2019年9月3日火曜日

2019/8/19-20 大阪産業大学_生態学特別演習2

公開林間実習の翌日からは、大阪産業大学から2年生19名+引率の先生で訪問されました。
8月17-18日は先に同じ佐渡自然共生科学センターの臨海実験所に宿泊し、海の生物の実習を終えてこられたとのこと。
お盆明けは台風の影響で一時来島も危ぶまれましたが、無事に全ての実習予定を終えることができました。

【1日目】
19日は、演習林でトレッキングや天然スギの観察をしながら佐渡の森林に関わる自然環境を体感していただきました。
台風一過でお天気も良く、尾根沿いから気持ちの良い景色を眺めることが出来ました。
理工系に所属する学生さん達ということでしたが、中には高山植物にも詳しい生物好きの学生さんもいたようです。
天然スギの林道を散策
途中には、少し前に大木が倒れて出来た「ギャップ」と呼ばれる開けた空間があります
この時期はギャップに咲くヨツバヒヨドリという花の蜜を求めてアサギマダラも飛んでいます
風衝地の深い谷を挟んだ反対側から。中心付近に学生さん達がいますよ
一列に並んで景色を眺めています
ミヤマトウキの葉に興味を持ってメモを取る姿も
下山後も、佐渡島の自然についてさらに学習を深めます
夜はバーベキュー、火起こしは得意かな?
関西からのお客さんということで、サザエなど佐渡産の海鮮がたくさん用意されました!
【2日目】
翌日は、佐渡金山の関連施設跡である北沢浮遊選鉱場の見学からスタート。
あいにく雨が強い時間帯で、ラピュタのような古い建物跡を外で見学する人はほとんど見られませんでした。
学生さん達は隣接する技能伝承展示館などを見学し、佐渡の文化を見学しました。
その後は白雲台展望台を経由して、トキの森公園の見学へ。
最後は「野生のトキも見てみたい!」という声にお応えして、よくトキが観察されるポイントにも向かいましたが…この日は残念、天候と時間帯が合わず肉眼では姿を確認出来ませんでした。
雨の中でも負けじと記念写真を撮る強者も
白雲台はその名の通り、真っ白い雲の中…心の目で下界を想像している様子
トキの森公園ではゆるキャラ「サドッキー」との楽しい出会いも
向かいの森に野生トキは見れるかな?
…望遠すると木々の間に隠れている様子が見えましたが、肉眼では難しかったですね
臨海から含めると3泊4日の佐渡島実習となりましたが、いかがでしたでしょうか?
野生トキを見れなかったのは残念でしたが、それは次回に持ち越しと言うことでぜひまたお越しくださいね。

【おまけ】
演習林の定番コースである「王様の小径」では、ちょうどマルバフユイチゴの実がたくさん熟していました。
いつも緑と茶色ばかりの林床に、鮮やかな赤い実が散りばめられる様子は可愛らしいですね。
酸味が強くワイルドな味ですが、私は好みです

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