夏の合同実習のpart 3!最終回となる本記事では、5~6日目の「森」パートのご紹介です。
早朝から出発し、車で演習林へ向かいました。写真はその道中、「渓畔林」という、「川」と「森」が繋がる森林タイプを見学している様子。

こちらは低標高地のスギ人工林。この後に見るスギ天然林との違いを比較するため、入念に観察しています。

演習林の敷地内へ入り、植生はスギ天然林へ移行。霧も濃くなってきて、だいぶ様相が変わってきました。
次に訪れたのは、海から吹き上げる強風により形成された自然草原。私たちは普段「風衝地」と呼んでいるところです。
風によって片側の枝葉がなくなってしまったスギ(フラッグ・ツリー)や、水辺を好んで生えるダイモンジソウを見ることができました。
午後からは林内をトレッキング。佐渡のスギ天然林ならではの種組成を間近で観察することができました。人工林との違いは見つけられたかな?
最終日はあいにくの雨でしたが、港への道中で景勝地である大野亀を見学しました。
最盛期にはトビシマカンゾウの花で溢れる大野亀ですが、この時期は花の勢いもかなり落ち着いています。今回見ることができたのは、写真のエチゴトラノオ。元気に咲いていました。
盛りだくさんの実習でしたが、いかがだったでしょうか?今回の内容すべてを完璧にモノにすることは非常に難しいことだと思います。ただ、わざわざ佐渡に来てでも学びたいと思ったその強い意識と、高倍率な抽選を乗り越えてきた強運の持ち主である実習生の皆さんなら、きっとこの経験を今後の研究や学生生活に生かすことができるでしょう。
皆さんのご活躍を楽しみにしています!
(K.S.)
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