました
(只見ユネスコエコパーク:https://tadami-br.jp
只見町ブナセンター:https://www.tadami-buna.jp)
また、在職中に、新潟大学大学院博士課程に進学し、多雪環境下でのサワグルミの生態研究で博士号を取得しました。
研究対象である多雪地のサワグルミ(演習林内)
只見町では多様な分野の業務に携わりながら、調査研究もしてという濃い14年6ヶ月を過ごし、この度、ありがたいことに母校に採用いただき、佐渡島に戻ってまいりました。
専門は、森林生態学、樹木学、森林科学ですが、主には多雪環境下での樹木の生態や森林の維持機構について研究しています。今後は得られた知見を活かして、多雪環境下での適切な森林の育成管理や利用も目指していきたいと思います。また、只見町での人と自然との共生を目指す取り組みの経験を活かした教育にも取り組んでいきたいと思います。
只見町の豪雪環境下の渓畔林(サワグルミ・トチノキ林)
自然と人の関わりに関心があり、只見町では豪雪環境の影響を受けた自然環境、野生動植物、人の暮らしについて写真撮影し、それらの関係性について考えてきました。いわゆる、写真家的な活動もしています。
只見の写真作品群の展示(2025年、田淵行男賞受賞作品展示)
演習林や佐渡島は私の調査研究・写真活動の原点です。自身の活動を通じて、演習林はもちろん、佐渡自然共生科学センター、新潟大学、そして佐渡島に貢献できるよう頑張りたいと思います。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
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https://www.instagram.com/nkn.yhsk