2013年11月6日水曜日

第16回関東甲信越地区農学部附属演習林技術職員研修

 皆さま、こんにちは。佐渡は秋が深まり、朝晩の気温も下がってきました。
 私にとって、もうすぐ、初めての佐渡の冬を迎えます。どのくらい冷え込むのか、路面は凍結するのか等、ドキドキしながら冬支度をしています。
 まあ、それはさておき、先月、佐渡ステーションで演習林の技術職員の研修会が開かれました(ブログにアップするのをすっかり忘れていました。ごめんなさい)。

 この研修会は、関東甲信越地区にある大学の演習林の技術職員の技術向上を目的としたものです。今回の参加者数は、佐渡演習林(新潟大学)より4名、北海道研究林(京都大学)、芦生研究林(京都大学)、秩父演習林(東京大学)、アスプス圏フィールド科学教育研究センター(信州大学)より各1名で、計8名でした。

 研修テーマは、「佐渡島の自然環境 エコツアーと里山管理 」と題し、生物多様性の高い佐渡島の森林を利用したトレッキングによって森林生態系の成り立ちや森林と環境との相互作用などを学びこと。また、トキの自然復帰のための里山管理に関する実技研修を行いました。
開校式では、佐渡ステーションの概要や
佐渡島の自然についての講義が行われました。
初日の懇親会では、心づくしの手料理が並びます。
なんと、サザエはお刺身と味噌和えの2種類ありました!!
2日目は、実際に使用されている森林エコツアーの北松ヶ崎から演習林のルートを歩きました。
ルートの途中で、実際のエコツアーのエピソードや
佐渡の森林の特徴等を説明して行きます。
ルートの途中には、しっかりとした道標もあります。
歩いて歩いて・・・
演習林のスギ天然林に到着。
他大学からの参加者は、森林の下層植生の豊富さに驚いておられました。というのも、現在、日本各地の森林でシカによる下層植生の食害問題が深刻になっているからです。(佐渡にはシカは生息していません。)

3日目は、小佐渡のキセン城で「トキ野生復帰のための里山管理」の実習を行いました。


 かつては水田があった場所です。耕作放棄後、草本、木本植物が侵入し、
二次林化しつつあります。水田を再生し、トキのえさ場になるように
手入れをします。 
周囲の草や木を除伐していきます。
皆さま、日常の業務で鍛えている腕を振るいます。
特に、伐採は技の競演でした!
伐採した木は、佐渡ステーションのTさんが
パワーショベルを自在に操り、どんどん片付けていきます。
あっという間に林冠がひらけ、鬱蒼としていた
場所に太陽の光が差し込みます。 
さすがに、一日で水田再生までの全ての作業を完了するのは無理でした。
かつての水田の土を掘り起こす作業をちょこっとだけ・・・
この明るい色の土が水田の「鋤床層(すきどこそう)」
この層が水田の水を貯める役割をします。これ以上、
深く掘ってしまうと、水田に水が貯まりません。
垂直に見るとこんな感じ。下の方にちょこっと見える
黄土色あたりが鋤床層です。
 最後は、近所の料理屋で夕食会兼閉校式を行いました。

参加者に修了証を授与
各演習林の皆さまお疲れさまでした。様々なお話が聞けてとても楽しかったです。次は、佐渡に遊びにいらして下さい!






 

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