2012年7月21日土曜日

中国黒竜江省ハルビン

こんにちは。佐渡研とつかです。
先日7月6日~11日にかけて、中国黒竜江省ハルビンに、ボス・H先生・Nさんと行って参りました!
提携校との農学部国際シンポジウムに参加するためです。
シンポジウム自体もよかったですが、現地の公園や「東北林業大学」の演習林を案内して頂いたり、山を登ったりして、植生を見れたことが何よりよかったなぁと思っています。
ということで、今回、現地で見られた樹木を簡単に紹介したいと思います。
間違ってたらご指摘下さい。
(ボスからは英語でブログ書くっていうのが宿題でしたが、そんなに器量が無いので日本語ですみません~。インターナショナルでないですが。。^^;)

まず。
ハルピン郊外の公園にあった樹木です。
 Quercus mandshurica 日本のミズナラのご先祖様だそうです。

 Tiliaの仲間。日本のシナノキととても似てます。特徴的な実の付き方もやっぱり。
 ニワトコちゃん。日本のとおんなじかな?

実がたくさん。下のように葉には大きな切れ込みがあるこれは、カンボク(V.opulus)だそうです。
(H君のご教授により判明(^-^)ありがとう。



さて公園の樹木はこんなかんじでした。
公園とか植物園には樹木じゃなくってヘンな像もいっぱいあったのでついでに載せます。
むしろこっちのほうがおもしろかったです。(笑)

 ↑何してるの。

 ↑君おしり見えてるよ。

 ↑前の子と後ろの子に両刀使い。。。

↑なんかあやしい。

独特のセンスが垣間見れますね。



この後、「東北林業大学」の演習林を案内して頂き、演習林内の「帽八山」に登りました。
その際にみられた樹木たちです。↓

 イタヤカエデの仲間でしょうが。。。切れ込みの大きさが不揃いで不思議でした。(演習林にて)

 こちらもカエデの仲間です。
鋸歯の入り方が、カナダの国旗のサトウカエデ(Sugar maple)っぽいね、と話していました。(演習林にて)

 ミネカエデの仲間(演習林にて)

 コマユミの仲間(演習林にて)

 マタタビッ!(演習林にて)

 ヤチダモFraxinus mandshuricaの仲間!先端の葉が丸く大きく、ヤチダモのお化けみたいでした。。(演習林にて)

 ネグンドカエデ(Acer negundo)北アメリカ原産だけどなぜか演習林に。。鳥が運んできたものでしょう。(演習林にて)

 Prunusの仲間。ウメに似てるかんじ。(演習林そばの施設の植栽木)

 Acanthopanax(コシアブラなど)の仲間(演習林にて)


 山の上にいたマメ科の植物。(帽八山にて)

 ミツデカエデの仲間(帽八山にて)

ウルシ科の仲間。日本の種類はこんな花の付け方をしないので、みんなでびっくりしていました。(演習林ステーション内にて)


こんなかんじで、日本のものと全く同じ?というもの、
そっくりだけど・・・なんかちょっと違う!!!
というものまで、いろいろな樹木に出会え、心が躍りました。
演習林内や山は二次林でしたが、日本の二次林植生ととぼ同じ種構成で、「今すぐにでも植生調査ができるね♪」と先生方は話しておられました。


また、中国の大学は本当~~~~に敷地が大きく、大学の中に街があるようでした。
その分演習林のステーションも大きく、ステーションだけで新潟大学の五十嵐キャンパス位余裕でありました。。。
中には立派な温室や実生畑、来客用のお城みたいなホテル(!)まであって、全くびっくりすることだらけでした。

ステーション内の実生畑とホテル


今回の旅で、また外国に行く機会があれば、現地の植生を絶対見てみよう!という気持ちになりました。
そのためには貯金ですね、貯金。がんばろう。


(M1とつか)