2025年11月24日月曜日

三連休最終日は書道で看板作成!

演習林の山毛欅ヶ平山の入り口に設置する看板の文字の下書きを、M2のOさんが達筆でしてくれました!

その一部始終の動画はこちら!
ありがとうございます!!末永く皆さんの目に留まりますね!壁には学生の書道が沢山貼られていました。学生さんの個性が文字に表れていました。

2025年11月20日木曜日

大佐渡の初冠雪!

今週の寒波で大佐渡山地の今季初の雪化粧が見られました!おそらく一昨日には積もっていたのかと思いますが、今日は晴れたので、雪景色がきれいに見えますね!
今季の初冠雪!

新潟大学佐渡演習林がNIKKEN「新林」ウェブサイトで紹介されました

 この度、日建建設コンストラクション・マネジメント様のウェブページ「新林」にて、当演習林をご紹介いただきました。

「新しい森林文化を耕そう」というコンセプトのもと、様々な視点から森についての情報発信をされているウェブページ「新林」。その掲載記事のひとつである「森の声を聴きに行く―演習林を訪ねる旅」にて、当演習林に関する情報が簡潔かつ明快にまとめられています。

https://sin-rin.jp/forest-culture/fun/8554

これを機に、より多くの方々に演習林を知ってもらえるといいですね。
我々も、より一層広報活動に努めてまいります!

(K.S.)

2025年11月18日火曜日

2025年度 佐渡ゼミ(第2回) 「佐渡島におけるヤマトグサの分布と環境条件の関係」11月27日(木)12:00~12:40

 2025年度 佐渡ゼミ(第2回)のご案内です!

「佐渡島におけるヤマトグサの分布と環境条件の関係」
【開催日時】
2025年11月27日(木)12:00~12:40
【開催形式】
Zoom配信によるオンライン開催
【参加方法】
※下記の問い合わせからお申し込みください
【参加費】 無料
【発表者】
指村 奈穂子 先生
(山梨大学大学院 総合研究部 工学域 土木環境工学系 研究助教)
【発表概要】
 ヤマトグサは日本と中国に隔離分布するアカネ科の多年草で、日本では24府県に記録され、多くの地域で絶滅危惧種に指定されている。
本研究では、佐渡島におけるヤマトグサの生育環境と生活史特性を明らかにし、その隔離分布の要因を検討した。
 現地調査と気候・地形要因を用いたGIS解析の結果、夏季日照時間が短い谷部に生育が偏ることが示され、霧によって高湿度が保たれる環境が必要であると考えられた。気象観測および室内実験では、生育地で高頻度に霧が観測され、高湿度条件下で節から根を出しシュートを維持することを確認した。交配試験の結果、自殖はあるものの種子繁殖は少なく、個体群維持は主に栄養繁殖に依存していることが示唆された。また、日本全国を対象とした生態ニッチモデリングにより、夏季の日照時間が少なく、上昇霧が発生する海に近い孤立峰で分布確率が高いことが明らかになり、これがヤマトグサの隔離分布の主因であると考えられた。佐渡島はニホンジカの不在により湿潤な林床が保たれており、ヤマトグサの重要な生育地となっている。
【お問い合わせ】
新潟大学 佐渡自然共生科学センター(担当:蕪木)
Tel:0259-78-2613
Mail:sadoken2011アットマークgmail.com
牧野富太郎が新種記載した「ヤマトグサ」

佐渡で調査した時の牧野富太郎の書

2025年11月14日金曜日

おそらくハンドウイルカの回収

今年は鯨類情報が多いですが、おそらく10月に着岸したハンドウイルカが、別の場所に北上し、さらに北上して演習林の傍のアクセスしやすいところまでやってきました。
これは、「持って行ってくれ!」ということですよね?


漂流してだいぶカピカピになり、皮が固くなったイルカですが、以前のと大きさなど酷似していたので、同じ個体かと思います。精鋭部隊で約2時間ですべての作業を終了してきました。
まずは隊長の記念撮影から
2m弱のオスの個体です

てきぱき解体作業を進めます
奥に地元の見学者もおりました

作業を終えて海でいろいろ洗います

隊長と隊員たち
無事任務完了
奥でカモメが見届けました

来年は、3体ほど、掘り起こしましょうね!

2025年11月7日金曜日

2025年度 佐渡ゼミ「里山の森林から水田にかけての景観の推移帯が持つ生態学的機能」11月12日(水)19:00~20:00

2025年度 佐渡ゼミ(第1回)のご案内です!

「里山の森林から水田にかけての景観の推移帯が持つ生態学的機能」
【開催日時】
2025年11月12日(水)19:00~20:00
【開催形式】
現地およびZoomによるハイブリッド開催
【会場】
オンサイト会場:
〒952-2206 新潟県佐渡市小田94-2
新潟大学 佐渡自然共生科学センター 演習林 講義室
オンライン参加(Zoom):
※下記メールアドレスにご連絡ください
【参加費】 無料
【発表者】
古郡 憲洋 先生
(立正大学 地球環境科学部 環境システム学科 助教)
【発表概要】
 里山では、水田や森林がモザイク状の景観を形成し、互いに影響し合うことで複雑な生態系が維持されてきた。特に、森林から水田にかけて連なる景観(以下「推移帯」)には、緩やかな環境勾配が存在し、多様な生物群集が共存している。また、推移帯には複数の景観を複合利用する種が生息し、これらの移動などを介して異なる景観要素に跨る物質循環経路が維持されてきた。
 しかし近年、耕作放棄による推移帯の荒廃や、機械化農業に伴う推移帯の破壊によって、この空間が持つ生態学的機能は低下の一途を辿っている。
古郡先生は、推移帯の生態学的機能(ハビタット機能、物質循環機能、レジリエンス)を明らかにし、人間活動がこれらの機能に与える影響を定量的に評価する研究を進めている。
 本講演では、佐渡島の里山に造成された湿地ビオトープを対象に、水際構造の違いが水生昆虫群集に及ぼす影響を定量化した研究を紹介する。

 Tel: 0259-78-2613(担当:蕪木)
Mail: sadoken2011アットマークgmail.com

2025年11月5日水曜日

Island Biology2026学会 大島エクスカーション下見

 島嶼生物学の国際学会 Island Biology 2026が2026年11月2日~ 6日に熱海で開催されます。ちょうど1年前に中日エクスカーションとしている伊豆大島に下見に行きました!山頂コース、裏砂漠コース、沿岸コースに分けて予定しております。

まずは山頂コースから下見
三原山山頂が見えております

伊豆諸島といえばトゲナシサルトリイバラ

外来種キョンの骨

シモダマイマイ

ナンバンギゼルもよく見られますね

火口まで行って山頂コースは引き返します

続いて裏砂漠コース
植生遷移が観察しやすいです

先ほどまで行っていた山頂が見えます
ハチジョウススキがきれいですね

黒いスコリアが月の大地のよう…
で、砂漠という名前がついているんですね

つづいて翌日は沿岸コース
切通し

赤禿

野田浜

タマキビ、よく見ると2種いるんですね

今回は、ちょびっとだけ紹介。絶対満足間違いなし、の大島エクスカーションになりそうです!ご参加を予定されている方、こうご期待です!