今日は筑波大学の学生さんにヤマカガシを見せていただきました!
ヤマカガシは相手を噛むための牙毒と頭の後ろの部分に蓄えられている頸腺毒の2つを持っており、頸腺毒を持つのは日本国内では本種のみだそうです。
牙毒はすべての個体が持っている一方、頸腺毒はヒキガエルを食べる個体しか作り出すことができません。
ヒキガエルは約50年前に佐渡島内に持ち込まれた移入種であり、現在は小佐渡南部にしか生息していないことから、佐渡のヤマカガシは頸腺毒を持つ個体とそうでない個体の両方が存在する可能性があるのだとか。
今後は、ヒキガエルの分布とヤマカガシの頸腺毒の有無との関係を調査するとともに、この毒の獲得がヤマカガシの行動や形態に与える影響についても研究を進めるそうです。
佐渡島での研究によりヤマカガシの新たな生態が発見されることに期待ですね!
調査で捕獲されたヤマカガシ
ヤマカガシから採取された頸腺毒
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