ウツボグサ(シソ科) 色が薄いのがありました |
ずっと探していたカラスシキミ(ジンチョウゲ科) ツルシキミ(ミカン科)はたくさんあるんですけど、こちらは見つからない |
学生が発見したシウリザクラ ウワミズザクラに比べて少ないです |
ひっそりカワイイ植物
ミズタビラコ(ムラサキ科) |
ハイハマボッス サクラソウ科です |
モウセンゴケ 道に群生していました |
ウツボグサ(シソ科) 色が薄いのがありました |
ずっと探していたカラスシキミ(ジンチョウゲ科) ツルシキミ(ミカン科)はたくさんあるんですけど、こちらは見つからない |
学生が発見したシウリザクラ ウワミズザクラに比べて少ないです |
ミズタビラコ(ムラサキ科) |
ハイハマボッス サクラソウ科です |
モウセンゴケ 道に群生していました |
6月6日から9日まで、新潟農業・バイオ専門学校の樹木学実習がありました。
この実習では外部講師の明石さん(お山の森の木の学校)の指導の下、佐渡島内のキセン城や演習林の植生観察を行いました。
初日は小佐渡のキセン城周辺で植物採集を行いました。
今年は学生が複数の班に分かれて、それぞれテーマに沿ったサンプリングを行いました。
2~3日目は演習林内のサンプリングです。
渓畔林、スギ天然林、風衝地、その他の林道沿いなど、条件の異なる環境で様々な樹種をサンプリングしました。
帰るころにはサンプル袋をたくさんぶら下げている学生も多く見られました。
宿舎に戻った後は採取したサンプルの同定作業および標本作りを行いました。
今回の実習ではフラワーデザイン科に所属する学生も参加しており、今後はこれらの標本を使用したフラワーアートを作成するそうです。
作品の完成が楽しみですね!
こんにちは。佐渡研大学院生のAです。
5月27日に演習林センターで佐渡市環境学習ツアーが開催され、佐渡市民の方々がいらっしゃいました。私もお手伝いとして参加させていただき、その模様をご紹介いたします。
演習林センターのすぐ裏手は山へ続いていて、気軽に山辺の生き物たちに出会えます。
野生のネズミを捕まえるトラップではアカネズミがかかり、間近で可愛らしい姿が見られました。私もアカネズミをじっくり観察したのは初めてで、見とれてしまいました。
サドマイマイカブリが捕獲されました!
そして、ビオトープでは網を使って水生生物を捕獲しました。ドジョウやヤゴ、ゲンゴロウにガムシなど様々な生き物が獲れました。
身近に棲む生き物でも、自分で探してじっくり観察するのはとても楽しいですね!
先生方の解説を聞きながら生き物とふれあい、勉強ができる充実して楽しい時間でした。
~おまけ~
今回、個人的に嬉しかったのが、灯火に来ていたウンモンスズメという緑色の綺麗な蛾に佐渡市民の皆さんが興味を持ってくれたことです!いち蛾愛好家として嬉しかったです(笑)
7月22日から25日まで、東邦大学の野外基礎実習がありました。
この実習の目的は演習林内に生息するサドマイマイカブリとカタツムリを捕獲し、その捕食行動等について観察することです。
演習林での開催はコロナ禍に突入して以降初めてとなります。
初日は今回の実習の概要を説明するガイダンスが行われました。
サドマイマイカブリは佐渡島の固有亜種で他地域のマイマイカブリと比較して頭の幅が太くなっているという特徴があります。
2日目は早速ピットフォールトラップを設置します。
ピットフォールトラップは地表徘徊性の昆虫を捕獲する落とし穴のような装置です。
市販のプラスチックコップで調査可能なので家の庭などに仕掛けてみても面白いと思います。
地表徘徊性の昆虫は移動分散能力が低いので、調査地を変えると色々な違いが見られるかもしれません。
地表に設置したピットフォールトラップ
ピットフォールトラップの設置後は下山し、演習林宿舎裏の避難路付近でカタツムリの採集を行いました。
採集したカタツムリは宿舎に持ち帰り、形態計測を行いました。
3日目は設置したピットフォールトラップの回収です。
しかし、ピットフォールトラップを100個以上設置したにも関わらず、サドマイマイカブリを1匹も捕獲することが出来ませんでした。
1匹も捕獲できなかったのは今回が初めてとのことでした。
急遽、林道沿いの踏査を行い、再度捕獲を試みたのですが、この日は最後までサドマイマイカブリを発見することはできませんでしたorz
演習林に帰ってからは演習林の阿部先生による講義がありました。
今回はサドマイマイカブリが捕獲できず一時はどうなることかと思いましたが、学生からは楽しかったという声が聞かれ、大変ホッとしております。
来年こそはサドマイマイカブリを捕獲できると良いですね!
5月9-11日の日程で島嶼生態学特論実習が行われ、新潟大学の院生15名、静岡大学の院生7名の計22名が参加しました。
この実習では佐渡の演習林やドンデン山を散策しながら島嶼に形成された森林の様子を観察するとともに、植物写真家のいがりまさしさんを講師としてお迎えし、野外での植物写真の撮影方法について、講義や現場での実演を交えながら解説していただきました。
初日はドンデン山の散策です。
宿舎に到着後は、いがりさんによる植物写真の撮影に関する講義と実習参加学生による自己紹介(各自の研究紹介)を行いました。
2日目はいよいよ演習林です。
皆さん写真撮影に没頭していました。
夜は撮影した写真の発表会も行いました。
最終日は大野亀を散策し実習は解散となりました。
今回は2泊3日の短い期間でしたが写真撮影の様々な技術についてお話を伺うことが出来、大変勉強になったのではないかと思います。いがりさん、今年も講師を引き受けていただきありがとうございました。
学生が撮影した写真の一部は今後演習林のニュースレターに掲載する予定となっていますので、お楽しみに!