2015年7月22日水曜日

チェコ国際植生学会その4

今日も猛暑です。チェコのホテルや大学にエアコンがない理由を考えてみました。CO2削減のために政策として行われていると推測しましたが、実はそうではありませんでした。ヨーロッパはこれまで夏は涼しく、エアコンの必要がなかったそうです。ところが、最近は温暖化のためか猛暑が続いているのだそうです。明日は、エクスカーションですが、38℃の予想です。学会会場は涼しいでしたが、ホテルでは昼間の温もりのために、サウナのような暑さです。夜の10時でも室温が下がりません。仕方がないので、シャワーを浴びて体温を下げました。

 上の2枚の写真は、ハシバミの仲間ですが、幹が1本立ちで、高木になります。下の二枚の写真もハシバミですが、株立ちになり、果実もすっきりとした形をしています。


昼休みにMasaryk Universityの植物園を見学しました。日本の植物もかなり植栽されていました。タラノキ、サルナシ、ハウチワカエデ、カラマツ、アオキ、アケビなど。

オオミスミソウも植栽されていました。これは、チェコ産です。

集合写真はなんと、ドローンで撮影しました。電灯の上に白いものがありますが、これがドローンです。

本日も暑さ対策のために、ビールをいただきました。有名なピルスナーです。

食事はソーセージにポテトにラヂィッシュのソースです。上の500mlのビールと下の料理で、日本円で850円という安さでした。

学会のポスター発表では温暖化と森林限界の上昇について、アメリカとドイツのポスターを見て、最後は3人で議論となり、斬新な仮説を立てることができました。植生学会では、最近は植生の多様性やビッグデータによる解析が主流となっていますが、個々の植物の振る舞いを明らかにすることが、植生の変化を明らかにする上で重要と思います。

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