季節ものの野生生物の調査は、コロナ禍でも待ってはくれません!しっかり2週間の健康管理と行動管理の上、6月2週目に福島県只見町に学生と調査に行きました。只見町ブナセンターの方々にはいつもお世話になっております!
佐渡のモリアオガエルの田んぼ型と森林型の比較のため、本州の典型的な森林型モリアオガエルの調査を行う学生1名と、佐渡と本州での花形質と遺伝的比較を行うために今回はウラジロヨウラクの調査で訪れた学生1名です。なお、どちらも入林や採取許可申請は取っています。
モリアオの卵塊採取。高い木の上に泡状の卵塊がありました。2人で協力して採取しています。卵塊のなかの卵がいくつあるかを数えるために、採取します。
このあと、高枝切ばさみと卵を受ける網のセットで 卵塊を取るべきだと、気付きました・・・ |
つづいてウラジロヨウラク調査のため要害山へ。
ツツジ科のウラジロヨウラク(Menziesia multiflora) コマルハナバチが盛んに来ていました! |
こちらは佐渡のガクウラジロヨウラク (Menziesia multiflora var. longicalyx) |
調査をしているT君が、ウラジロヨウラクの短いガクのあたりはネバネバの粘性があり、アリなどがくっついていたと気付いてくれました。ガクのネバネバやガクウラジロヨウラクのガクの長さの生態的意義などの研究も面白そうです!
つづきまして、調査中に見た花たち。
只見と言えばヒメサユリ。 ちょうど見ごろでした! |
こちらはウラジロヨウラクと同じく釣鐘型の花を持つ ツツジ科のアカモノ |
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