2017年7月12日水曜日

山形大学Summer School in Sado (JSTさくらサイエンスプラン)

7/8-10の3日間、山形大学のサマーセミナーの後半戦を佐渡の演習林で行いました。このセミナーは、JSTさくらサイエンスプランでモンゴル、ベトナムから来た学生と、山形大学の留学生を合わせて総勢25名の実習でした。ほかにも、インドネシア、中国、ドイツ、日本からと多彩な顔ぶれでした。

初日は到着後、ビオトープで農業の現在や、持続可能な農業のあり方、放棄田のビオトープによる自然再生について学びました。
本間先生によるビオトープの説明
網を入れて、ビオトープの生き物を捕獲、観察します。
ドジョウやマツモムシなどたくさんの生物がいました。
もちろん、そのあとは帰します。
野外実習の後はロペス先生による第27回佐渡ゼミ。2011年の津波の後の海岸林についてアイソトープを用いた研究の話をしていただきました。
ロペス先生の講義「第27回佐渡ゼミ」。総勢31名参加
翌日は演習林の様々な景観を回りながら佐渡や日本の自然について体感します。
まずは、渓畔林の説明。
攪乱を伴う渓畔林は多様性の宝庫。
日陰をつくり、川から森、森から川への物質循環を繋ぎます
次にスギ人工林の説明。
日本の林業の過去、現在について語ります。
こちらは人工林のそばにあるヒノキアスナロ林。
スギ天然林のそばですが、中に入ると環境が異なることがわかります。
こちらは天然林です。
つづきまして、大倉越えで一休み。
内海府、外海府の境で、両方の眺望が楽しめます。

続いて王様の小径。圧巻の大王杉。
人工林のスギと天然林のスギの違いを観察します。
冬の雪圧の大きさを崎尾先生が自ら再現。
雪で地面に押し付けられていた枝も、
人の力では地面につけることが出来ません。
北西の季節風が吹き下ろす尾根でのトンネルのようなスギを潜ります。
 天然スギを観察した後は、景色抜群の風衝地。
天気が良く、いい眺めです。
おや?三角関係!?
最後に恒例のBBQを楽しみました。
モンゴルの学生による火付けも抜群で、
魚やサザエなどの佐渡ならではの食材を楽しみました!
今回、びっくりしたのは、海外の学生たちが自主性が高く、観察やお掃除など、言われなくても見聞き、動いてくれたことです。BBQの朝は、こっそり(←!)残っていたゴミ拾いなどをしてくれた学生さんもいました。ありがとうございました!
 3日間の短い間でしたが、佐渡を楽しめたでしょうか?また、日本で、佐渡で、海外でお会いしましょう!

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