地面から生える耳! |
「ミミブサタケ(Wynnea gigantea)」というチャワンタケの仲間です。
日本全国で発生するようですが、稀にしか出会えないレアな存在です!
その希少さから、都道府県によっては準絶滅危惧種に指定されていることもあります。
なんと今回の菌類調査で、初めて出会うことができました。
おそらく佐渡島内では初の報告ではないでしょうか。
そばだてています |
まるでウサギの耳が地面から伸びているかのような、不思議な形!
(H先生はロバの耳と言っていましたが)
想像していたよりも大きく、見つけたときは思わず叫んでいた…ような気もします。
耳の一部をかじる毛虫 |
数本の耳(状のきのこ)が、根本で束になって柄につながっています。
柄は地中深くまで伸び、菌核を形成しているようです。
食用には向きませんが、それ以上に希少な存在なので食べないでください!!
また来年、同じ場所で出会えるでしょうか…?
植物の種のような胞子 |
まさか実物に遭遇できるとは思っていなかったので、びっくりでした。
調査開始直後に大雨に振られて(晴れ予報だったのに…)テンションが落ち気味でしたが、見事に回復してくれましたね。
軽く刺激を与えると耳の内側(チャワン面)から勢いよく胞子を吹き出しますので、もし見つけたら優しく胞子をまく手伝いをしてあげましょう。
8/7追記:胞子を吹き出すところの動画を追加しました!
予想外の勢いです。
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