なかなか梅雨が明けません。
佐渡では晴れる日も増えてきましたが、来週辺りまでは曇りや小雨の日も交じるようですね。
暑く乾燥した真夏になってしまうと、観察できるキノコの種類も限られてしまいます。
そして、来月半ば以降は学内実習も再開される見込み。
そのため教材の材料集めや編集作業をできるのも、今のうち。
先週は月と金に2回、同じ場所で観察を行ったのですが、たった4日の間にもキノコの種類は入れ替わっていました。
一期一会ですね。
おかげで、種名を調べてから撮り直そうと思っていた動画は撮影できず…
編集でどうにかしようと格闘中です。
撮影の途中には、冬虫夏草(昆虫に寄生するキノコ)を掘り出すこともできました!
見事に背中から突き出しています |
これはコガネムシの仲間の幼虫でしょうか。
宿主が幼虫系の場合は掘り返しても何も残っていない(あるいはアゴだけとか)ことが多いのですが、今回ははっきりと形がわかる状態でした。
別個体ですが、生えているときはこんな感じ |
ちなみに…漢方で有名な冬虫夏草は、オオコウモリガというチベット~中国に分布する蛾の幼虫に寄生する種(Ophiocordyceps sinensis)のみを指すようですよ。
こちらのキノコも近縁種だとは推測されますが、同様の薬効があるのかどうかはわかりません。
その他にも、秋によく観察されるキノコも出始めていたようです。
シロスズメノワン...もふもふの毛で覆われた托外皮層と白く透き通る子実層が美しい |
最後に、「動画だからこそ伝えられる菌類の面白さ」がこちら。
ホコリタケの仲間が胞子を噴出する瞬間です(指で押していますが)。
写真ではなかなかうまく表現できないのですよね。
子供の頃につついて遊んだという方も多いかもしれません。
教材では、詳しい説明とともにご紹介する予定です!
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