2024年10月17日木曜日

大阪教育大学の野外植物実習(9/24-27)


 9月24日~27日に、大阪教育大学の野外植物実習が実施されました。

この実習では、小学校や中学校の先生を志す学生が、適切な森林管理の手法や植物同定の手法について学ぶためのプログラムが組まれています。参加者のみなさんは、演習林を含む様々な自然環境を観察し、熱心にメモをとっていました。


初日は演習林内のスギ人工林での毎木調査。
専用機器の使用も初めての学生が多かったため、
原理から細かな説明がなされています。





次はスギ天然林や風衝地での植物観察。
サワフタギの青い実やアケボノソウが美しく彩っており、
天気は快晴でした。




2日目は大野亀~二ツ亀とドンデン山での自然観察。
花の時期は過ぎてしまっていたものが多かったですが、
ハマボウなどの海浜植物からエゾリンドウといった高地の
植物まで、様々な植物がみられましたね。

今回の実習での経験を、各々が教育現場でどのように活かすのか...!
今後の彼らの活躍に期待ですね。みなさんお疲れさまでした!!












2024年10月15日火曜日

公開型実習:森里海を繋ぐ野外生態学実習(9/10-14)

 9月9日~14日に「森里海を繋ぐ野外生態学実習」が開催されました。

この実習は、新潟大学佐渡自然共生科学センターの3施設が協同で実施しているもので、今年は15大学から24名の学生が参加しました。

初日のガイダンスの様子。大型実習のため、
こまめな概要説明や講義が各所に盛り込まれています。



2日目は里パート!小佐渡地域の里山林で実習が行われ、
人の森林管理の歴史や、里山環境に生息する動植物について学びました。


3日目は大佐渡地域の臨海実験所へ移動。その後、海パートとして
シュノーケリングによる磯生物の採取と観察を行いました。



同定作業の様子。細かな種名まで特定するのは至難の業です。



4日目は演習林施設へ移動後、川パートの実習が開始。
河川生物の採取と観察です。


魚も川虫もたくさん捕れましたね!
なんとアユを網ですくった人も!?




5~6日目は演習林とその周辺地域での森パート。
演習林敷地内にある様々なタイプの植生を観察し、
森―里―海の繋がりを意識した考察、レポート作成を行いました。

盛りだくさんの内容でしたが、すべて受け止めきれたかな?
ひとまずお疲れさまでした!


(この実習は公開型実習です。適切な申請手続きをとることで、
単位互換型実習という形で新潟大学以外の他大学の方でも受講することができます。)

2024年10月4日金曜日

リスクマネジメント実習 A日程&B日程

 8月26~29日と9月2~5日には、公開型実習のひとつであるリスクマネジメント実習が開催されました!

登山や調査研究、将来の就職先での業務などにおける森林内での諸活動において、想定されるリスクへの備えや対処法を習得することを目的とした実習で、新潟大の学生はもちろん、他大学の学生も参加していました。



初日は車両関係のリスク管理!スペアタイヤの交換や
バッテリー上がりへの対応について実戦形式で学びました。
また、夜にはテント張りなどの野営体験も行いました。




2日目は地元の消防士さんによる救急救命講習と、
ロープワークによる木登り実習をしました。


3日目は登山と植物採取の実習を行いました。
初日、2日目の知識を生かすことはできたかな?


今回の実習で学んだことはもしものときのリスクへの対応なので、できることならここで得た知識を使わずに無事に野外活動を終えるべきなのかもしれません。しかしそう上手くはいかないのもまた人生。皆さんにもしものことがあっても、ここでの学びを思い出して無事乗り切っていけることを願っています!

p.s. 9月は実習が立て込んでいたため、ブログの更新が遅れてしまいました。
  これからたくさんアップしていきますよーー!