2015年7月10日金曜日

樹木生態学特論 (7/6~7/8)

この数日、佐渡ステーションのブログを賑わせているドローン。今回は、ドローン講習が行われた樹木生態学特論実習の全体像をお送りいたします!

樹木生態学特論は、新潟大学大学院の実習ですが、同時に他大学の学生も参加する共同利用実習でもあります。新潟大学、静岡大学、特別講師の方など合わせて計8名で実習を行いました。ドンデン山(半自然草地)、演習林の様々な森林の観察、そして森林調査における新たなツール(ドローン)の可能性を検証しました。

ドンデン山より実習スタートです。
今年は、佐渡のブナの実は豊作です!
ドンデンを散策していると、放牧中の牛に遭遇!
8頭の牛が道を塞ぐ様に広がっています・・・ 
慎重に近づいて行くと、ちょっと威嚇されましたが、
なんとか牛の群れを回避し、先に進む事ができました。 
お食事中、失礼しました〜
ドンデン池では、未だにモリアオガルの卵隗がぶら下がっていました。
池には、孵化したオタマジャクシもたくさん。
ドンデン山散策の後は佐渡ステーションへ!今年は、ドンデンー入川線の開通が早く、ドンデン山頂から佐渡ステーションまで約1時間で着くことができました。

ステーションでは、今回、ドローンの利用を提案してくださった、外部講師の上野さん指導の元、明日の森林での使用に備え、ドローン操作の練習です!
今回使用したドローンは簡単な組み立て式です。
専用のスーツケースが着いています。
この時、弱い風が吹いていました。このドローンは風に弱いらしく、
ちゃんと上空まであがるがドキドキ・・・
しかし、そんな心配を物ともせず、ぐんぐん高度を上げて行きます。
そして、あっというまに、高さ100mまで!
非常に安定した走行をしていました。
上空から撮影した様子は、本ブログの
”ドローン in  佐渡”の記事に載っています。 
夜は、学生による研究紹介。
修士課程での研究テーマを各自発表しました。
こちらは、上野さんによるドローン講習。現在出ている
機種やその可能性について講義して頂きました。
そして次の日、いよいよ森林でのドローン飛行です。森林内なので、地面の傾きで機体が安定しにくい、プロペラに下層植生が巻き込まれる等、ありましたが・・・
無事に飛行できました!
そして、あっという間に林冠へ!
この高さになると、ドローンは豆粒大です。
この飛行の様子も本ブログにアップしているので、そちらをご覧下さい。
ドローン飛行の後は、いつもどおり(?)各森林、風衝地を観察し無事に実習を終える事ができました。今回の実習も実施に当たり、多くの方にご協力いただきありがとうございました。

<おまけ>
実習が無事に終わった後は、恒例のBBQ!
炭は上手に熾せるかな?
この日のステーションから眺める夕焼けは絶景でした!

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