2012年4月8日日曜日

中国調査2.

中国の植物

調査地には日本の暖温帯~中間温帯に見られる種が多く生育し、常緑樹と落葉樹が入り混じっていました。
初めて見る種類がたくさんありましたが、ここでは日本でも見かける仲間を中心に紹介します。

コウヨウザン(広葉杉) スギ科
とても多く見られ、大部分の森が本種との針広混交林でした。


アブラチャンの冬芽と蕾
かじってみると、日本のものと同じ香りがしました。


クロモジの冬芽
樹木学で楊枝を作っていた班を思い出します。


カシの仲間
アカガシに雰囲気似ています。


常緑Viburnum
日本のガマズミより大きく長い葉をしています。
肌触りもガマズミより、もしゃもしゃしていました。


トチノキの冬芽
日本のトチの冬芽より赤くなく、あまりベタベタしていませんでした。


シデの仲間の冬芽
イヌシデに似ています。


カバノキ科の落ち葉
渓流沿いに多く見られました。
カバノキ科の葉脈の平行具合と、さわやかさが大好きです。


ブナの殻斗
卒論の対象種だったこともあり、中国のブナを見つけたときはとても嬉しかったです。
本種は萌芽するようで、果柄も長いのでイヌブナ系でしょうか?
よく見ると、鋭い鋸歯をしています。
調査地周辺にはブナが3種類も生育するらしいです。


クスノキ科
シロダモに似ていますが、葉脈が丸っこくてかわいいです。
ちぎると日本のクスノキ科以上に柑橘系で香ばしい香りがしました。


キブシ
キブシは意外と少なく、この個体しか見ませんでした。


ハナイカダ
林床でアオキと一緒によく見かけました。
戸塚さんに聞いてみると、Helwingia chinensisのほかにH. omensisというのもいるそうで、
そちらのほうが葉の形が似ているとのことでした。
日本のハナイカダと同じように葉の裏に光沢があり、茎もそっくりでした。
新芽の上に小さな蕾がみえます。


今回、日本と共通する種類を探すのがとても楽しく、日本の植物の祖先や親戚に出会った気がしました。
初めて「日華区系」というものを目で見て実感することができ、とても勉強になりました。
落葉樹が開葉してくれるのを楽しみにしています。

(久野真純)

2 件のコメント:

  1. 久野君
    興味深い報告ありがとうございました。私も以前、湖北省にいってそこの植物が日本の植物に非常に似ていることに驚きました。また、投稿してください(ボス)。

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  2. ほんとすごいね!
    久野くんまたハナイカダの写真送って下さい!!\(^-^)♪
    (とつか)

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