2016年12月27日火曜日

佐渡STニュースレター6号

 皆さま、こんにちは!もう2016年もあと僅かですね。大掃除もそろそろ手をつけたいところです。

 佐渡ステーション、ニュースレター6号をアップしました。この年末年始に、コタツでごろごろしながら読んで頂ければ幸いです。
ニュースレターはコチラから!

 今年も、学内実習、共同利用実習、研究調査など佐渡演習林をご愛顧いただきありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。



2016年12月1日木曜日

新米、いただきました!

 皆さま、こんにちは!一日、一日と寒くなって行きますね。私は、すでに石油ファンヒーターの前から離れられなくなっています。
 
 さて、皆さん、新米はもう食べましたか?私は、10月の終わり頃に周辺の集落の方からお裾分けして頂きました。佐渡のお米、今年も美味しいです!そして、先日も佐渡ステーションのある集落の方から頂きました(下記の写真)。皆さん、ありがとうございます!
今年は、お米を入れる袋も作成したそうです。
佐渡のお米は、魚沼のお米にも負けず劣らず美味しいですよ!最近は、ネットで販売している所もありますので、是非ご覧下さい。

2016年11月23日水曜日

一晩で真っ白!

昨夜の間に、大佐渡の山々も雪をかぶりました!
冬が来ますね~!!

2016年11月19日土曜日

銀杏採ってきました。

こんばんは。佐渡研学生のNです。ニュートラルのNです。ノーマルのNです。
そんなことは置いといて、今回初めての投稿です。書きながら緊張してきました。。変なこと書けません。変なこと書いたら、、、。

さて、今回の内容ですが、「 銀杏採ってきました!! 」

以上です。


…そんなことはなく、もう少し詳しく説明します。

始まりは、そう。Iさんからの「銀杏採りに行かない?」この一言からでした。

そして色々あって、銀杏を拾いに行きました。
もうめっちゃ臭かったんです。途中から匂いの感覚無くなってきたんですけど、何とも言えない香りがしたんです。

何年間潮風に耐え抜いたイチョウの木なのかわかりませんが、それこそ足の踏み場もないほどたくさん落ちていました。いや、物理的にも、匂い的にも、踏みたくないっていう心情でしたね。。

さて、そんな思いをしながら採ってきた銀杏ですが、採ったその日は時間もなく、鼻もひん曲がり、埋めました。

なんだかいろいろと意味の解らないことを言っているようですが、これには理由があります。
銀杏はスーパーで売っている状態で落ちているわけではなく、果肉が付いた状態で落ちています。その果肉の部分は固かったのですが、その部分を腐らせることにより、スーパーで売ってる部分を取り出しやすくする、というものでした(A先生談)。
「マジかよー。さらに臭くなりそうじゃん。んでも時間ないしとりあえず埋めとくか」……。

そんなこんな様々な思惑があり、その日は地面に埋めました。決してイチョウを育てようと思ったわけではありません。

そこから色々とあり、一か月近く経過した、11/18に掘り起こしました。

いやほんともう、腐りかけた銀杏の臭いのなんの。拾った時の何倍も鼻がひん曲がりそうになりながら掘り起こしました。
あの、銀杏の強烈な香りに、さらに、発酵して酸味が加わり、、、素敵な香りでした。泣

そんないろんな思いを胸に、掘り起こした銀杏を川で洗いに。


向かいます。足から離しながら持っています。


それを足で踏み踏み。


もっと踏み踏み。


そうすると、

なんやかんや綺麗になります。


それを繰り返して、


イエーイ!!


こんだけ採れました!

それを乾燥して


ジャジャーン!!

そこからさらに


殻を外して


やっと食べられます! ん~!美味なり!!

こんな苦労の末に食べられる、秋の味覚に皆んな舌鼓。あっという間に無くなってしまいました。
そりゃお店で売っている銀杏、居酒屋で食べる銀杏、良い値段するわけです。ものすっごい手間がかかります。だからこそなおさら、格別な味がしたのかもしれません。

そんな、佐渡研の日常でした。

今日のまとめ。
銀杏は臭いし大変だけど美味しいよ。
格好よく言うと、「苦労したものこそ価値がある」。。。やめよう。柄でもない。

それでは、また会う日まで。

2016年11月14日月曜日

第3回新潟大学 佐渡三施設 森里海公開シンポジウム開催のお知らせ

 今週末、11月19日(土)に第3回となる佐渡3施設森里海公開シンポジウムを開催します!皆さま、お誘い合わせの上、お越し下さい。



2016年10月27日木曜日

全国演習林協議会秋季総会(10/29,30)

 毎年恒例の全国演習林協議会秋季総会、今年は北海道名寄(なよろ)市(幹事校:北海道大学)で開催されました。来年度の秋季総会は新潟大学が幹事校になる事も有り、今年は佐渡演習林から教員4名、技術職員2名、農学部総務部より2名の計8名で参加してきました。

会場の名寄駅の駅前交流プラザ”よろーな”に全国の演習林より
約60名の関係者が集まり、演習林の運営などについて協議しました。
本大会では、崎尾教授は副議長を勤めました。
(表彰者記念撮影にて、後方で議長と並んで・・・)
余談ですが、名寄市のゆるキャラ「なよろう」をはじめ、
名寄市周辺の市町村では大勢のゆるキャラが大活躍中です!
名寄市はもち米の生産量日本一で、そのもち米で作ったお餅は
とても美味しかったです。。ゆるキャラの”なよろう”のデザインも、
もち米、鏡餅をモチーフとしているらしいです。
(写真のもち米は、崎尾教授が懇親会のイベントで勝ち取ったものです!)
次の日は、北海道大学の雨竜研究林を視察しました。
名寄から北海道大学のバスに乗って出発〜。
約30分バスに揺られ、雨竜研究林につきました。
最初に降りた場所は研究林を見渡せる小高い丘(?)でした。
雨竜研究林は約25,000ha!!
職員さん曰く「ここから見渡せる場所全て研究林です」
(うーん、一度言ってみたいセリフですね・・・)
雨竜研究林の主要な森林タイプは、常緑針葉樹(トドマツ、アカエゾマツ)と
落葉広葉樹(ミズナラ、シナノキ、ダケカンバなど)からなる混交林です。
(写真は、アカエゾマツの純林です)
視察では、ミズナラやアカエゾマツの林の観察を行い、
職員さんからは、雨竜研究林で実施している教育、研究、
森林施業の説明がありました。
視察の日は見事な秋晴れでした!

2016年10月24日月曜日

VR続報2

 皆さん、こんちには!VRの続報、第2弾です。今日は、22日、23日の新潟大学Weekでのイベント本番の様子をお伝えします。なんと、2日間で計250人の来場者数となりました。足を運んで下さった皆さん、ありがとうございました!

プレ開催と同様に佐渡研の学生がイベントの
お手伝いをさせて頂きました。
順番を待っているお客さんには、佐渡研の学生が
佐渡演習林の自然についての説明を行いました。
遂に、VR体験!皆さん笑顔です。
楽しんで頂けたでしょうか?
VRはいかがでしたか?初めて体験するお客さんも多かった様です。VRイベントは終了いたしましたが、新潟大学Weekは10月30日までとなっております。他にもいろいろなイベントが開催されていますので、興味の有る方は新潟大学のホームページをご覧下さい。

2016年10月20日木曜日

VR続報

 新潟大学WeekでのイベントVR「佐渡の原生林へテレポート」について新潟日報に掲載されました。興味のある方は、10月21日の新潟日報をご覧下さい!

VRでスギ天然林を散策!

 皆さん、VRってご存知ですか?VRとは、 バーチャルリアリティの略で、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)と呼ばれる装置を頭に着け、仮想世界に入り込んだような体験をできるものです。最近では、ゲームの世界などで話題になっていますよね。

 なんと、佐渡演習林のスギ天然林がこのVRで体験できることになりました!新潟大学Weekでのイベントの一つです。今回は、プレ開催されている様子をお伝えします!


受付などは、佐渡研の学生が担当しています。VRは一人づつの体験となります。
待っている間は演習林の写真などをご覧ください。

この大きなゴーグルがHMDです。どんな感じに見えるかは体験してのお楽しみ・・・
NSTなどの各テレビ局や新聞社から取材も受けました。
(21日のテレビニュースや新聞を要チェック!)
テレビ局の方もVRを体験されました!
新潟日報さんに取材される、佐渡研の学生さん。緊張~
 皆さん、この週末は是非とも新潟大学五十嵐キャンパスへ!お待ちしております~
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VR「佐渡の原生林へテレポート」
開催日時:10月22日(土)~23日(日)10:00~17:00
場所:新潟大学五十嵐キャンパス農学部棟
対象:どなたでもご参加いただけます。
※12歳以下の方には目にやさしいシステムを利用した
VR体験をご用意しています。
事前申し込み不要、参加費無料
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新潟大学WeekやVR体験の詳細については、下記のページをご覧ください
新潟大学Week
 VR「佐渡の原生林へテレポート」 

2016年10月12日水曜日

育林系実習(9/13〜9/18)

 皆さん、こんにちは。今日の佐渡は秋晴れの空が広がっています。朝晩も随分と寒くなってきましたね、風邪を引かない様に気をつけましょう。

 本日は、育林系実習(学内実習)の紹介です。この実習は、生産環境科学科森林環境学コースの必須科目となっています。その名の通り、林を育てる事について学ぶ実習です。佐渡での実習は、5泊6日で行い、そのうち半分の日程でスギの人工林の造成などについて学びました。

 初日、演習林の植生観察を行いました。
残念ながら天気は曇り時々雨でした。
こちらは、稜線沿いに生育する天然のスギです。
先端がちょっと変わっているのですが、分かりますか?
何百年と時間をかけて不思議な樹形になったスギ。
その樹形から通称:連結杉と呼ばれています。
王様の小径のトレッキングも行いました。
学生さんは各樹木、草本の説明を熱心に聞いていました。
ユキザサの実です。赤く熟した実が
雨に濡れ、宝石のようでした。
風と雪圧の影響で枝が垂れ下がり、
トンネルになっているスギも・・・
よ〜く観察すると、人の顔が・・・
(演習林、珍百景??)
 2日目からは、本格的に造林の実習になります。造林の流れや各作業については、過去の記事に詳細に記していますので、そちらも是非ご覧下さい。→コチラから
最初に、実習で使う道具(鉈)の手入れを行います。
鉈を2種類の砥石(荒砥石と仕上げ砥石)を使って研ぎます。
ほとんどの学生さんは、刃物研ぎは初体験です。
技術職員さんの指導を受けながら慎重に研ぎます。
いきなりですが、これは何の道具か分かりますか?
答えは丸太などを動かす際に使用する道具です。
「とび」という名前で、昔から山仕事に欠かせない道具の一つです。
とびを使って、チェーンソーの練習台を組みました。
明日の間伐に向けて、チェーンソーも練習しました。
なれない道具で、皆さん腰が引いてました・・・
チェーンソーも手入れは必須です。チェーンソーは、
多数の小さな刃がついたチェーンが高速で回転し、物を切断します。
こちらは、刃の目立てを行っています。(by 佐渡研4年生)
棒状の専用のヤスリを使って、刃の角度の調整、
刃の切れ味を回復させます。
では、皆さん、手入れした道具をもって
地ごしらえ開始です。
地ごしらえとは、雑木や下草刈り、更地にして
植林しやすくするための作業です。
地ごしらえ後の雑木林、ここに苗を植栽をしていきます。
今回、植栽するのはスギとヒノキアスナロの苗です。
1本1本、丁寧に植えていきます。
植栽後の造林地です。良好な人工林にするためには、
植栽後も定期的に様々な手入れをする必要があります。
次は、別の場所で間伐作業を行います。間伐をしやすく
するため、最初に障害になりそうな下層植物を除きます。
いよいよ、チェーンソーでスギを間伐します。
が、なにせ、初めての作業で上手く木が倒れない事も・・・
そんなときは、技術職員さんが木回しやクサビ
を使ってサポートを行い、無事に伐倒となります。
枝打ちも行いました。約3mの梯子をのぼり、
手の届く範囲の枝をノコギリで切り落としました。
こちらは、除伐、間伐、枝打ちが終わった後の林の様子です。
4枚前の写真と比較するといかがでしょう?
作業中には、こんな出会いも・・・
モリアオガエルさん、こんにちは
この他にも、刈り払い機を使用した下草刈り等を行いました。学生の皆さま、実習お疲れさまでした!後期授業が始まり、講義に実習と忙しい日々が再会しているかと思いますが、体に気をつけ、がんばってくださいね。