2017年10月31日火曜日

トルコ・ロシア・バングラデシュ留学生実習(8/28〜8/29)

皆さま、こんにちは。今日は、トルコ、ロシア、バングラデシュの大学からの留学生実習についてご紹介します。この数年、佐渡演習林では、国内だけでなく、海外の大学からの学生を対象とした実習も増えてきました。

8月28日〜29日の1泊2日でトルコのアンカラ大学、エーゲ大学、それに新潟大学に留学しているロシア、バングラデシュからの留学生と引率の教員、計24名が来島しました。今回の実習では、演習林の自然だけではなく、佐渡の歴史、文化とも深く関わっている史跡 佐渡金山も見学しました。
新潟ー佐渡間の船の中で。船旅は快適だったでしょうか?
演習林の教員から説明を受けながら、様々な森林を観察しました。
やはり、スギ天然林では、その形、大きさに
驚きの声が出たそうです。
日本海が一望できる場所で、集合写真!
佐渡の自然についての講義も行いました。
バーベキュー、一定の割合で火起こしが好きな人がいるのは
どこの国も同じ??
今回の実習では、ムスリムの方がほとんどだったので、
豚肉、焼肉のタレなどを除いた食事を工夫しました。
乾杯は、ジュース&アルコールで・・・
2日目は、史跡 佐渡金山を見学しました。

留学生の皆さん、実習お疲れ様でした。佐渡の自然、歴史、食べ物はいかがでした?またの来島、来日をお待ちしています!

2017年10月26日木曜日

佐渡3施設合同フォーラム「森里海を探求しよう」11/11(土)

平成29年度新潟大学佐渡3施設合同フォーラム「森里海を探求しよう」を開催します。
http://www.cter.niigata-u.ac.jp/
【日時】
平成29年11月11日(土)13:00〜16:30(終了予定)
【会場】
トキ交流会館1F大ホール(佐渡市新穂潟上1101-1)
※中高生大歓迎!(入場無料)

2017年10月17日火曜日

樹木学実習(8/22〜8/25)

皆さま、こんにちは。今日の佐渡は、肌寒くはありますが、秋晴れの空が広がっております。

今日は、新潟大学農学部の実習を紹介します。主に、森林環境学コースの2年生が受講する「樹木学」ですが、その名の通り、多様な樹木の分類、構造・形態、分布、生活史、生理生態などについて学ぶ講義です。この講義では、座学だけでなく、佐渡島で3泊4日をかけて、樹木の採取、標本の作成を行っています。今年は計29名の学生さんが来島しました。

高木の樹種は、技術職員さんやTAさんに高枝切りバサミで
まとめて採取してもらい・・・
各自、剪定バサミで切り分けます。
低木の樹種については、自分の剪定バサミで直接採取します。
採取した植物は、番号を書いた豆荷札をつけて、
ビニール袋に入れ、乾燥しないように袋の口を縛り
持ち歩きます。
約2日間で採取する樹木は100種以上!
さあ、どんどん行きますよ〜
急がないと、置いていかれる〜
野外でいっぱい動いた後は、お楽しみの夕食!
カレーはいつの時代も人気のあるメニューの一つです。
この実習、夕食の後も大変な作業が・・・
採取した植物の標本作成と同定が待ってます。
先生から同定する際のポイントや
図鑑に出てくる用語の説明をしてもらい・・・
さあ、同定開始です。植物と図鑑を比較しながら、
友達と相談しながら、毎夜頑張りました。
が、時には先生から「違うよ〜」との指摘を受け
再同定したりと・・・
同定がようやく終わり、打ち上げだ〜!
この日は、強風のため、BBQが難しく
室内での焼肉パーティーに変更しました。
いつもの食堂もレイアウトを変更してパーティーっぽい?
同定が無事に終わったせいか、皆さんリラックスした様子でした。

皆さん、植物採集お疲れ様でした!樹木学は、この野外実習の後も座学や試験などが待ち受けておりますが、最後まで頑張ってくださいね!

2017年10月11日水曜日

一般公開林間実習2017 (8/19〜8/20)

皆さま、こんにちは。本日のブログも実習紹介です。

佐渡ステーションで実施している実習は、基本的には大学、専門学校の学生が対象ですが、今日紹介する「一般公開林間実習」はどなたでも参加できる実習です。

公開林間実習では、1泊2日の日程で、佐渡島の自然についてのミニ講義、森林性の生物(ネズミ、昆虫)の観察、スギ天然林のトレッキングを行います。今年も島内、島外から計11の参加者がありました。その中には、島内の小学生も!島内の小学生でも森の中に入る機会は少ないみたいで、興味津々といった様子で森の中を探検しました。

1日目の最初に、ネズミや昆虫を捕まえるための
トラップを森の中に仕掛けます。
まずは、昆虫を捕まえるための落とし穴のコップを
土の中に埋めます。
こちらは、ネズミを捕まえるためのシャーマントラップです。
トラップの中には、ネズミをおびき寄せるための
餌(落花生、ひまわりの種)が入っています。
何処にトラップを仕掛けるか、
ネズミの気持ちになって・・・
今回は、合間に川虫の観察も行いました。
トラップを仕掛け終わったら、ステーションに戻って
崎尾先生のミニ講義です。
今回は、小学生もいるので、より分かりやすい
話し方で行ってくれました。
そして、1日目の一番?のお楽しみ、バーベキュー!
小学生の二人も、お肉など張り切って
焼いてくれました!
二日目・・・トラップに成果は?
昆虫を捕まえるための落とし穴はまずまずな感じでした。
オサムシの一種など
ネズミのトラップは・・・
残念!今年は一匹もかかりませんでした。
こんな年もあります。お楽しみは、来年へ持ち越しです。
次はスギ天然林をトレッキング・・・の前に、
スギの人工林の観察をしました。
人工林と天然林、比べてみるとどうかな?
そして、二日目のメイン!王様の小径のトレッキングへ!
いざ!行かん。
大王杉やその他の杉の姿に、皆さん感嘆の声でした。
崎尾先生が風と雪に影響を受けたスギのお話もしてくれました。
王様の小径では、スギだけでなく
アサギマダラもお目見え!
ホツツジの花も可愛く咲いておりました。

トレッキングの後は皆でお弁当。
今回のお弁当も与左エ門さんのです。
連結杉では、その形の複雑さに唖然
風衝地では、霧が出ており、残念ながら景色は見れませんでした。
参加者の皆さん、夏休みの楽しい1日となったでしょうか?また、どこかでお会いできるのを楽しみにしています。




2017年10月7日土曜日

森林環境FC実習・フィールドワーカーのためのリスクマネジメント入門(8/16〜8/19)

皆さま、こんにちは。佐渡ステーション、今シーズンの実習も残す所、あと一つになりました〜。溜まっている実習のブログも更新していきます!

順を追って、8月に実施した実習から紹介していきます。まずは、”森林環境FC実習・フィールドワーカーのためのリスクマネジメント入門”です。

この実習では、フィールドで調査する際に必要となる、天気図の読み方・書き方、ロープワーク、ルートファインディング、野営(キャンプ)などの方法を学びます。今年は、新潟大学より20名、他大学(計5大学)より7名の計27名の参加者がありました。

ルートファインディング中です。
皆で地図や方角、高度計、歩いた時間などを参考にして、
ルートを確認しています。
お、梯子発見!
とりあえず、ルートは間違ってなかったみたい。
次は、調査中に車のトラブルがあった時のために、
タイヤの交換、バッテリーチャージなどについて学びます。
あれ?この道具なんだっけ?見たことはあるような・・・
ボンネットを開けてみるのは、教習所以来だという学生も
(本実習は、車の運転免許証を持っていなくても受講できます)
本間先生からバッテリーチャージの時の注意点など
実際に見ながら講習を受けます。
実際にタイヤ交換もしました。
さっきの道具も大活躍です!
こちらは、高所作業時のロープの使い方
本間先生とTAの学生が安全帯のつけ方などを指導します。
高所からの降下、まずは本間先生がお手本。
足元を確かめながら、確実に・・・
学生さんも、次々に降下します。
緊張して、ちょっと腰が引けてる??
野営(キャンプ)では、テントを設営して、山の中で一泊です。
ご飯などは、各班でメニューを考えてもらいます。
さて、山の中で手軽に作れるメニューは何??
野営を行った日、夜中から発達した積乱雲が佐渡上空を通過しました。このため、安全を考え、夜が明け次第、急遽撤収となりました。
ということで、朝ごはんは佐渡ステーションで作成しました。
この班は、そうめん?
こちらの班は、おしゃれにパンケーキ!
この写真は、ちょっと失敗気味ですが、この後、
とっても理想的な焼き目のパンケーキができてましたよ!
(その写真を撮っておけばよかったね、学生さんゴメン)
皆さん、実習お疲れ様でした!またのご来島、お待ちしてます〜。