野外作業していても、暑くも寒くもない、気持ちの良い季節になりました。10月は実習日和ですね。さて、今回は10月16日から18日まで国仲平野で行われた生態系管理実習の報告です。フィールド人材プログラムと流域環境プログラムの学生さんが参加しました。
生態系管理実習は以下の流れで行います。
①里山の現状をデータで把握する
②地域、ステークホルダーのニーズの把握
③自然再生維持管理の方向性を設定
④施業
佐渡の里地は畔や休耕地などの管理は比較的行われていますが、難所となっているのがその周辺の林です。どのように木を残し、切るのか、など、計画を立ててさらに伐採を行うには技術が必要です。この実習では、その一連の流れを学びます。
これから生態系管理のための施業を行う林です。ハンノキなどが密生しています。
まずはデータをとることから。毎木調査(種を調べ、樹高や胸高直径を測ります)林縁の水路そばはアケボノソウがたくさん・・・。演習林では山の稜線の水が染み出る谷に多くありますが、海抜0近い平地にもあるんですね。
帰ったら、分からなかった樹種の同定やデータ整理を行います。そのデータを見て、どのような樹種、大きさの木を残すか決定します。
翌日はいよいよ施業。とにかく力仕事です。
みるみる林が明るくなります。
最後に記念撮影!トキがやってくるような林に生まれ変わるでしょうか?
みなさん、お疲れ様でした。
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