つづきまして、島嶼生態学特論実習です。トルコからの留学生実習と平行に行われたこの実習は、今年度初めての開催です。新潟大学自然科学系修士課程対象です。
今回の課題は日本や中国などの広域に分布しているクサギを、本州、伊豆諸島、佐渡で比較してもらい、グラフや統計を用いてその相違を検証、さらに先行研究をもとにその形態変異の背景を考察してもらいます。
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クサギ観察中 |
その前に、佐渡島には何度か来たことがあるものの、メジャースポットであるドンデン山に行ったことがないというので、ドンデン山の散策から…
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ドンデン山から両津、小佐渡を眺め… |
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ホツツジに来ているマルハナバチ。一心不乱です。
やけに白いトラマルハナバチ?がドンデンの夏には多く見られます。
毎年見るのですが、エゾトラマルハナバチでしょうか・・・?
他には普通の色とトラマルハナバチとオオマルハナバチ♂が訪花していました。
(9/14に確認したところ、オオマル♂だと思っていたものにはクロマル♂も混ざっていました。
クリーム色のマルハナは謎のままなので専門家に同定してもらいます!) |
佐渡のマルハナバチはオオマル、コマル、クロマル、トラマルと記載されております。もしかするとナガマル?もしくはサドマル?(笑)
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ヒカゲノカズラ。胞子嚢穂で分かると思いますがシダ植物です。
ドンデンにはマンネンスギもあります。
もちろん天然杉もあります(笑) |
さて、課題に戻りまして…まずはクサギの訪花昆虫の同定から。
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こちらはクロアゲハ。
ミヤマカラスアゲハとホウジャク類も来ていました。 |
花のサンプルを採取してきてから、計測作業に入ります。
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ノギスの使い方から始めました…
最近は電子ノギスを使っている学生が多いので、
知らない人が多いんですね。 |
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花筒の色を調べています。 |
さて、結果は如何に!?基本的には本州のクサギと同じような形態ですが、よく調べてみると異なる部分も出てきたようです。研究は研究の始まり・・・。次回の課題も見てて来そうです。
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