2015年7月30日木曜日

チェコ国際植生学会その10

本日の天気は予報では、豪雨でした。晴れ男の意地にかけてもと、念じたところ、出発時は小雨、その後、雨は治まり午後には晴れ間も見えるくらいに回復しました。

この沢を登りつめて、エクスカーションが始まりました。





 低木のマツの森林限界を超えると、植物も少なくなってきます。


 山頂に近づくと残雪が残っていました。



これは低木性のヤナギで岩に張り付いています。

山頂に辿り着いたのは、私と中野君のたった2人でした。 この時には、雲も減少して、山頂から360度が見渡せました。山頂間際は、まさに岸壁登攀のようなエクスカーションでした。




2015年7月29日水曜日

チェコ国際植生学会その9

本日のエクスカーションは、標高1600mの高山帯に行きました。ちょうどたくさんの花が咲いており、天気も良く、楽しい一日でした。

この豚は、ヨーロッパトウヒの森林の中で、林間放牧されていました。

ロープーウエイで一気に高山帯まで登りました。

ガイドの説明を受けてから出発です。

低木性のマツが森林限界に分布しています。日本ではハイマツにあたります。





これはヤナギランの仲間でしょうか。



これはチングルマです。



この植物は、ふきのような葉を持っていて、雪崩が起こる沢沿いに分布しています。

これはトリカブトです。








2015年7月28日火曜日

チェコ国際植生学会その8

エクスカーションでスロバキアに移動しました。参加者の多くは草原の植物に興味があり、専門家に名前を聞いています。

名前はわかりませんが、綺麗な花を紹介します。

これは、ミヤコグサの仲間です。


草原には羊の群れが放牧されています。

左がカエデで、右はプラタナスです。葉が似ていて、果実がなければちょっと見た目ではわかりません。


サンショウウオがいましたが、毒があるということで、触れたら手を洗うように言われました。


夜には、地元の笛の演奏家が、様々な笛を吹いてくれました。


 スロバキアには、あちこちの山の上に、お城がありました。

スロバキアの典型的な農村風景です。

2015年7月25日土曜日

チェコ国際植生学会その7

今日は昼休みにメンデル博物館に行ってきました。


これが実験に使用した豆です。ミュージアムショップでは、豆の子孫?を売っていました。


ベゴニアの花の色を使った展示を行っていました。右の列が親です。この世代は2列目ですべて赤になります。孫の世代が3:1になります。

メンデルが勤めていた修道院です。この庭で温室を作り実験を行っていました。



2015年7月24日金曜日

チェコ国際植生学会その6

学会の発表の様子もお知らせします。私は1分間のLightning talkとポスターを行いました。Lightning talkとは、電光石火のごとく発表を行います。この1分間で内容をわかりやすく説明し、いかに自分のポスターを見に来てもらえるかアピールすることが求められます。これまで国際学会で口頭発表を行った際に、聴衆の笑いを誘うことはありませんでしたが、このtalkで初めて会場の爆笑を誘うことができました。おかげで、私の発表内容は植生学とはほとんど関係がありませんでしたが、1時間の発表時間の間、お客が途絶えることはありませんでした。



大学院生の中野君も発表を行いました。

 夜はコンファレンス・ディナーに参加しました。立食パーティーで、司会もなく、自由気ままに楽しみました。昨日のエクスカーションで説明を行ってくれた植物のガイドの先生とも話をして、最近の温暖化でチェコも日本並みに暑くなっていることや、外来種のハリエンジュが問題になっていることなど話しました。また、ロシアの研究者とは、来年の7月にウラジオストクで水辺林の国際会議を開催する計画を話し合いました。

パーティーが盛り上がってくると、踊りの輪ができてきました。